Coinbase Pro:ステーブルコイン「Tether(USDT)」取扱いへ|合計6ペアを追加


米国の大手暗号資産取引所「Coinbase(コインベース)」は2021年4月22日に、同社が提供している「Coinbase Pro」のサービスで米ドルに価値が連動する代表的なステーブルコイン「テザー(Tether/USDT)」の取扱いを開始することを発表しました。

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Coinbase Pro「Tether(USDT)」取扱いへ

Coinbase(コインベース)は2021年4月22日に、同社が提供している「Coinbase Pro」のサービスで米ドルに価値が連動する代表的なステーブルコイン「テザー(Tether/USDT)」の取扱いを開始することを発表しました。

Coinbase Proで取扱いが開始されるのは、イーサリアム(Ethereum/ETH)を基盤としたUSDTのみとなっており、USDTの入金受付は既に開始されています。

新たに追加されるUSDT関連の取引ペアは以下の6種類となっており、これらのUSDT取引サービスは流動性条件が満たされたことを確認した上で日本時間2021年4月27日10時00分以降に開始される予定だと報告されています(ニューヨーク州居住者は対象外)。

  • BTC/USDT
  • ETH/USDT
  • USDT/EUR
  • USDT/GBP
  • USDT/USD
  • USDT/USDC

「NY司法当局との和解」を受けた決定か

テザー(Tether/USDT)を発行している「Tether社」とその関連会社である「Bitfinex(ビットフィネックス)」は以前まで『Bitfinexは関連会社であるTether社の資金を密かに使用して8.5億ドルの損失をカバーしていた』『Tether社はUSDTの裏付けとなる米ドル準備金を偽っていた』などの内容でニューヨーク州司法長官事務所との裁判を行なっていましたが、今年2月にはこの裁判が和解に達したことが報告されていたため、今回のUSDT取扱い開始はこの裁判結果に関連していると考えられています。

なお、この裁判は『1,850万ドル(約19億5,000万円)の損害賠償金支払い、準備金に関する報告書の定期的な提出、Bitfinex社とTether社間の取引開示、ニューヨーク居住者へのサービス提供停止』などの条件のもとで和解に達したということが報告されています。

USDTは既に時価総額ランキングで4位にランクインする代表的なステーブルコインとなっていますが、先日NASDAQ(ナスダック)に上場した大手取引所「Coinbase」でUSDTの取扱いが開始されることによって、USDTの信頼性がさらに高まり、より広い範囲で利用されていくことになると予想されます。

>>「Coinbase」の公式発表はこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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