ハイパーリキッド、HIP4でアウトカム市場をメインネットで稼働開始。「出来事の結果」を取引する新市場に

ハイパーリキッドのHIP-4がローンチ

ハイパーリキッド(Hyperliquid)の提案「HIP-4」に基づくアウトカム市場「アウトカムマーケッツ(Outcome Markets)」が、5月2日にメインネットで限定機能の初期版として稼働開始した。

HIP-4は、ハイパーリキッド上で将来の出来事や条件の結果を取引可能にする仕組みとして、これまでリサーチやテスト段階で言及されてきた機能だ。今回、その実装とみられるアウトカムマーケッツが公開されたことで、同機能が実際に利用可能な形で提供されたことになる。

アウトカムマーケッツでは、特定の出来事や条件の結果に対して取引できる。すでに「5月3日午前10時にビットコイン(BTC)が78,213ドルを上回るか」といった市場が展開されている。ユーザーはこのイベントに対して「Yes」または「No」の形でポジションを取る仕組みとなっている。このような仕組みは一般的には「予測市場(Prediction Market)」に類似する。 一方で、ハイパーリキッド上でドル建て資産レイヤーの構築に取り組むデルフォラボ(Delpho Labs)の創業者メスキー(Mesky)氏は、自身のX投稿で、HIP-4について単なる予測市場機能ではなく、将来の状態やイベントリスクを取引可能にする新たな金融プリミティブとして位置付けている。

同氏は、ハイパーリキッドがすでにオーダーブックや担保、流動性、APIなどの取引基盤を備えている点を踏まえ、HIP-4は新たなアプリではなく、既存の取引環境に「結果」を取引対象とする新たな金融商品を追加するものだと説明している。 ・同氏によると、HIP-4で扱われるアウトカム契約は、あらかじめ定められた条件の達成有無によって価値が決まる。例えば、価格水準やイベント発生の有無などがその対象となる。

同氏の説明では、アウトカム契約の特徴として、固定された範囲で決済されること、ポジションが完全に担保されること、期限またはイベントに応じて決済されること、レバレッジや清算を必要としないことなどが挙げられている。

また、レバレッジを用いない点は、ハイパーリキッドの永久先物取引とは異なる特徴となる。同氏の解説のよると、アウトカム契約では、ユーザーが最大損失をあらかじめ支払う構造のため、清算を前提としたリスク管理が不要とされている。

一方で同氏は、アウトカム市場におけるリスクとして、結果判定の品質、規制上の不確実性、インサイダー情報、市場の乱立、流動性の不足なども指摘している。

また、予測市場データを提供するプレディクテファイ(Predictefy)は、今回のHIP-4によるアウトカム市場について、ローンチ以降のBTC関連市場の取引量が、カルシ(Kalshi)やポリマーケット(Polymarket)などの同種市場を上回っているとXで指摘している。

同投稿によると、ビットコイン関連の1日あたり取引量は、ハイパーリキッドが約615万ドル(約9.6億万円)となっており、カルシ(Kalshi)の約98万5,000ドル(約1.5億円)、ポリマーケット(Polymarket)の約10万9,000ドル(約1,714万円)などを大きく上回っているという。

こうした動きについて同投稿では、ポリマーケットの取引が短期的なBTC市場に集中している一方で、ハイパーリキッドのアウトカム市場はより高い取引量を記録しているとも説明している。

なお、ハイパーリキッドに関する動きとして、同プロジェクトのサポートページに記載されていた「ポイントプログラムは2024年に終了した」との文言が削除されたとの指摘もX上で確認されている。この指摘は、HIP-4のローンチと同タイミングでなされたものだという。

こうした変更について公式な説明は現時点で確認されていないが、一部のコミュニティでは、ポイントプログラムやトークン配布に関する動きとの関連性を指摘する声も出ている。

参考:記事
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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