スワップポイント
スワップポイントとは、FX取引において為替差以外に利益を出す方法で、スワップポイント(金利差調整分)とは、二国間の金利差のことをいいます。
例えば、世界でも金利の少ない日本では0.5%、一方ニュージーランドの金利は高く8.25%の際の金利差は7.75%になります。この金利差を利用しニュージーランドドルを1万ドル年間維持すると7万7,500円の金利差額を得れることになります。金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を持つということです。
○外貨預金との違い
外貨預金にも利子が付きます。外貨預金とスワップポイントとの大きな違いは、外貨預金は満期を待たなければならないのに対して、スワップポイントはいつでも決済できることです。スワップポイントは日数を維持した日数分もらえます。そのポイントは毎日決まった時間を越すと発生をします。
○ロールオーバー
ポジションをもったまま翌日(日を越す)ことを言います。日を越すことごとにスワップポイントが加算されていきます。(スワップポイントが加算される時間は取引会社によって違います)
○スワップポイントのレバレッジ
通常の為替取引同様にスワップポイントにはもレバレッジをかけることができます。
例)1ドル100円で1万ドル(100万円相当)のポジションを持った場合
ニュージーランドドル金利8.25-日本円金利0.5=7.75
100万円×7.75=7.75万円になり、一日あたり約212円が入ることになります。
○スワップポイントのマイナス
スワップポイントは二国間の金利差による利益になります。二国間の情勢により金利が変わることもあります。プラスが一転してマイナスになることも。金利はこまめにチェックすることが重要です。
また、初心者が失敗する例として、スワップポイントの高い通貨にレバレッジを大きくかけておこなうことです。スワップポイントが大きい通貨は変動も激しく、為替差分の方がスワップポイントより大きく変動することが多々あります。数日であっという間にマージンコールとうことにもなりかねません。ご注意下さい。