韓国銀行連合会「大量のアルトコイン取扱う仮想通貨取引所のリスク」について警告


韓国銀行連合会(KFB)が同協会に加盟する銀行メンバーに対して、銀行の顧客となる暗号資産取引所のリスクを測ることなどを目的として『取引所が取り扱うアルトコインの数などを監査するように』とアドバイスしたことが「Korea Herald」の報道で明らかになりました。KFB関係者は『取り扱う仮想通貨の数が多すぎるとリスクが高まる』と警告したと報じられています。

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「大量のアルトコイン取扱いはリスク」と警告

韓国銀行連合会(KFB)が同協会に加盟する銀行メンバーに対して、銀行の顧客となる暗号資産取引所のリスクを測ることなどを目的として『取引所が取り扱うアルトコインの数などを監査するように』とアドバイスしたことが「Korea Herald」の報道で明らかになりました。

「Korea Herald」の報道によると、韓国銀行連合会の関係者は取引所の能力を判断する際に推奨する基準の1つとして「取り扱うデジタル資産の安全性」を挙げているとのことで『取引所が取り扱う仮想通貨の数が多すぎるとリスクが高まる』とコメントしたと報告されています。

私たちが推奨する基準の1つは「デジタル資産の安全性」であり、取引所のデジタル資産の数で測定できます。取引所が扱うデジタル資産が多すぎるとリスクが高まります。

韓国銀行連合会は「現地の暗号資産取引所におけるアルトコインの取引量が各取引所全体の取引量の95%にまで急増したこと」を考慮してこの基準を推奨しているとのことで、米国の大手暗号資産取引所「Coinbase(コインベース)」の24時間のBTC取引量が全体の14.8%だったのに対して、韓国最大の暗号資産取引所「Upbit(アップビット)」の24時間のBTC取引量は全体の4.26%程度だったと報告されています。

なお、今回の報道では「Upbit、Bithumb、Coinone」という韓国の3つの大手暗号通貨取引所では150種類以上の仮想通貨が取り扱われているとも報告されています。

韓国では最近、仮想通貨関連規制である「特定金融取引情報法」が改正されたため、現地の暗号資産取引所には2021年9月までに「韓国金融委員会(FSC)への登録」を行うことが求められていますが、先月末の報道では『登録申請を受け付けているにもかかわらず、暗号資産交換業者の登録申請はまだ行われていない』ということも報じられており、FSCのウン・ソンス委員長が『韓国国内にある200全ての暗号資産取引所が2021年9月に閉鎖される可能性がある』と警告したとも報告されています。

>>「Korea Herald」の報道はこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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