ギャラクシーCEO「BTC年内8万ドルが上限」投機マネーの流出が重荷に

この記事の要点

  • Galaxy Digitalノボグラッツ氏がBTC年内6〜8万ドルと予想
  • 10万ドル到達にはCLARITY法案・利下げ・買い需要の3条件が必要

BTC年内8万ドル上限か、10万ドルには3条件

米仮想通貨投資企業Galaxy Digital(ギャラクシー・デジタル)のCEOであるマイク・ノボグラッツ氏は2026年7月17日、米ポッドキャスト番組で、ビットコイン(BTC)の年内価格見通しを語りました。

同氏は、年内の上値の目安を8万ドル(約1,300万円)とする一方、6万ドル(約970万円)が下値の支持線として維持されるとの見方を示しています。

さらに、8万ドルを突破した場合は10万ドル(約1,620万円)が次の目標価格になるとし、その実現には3つの条件がそろう必要があると述べました。

その条件として挙げたのは、米国の仮想通貨市場構造法案「CLARITY(クラリティ)法案」の成立、FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ転換、新たな買い需要の再燃の3点で「この3つがそろう可能性は低いだろう」と慎重な姿勢をみせています。

投機マネー流出で仮想通貨市場に逆風続く

「SOLより半導体株」若年層の資金シフト

ノボグラッツ氏は、仮想通貨(暗号資産)市場が勢いを欠いている背景について、これまで相場を押し上げてきた投機資金が別の資産へ流れ始めているとの見方を示しました。

資金の流入先の例として、スポーツベッティングや即日満期のオプション取引、韓国株への投資を挙げ、「以前はソラナ(SOL)を買っていた若者が、今では半導体メモリー企業の株式を買っている」と述べています。

こうした状況を踏まえ、同氏は2026年の仮想通貨市場を”いまひとつ”と表現し「ほかに興奮できるものがあり、人々はそれほど仮想通貨にワクワクしていない」と語りました。

番組では、ビットコインが年初来27%安、イーサリアム(ETH)が37%安、ソラナが38%安と主要銘柄の下落も話題となりました。

それでも同氏は「新たな熱狂がどこから来るのかは分からない」としながらも、仮想通貨市場が終わったようにみえる局面でも新たな材料が生まれてきたと振り返り、市場を過度に悲観すべきではないとの考えを示しています。

ストラテジー社の過剰レバレッジが重しに

市場低迷の一因として、ノボグラッツ氏は大量のビットコインを保有する米ストラテジー(旧マイクロストラテジー)のレバレッジ戦略にも言及しました。

マイケル・セイラー会長について「彼は自分が言うことをすべて信じている」と評し、詐欺師ではないと前置きしたうえで、保有するビットコインを担保に過度なレバレッジをかけているとの見方を示しています。

また、資金調達に用いる優先株式は、契約上、配当の支払い停止や再開をセイラー氏の判断で決められる仕組みになっていると説明し、こうしたレバレッジがビットコイン市場の重しとなっているため、その解消が今後の課題になると述べました。

クラリティ法案の成立と利下げが回復条件

一方で、ノボグラッツ氏は、ビットコイン相場が本格的に上昇へ転じる条件についても言及しました。

米国では、CLARITY(クラリティ)法案をめぐる上院本会議への提出に向けた調整が続いており、交渉の節目は8月6日へ移ったと報じられています。

同氏は同法案の可決確率について「6対4程度、高くても3分の2程度」との見方を示したほか、FRBによる年内の利下げも見込んでいないと述べました。

また、トランプ米大統領の仮想通貨事業による収益をめぐる倫理規定の議論が、法案審議の足かせになる可能性にも言及しています。

法案の行方や金融政策がなお不透明な状況にあることから、同氏は年内のビットコイン相場についても慎重な見方を維持しました。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=162.47 円)

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Source:ポッドキャスト「Prof G Markets」
サムネイル:AIによる生成画像

参照元:仮想通貨ニュース最新一覧【毎日更新】 - 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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