リップルCEO「中銀の手法は時代遅れ」仮想通貨での価値移転を提唱

この記事の要点

  • リップルCEO、中銀の金移送手法を「時代遅れ」と批判
  • 仮想通貨による迅速・低コストな価値移転の活用を提唱

リップルCEO、中銀の金移送手法を痛烈批判

Ripple(リップル)のブラッド・ガーリングハウスCEOは2026年9月5日、自身のXで、中央銀行による価値移転の手法はいまも1940年代と変わらないと批判し、仮想通貨は国境を越えた迅速かつ低コストな価値移転に適しているとの考えを示しました

同氏はその例として、オランダ中央銀行(DNB)が約110億ドル(約1兆7,160億円)相当の金を、数か月かけてニューヨークからロンドンへ移した事例を挙げています。

このうち約7割は現物を直接輸送せず、ニューヨークで売却してロンドンで買い戻す方法で処理されており、同氏は金そのものをほとんど動かさずに価値を移している点に疑問を呈しました。

さらに同氏は、2013年に始まったドイツ連邦銀行の金移送も引き合いに出し、その後10年以上で仮想通貨市場が大きく成長した点にも触れています。

オランダ中央銀行は、約110億ドル分の金をニューヨークからロンドンへ移すために、数カ月を費やした。しかも、その約70%は実際に金塊を運んだわけではない。ニューヨークで金を売り、その分をロンドンで買い直したという。(中略)

中央銀行を含め、世界中の多くの人々が、いまだに1940年代と変わらない方法で価値を移動させている(中略)

なんとも不思議な話だ。こう考えると、これはまさに仮想通貨が活躍できる分野だと思う。

価値をデジタル上で保管し、世界中のどこへでも、ほぼ瞬時に、安全かつ低コストで送る。これこそ仮想通貨が本来得意とすることだ。

それなのに、なぜ今もこれほど多くの人が、その可能性に反対し続けているのだろうか。

オランダ中銀の金移送、7割は現物輸送なし

約59トンは売却・買戻しで処理、輸送はわずか

ガーリングハウス氏が取り上げた金の移送について、DNBは2026年9月に公表したプレスリリースで、ニューヨークとオタワに保管していた金のうち約86トンをロンドンへ移したと明らかにしました。

このうち約59トンは現物を輸送せず、ニューヨークで売却したうえでロンドンで買い戻す方法が取られ、移送全体の約7割が売買によって処理されました。

DNBのスレイペン総裁は、地政学的な緊張が高まるなかで危機に素早く対応できるよう、金の流動性と換金性を高めることが目的だと説明しています。

ドイツ連銀、674トンの金移送に4年費やす

ガーリングハウス氏はDNBの事例に続けて、2013年にドイツ連邦銀行(ブンデスバンク)が当時約360億ドル(約5兆6,160億円)相当の674トンの金を国内へ戻した事例も挙げました。

この計画ではニューヨークとパリに保管していた金をドイツへ移す方針が示され、当初2020年としていた目標を約3年前倒しして2017年に完了しました。

同氏は、この13年ほどで仮想通貨の時価総額が15億ドル(約2,340億円)規模から2兆7,000億ドル(約421兆円)へ拡大したことにも触れています。

その一方で、AIや自動運転などの技術が急速に発展しても中央銀行による価値移転の方法は大きく変わっていないとして、既存の金融システムのあり方に疑問を呈しました。

ガーリングハウス氏「仮想通貨を使えば解決する」

ガーリングハウス氏は、世界各地に価値を瞬時かつ安全に移動でき、コストもほとんどかからないとして、こうした価値移転は仮想通貨の理想的な用途だと述べました。

同氏は、金の移送に数か月から数年を要する一方で、仮想通貨には実際の流動性を伴う金融インフラが形成されているとも指摘しています。

そのうえで同氏は、仮想通貨が価値移転に適した手段であるにもかかわらず、その活用に反対する声が依然としてあることに疑問を呈し、世界規模の価値移転に活用すべきだとの立場を示しています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=155.95 円)

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Source:ブラッド・ガーリングハウス氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像

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参照元:仮想通貨ニュース最新一覧【毎日更新】 - 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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