
この記事の要点
- ブラックロックCIOがBTC長期上昇見通しを維持
- BITA上場でビットコイン関連ETFの提供範囲を拡大
ブラックロックCIO、BTC強気姿勢崩さず
米資産運用大手ブラックロックでグローバル債券CIOを務めるリック・リーダー氏は2026年6月15日、ブルームバーグの番組「ETF IQ」に出演し、ビットコイン(BTC)が最終的にさらに上昇するとの見方を示しました。
同氏は社内でも早い段階からビットコインに着目してきた人物として知られ、ブラックロックもデジタル資産事業を拡大するなか、デジタル資産関連の運用資産残高(AUM)は1,300億ドル(約20兆円)超に達しています。
同社は現物型ETF「IBIT」に加え、ビットコイン関連の収益型ETF「BITA」の提供も開始しており、関連商品のラインアップ拡大を進めています。
ただしリーダー氏は、ビットコインの上昇余地を認めながらも自身の保有比率は抑えており、テクノロジー株などにより有望な投資機会があるとの考えも示しました。
IBIT好調で純利益「17%増」
強気見通しの裏で進むBTC商品ラインアップ拡大
50%下落でも「最終的に上昇」と強調
番組では、ビットコインが最高値からおよそ50%下落したことを踏まえ、いまが買い場といえるかどうかが問われました。
これに対しリーダー氏は、ビットコインは最終的にさらに上昇するとの見方を示し、足元の下落はテクニカルな要因による調整と説明しました。
同氏は短期的な価格変動と長期的な方向性を切り分けて捉えており、調整局面が続くなかでも強気姿勢を維持しています。
金利とテック株を踏まえた資産配分
ただし同氏は、ビットコインの上昇余地を認めながらも、資産配分は比較的抑える考えを明らかにしました。
その理由として、テクノロジー株や成長分野により魅力的な投資機会があると説明しており、相対的にそちらを重視する姿勢を示しています。
また信用市場や新興国(EM)債については限定的な評価にとどめており、投資対象としての優先度は高くないとしています。
さらに金融政策についても言及し、自身が政策当局者であれば利上げは実施しないとしたうえで、金利の一段の上昇は不要との見解を示しました。
収益型BTC ETF「BITA」をナスダックに上場
こうした発言が行われた翌16日、ブラックロックは新たな収益型ETF「iシェアーズ・ビットコイン・プレミアム・インカムETF(BITA)」をナスダックに上場したと発表しました。
同社のデジタル資産責任者ロバート・ミッチニック氏は「ビットコインの値上がり益と定期的な収益の両立を求める投資家ニーズに応える商品として設計した」と説明しました。
BITAは現物ビットコインと同社のビットコインETF「IBIT」を組み合わせて運用され、ビットコイン価格への連動と定期的な分配の両立を図ります。
具体的には、純資産(NAV)のおよそ25〜35%に相当する規模でIBIT株にコールオプションを売却し、そのオプション料を毎月の分配原資として活用します。
また、BITAのスポンサー手数料は年0.65%で、組み入れ対象となるIBITは世界最大規模のビットコインETPとなっています。
ブラックロックはBITAの投入により、現物型ETFから収益型ETFまでビットコイン関連商品の提供範囲を広げており、ETF戦略の多様化を進めています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=160.40 円)
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Source:Bloomberg「ETF IQ」
サムネイル:AIによる生成画像






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