コインチェックが法人向けビットコインステーキングサービス提供を検討開始、バビロン採用で
コインチェックが法人向けビットコインステーキングサービス提供を検討開始
暗号資産(仮想通貨)取引サービス「Coincheck」運営のコインチェックが、Babylon Labs(バビロンラボ)およびNext Finance Tech(ネクストファイナンステック:NFT)との間で、Babylon Labs提供のビットコインステーキングに関して戦略的協業・事業提携の検討を開始したことを5月9日に発表した。
3社は事業法人および機関投資家向けビットコインステーキングサービスの提供に向けた検討を進めるとしている。
具体的には、NFT社今年2月から提供を開始した「法人向けビットコイン運用管理サービス」と、コインチェック提供の法人向けサービス「Coincheck Prime」が連携し、法人顧客向けにBabylon Labsのビットコインステーキングプロトコルを提供する方法についての検討とのことだ。
Babylon Labsは、ビットコインをプルーフ・オブ・ステーク(PoS)ブロックチェーンにステーキング資産として活用するための仕組みを提供するビットコインステーキングプロトコル「Babylon」の開発会社。「Babylon」のフェーズ2となる「Babylon Genesis(バビロンジェネシス)」のメインネットが4月に正式ローンチしている。
「Babylon Genesis」は、初の「Bitcoin Secured Network(ビットコインセキュアドネットワーク:BSN)」として開始された。同ネットワークは、ビットコイン(BTC)および「Babylon」のネイティブトークンとなるBABYのステーキングによって、セキュリティを支援する仕組みとなっている。
またNFT社は今年4月9日、コインチェックの親会社であるオランダのCoincheck Group N.V.(コインチェックグループ:CCG)との間で買収契約が完了している。
NFT社は4月17日、韓国のブロックチェーン技術企業であるディーエスアールブイ(dsrv labs:DSRV)とブロックチェーンインフラサービスに関する業務提携に向けた基本合意書(MOU)を締結。この契約に基づき両社は、アジアを中心にブロックチェーン技術の発展と普及に寄与し、より安全かつ効率的なインフラサービスの提供を共同で進めるとしている。
参考:コインチェック
画像:PIXTA
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参照元:ニュース – あたらしい経済