BTC8万ドル突破は本物?6万ドル台からの急騰をETF・取引高・金利で検証

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※本記事は、2026年8月27日時点で確認できた米財務省、Reuters、CoinDesk、The Block、国内暗号資産交換業者などの公開情報をもとに作成しています。

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ビットコイン(BTC)は8月中旬の6万ドル台から急反発し、8月25日には8万ドルを突破しました。

CoinDesk Researchによると、BTCは8月18日の約6万4,000ドルから上昇し、8月25日には一時8万1,265ドルまで上昇しました。

約1週間で25%近い上昇です。

しかし、8万ドルを突破したという価格だけを見て、「完全に強気相場へ戻った」と判断するのは早いでしょう。

 

今回の上昇では、価格以外にも複数の変化が確認されています。

米国の現物BTC ETFには8月26日まで8営業日連続で資金が純流入しました。

中央集権型暗号資産取引所(CEX)の1日あたり取引高も、7日移動平均で年間最低水準から5日間で約2倍に回復しています。

さらに主要現物取引所では、BTCが約6万4,000ドルから8万ドルへ上昇する間も、価格付近に並ぶ注文の厚みが極端に失われていませんでした。

 

一方、マクロ環境が全面的な追い風になっているわけでもありません。

米財務省による長期国債の買い戻し規模拡大が発表された後にはBTCや金が上昇しましたが、その後に発表された米国のインフレ指標は市場予想をやや上回りました。

年内のFRBによる追加利上げ観測も残っています。

BTCも8万ドルを超えた後に一段高となっているわけではなく、8月27日のReuters報道では約7万8,641ドルで推移していました。

今回の8万ドル突破が「本物」かを見るなら、8万ドルという価格そのものより、上昇を支えた資金や取引の中身を確認することが重要です。

この記事では、BTCが6万ドル台から8万ドルへ急騰した背景を、ETF、取引高、市場流動性、金利の4つの視点から検証します。

 

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BTCは6万ドル台から8万ドルへ。1週間で何が起きた?

まず、今回の値動きを整理してみましょう。

CoinDeskによると、8月18日にBTCは約6万4,100ドル付近で推移していました。

その後、相場は急速に上昇します。

8月20日には7万1,000ドルを突破し、8月21日には一時7万9,500ドルまで上昇しました。

そして8月25日には8万ドルを突破し、一時8万1,265ドルまで上昇しています。

 

時期 BTCの動き 主な注目材料
8月18日前後 約6万4,000ドル その後の急反発の起点に
8月20日 7万1,000ドル突破 米財務省の国債買い戻し拡大、ショート清算など
8月21日 一時7万9,500ドル ETF資金流入などが継続
8月25日 8万ドル突破 一時8万1,265ドル
8月27日 約7万8,600ドル 急騰後の高値圏で推移

 

CoinDesk Researchによると、この上昇局面ではBTCが約1週間で25%近く上昇し、3年以上で最も強い週間パフォーマンスとなりました。

ただし、8万ドルを超えた後はそのまま9万ドルへ向かっているわけではありません。

8月25日には8万1,265ドルまで上昇したものの、その後は8万ドルを割り込みました。

8月27日のReuters報道では、BTCは約7万8,641ドルで推移しています。

今週は「6万ドル台から8万ドルへ急反発した週」であると同時に、「8万ドルを超えた後も買いが続くのかが試され始めた週」でもあります。

なぜBTCは急騰した?1つの材料だけでは説明できない

BTCの上昇には複数の要因が重なっています。

大きな転機の一つとして市場で注目されたのが、米財務省による長期国債の買い戻し規模拡大です。

米財務省は8月19日、10~20年、20~30年ゾーンの名目国債を対象とする流動性支援目的の買い戻しについて、1回あたりの最大規模を20億ドルから少なくとも40億ドルへ拡大すると発表しました。

新しい規模は9月9日から適用される予定です。

 

発表後にはドルや長期金利が動き、BTCや金も上昇しました。

Reutersによると、BTCは8月20日に3%超上昇し、7万ドルを突破しています。

市場では、米国債市場やドルの価値を巡る懸念から、供給量に上限があるBTCや金を選ぶ動きも意識されました。

 

ただし、ここは慎重に見る必要があります。

米財務省の措置は政策金利の引き下げではなく、長期国債市場の流動性を支えることを目的とした買い戻し規模の拡大です。

また、長期金利もそのまま低下し続けたわけではありません。

8月26日のReutersによると、米10年国債利回りは4.647%、30年債利回りは5.1682%でした。

そのため、「金利が下がったからBTCが8万ドルまで上昇した」と一つの要因だけで説明するのは適切ではありません。

初期の上昇を加速させた約27億ドルのショート清算

今回の急反発では、デリバティブ市場も大きく動きました。

CoinDeskによると、BTCが7万ドル前後へ急上昇した局面では、暗号資産市場全体で24時間に約30億ドルのポジションが清算されました。

このうちショート側の清算は約27.4億ドルで、清算額全体の約9割を占めています。

ショートとは、価格下落を予想するポジションです。

価格が想定とは逆に上昇すると、損失拡大を防ぐための決済や強制清算が発生し、買い戻しがさらに価格を押し上げることがあります。

これが「ショートスクイーズ」です。

 

つまり6万ドル台から7万ドル台へ抜けた初期の上昇には、ショートポジションの強制的な買い戻しが価格上昇を加速させた面があります。

ただし、ショート清算だけで8万ドルまでの上昇をすべて説明することはできません。

強制清算されたショートは、一度解消されれば同じ形の買い需要を繰り返し生み続けるものではないためです。

そこで重要になるのが、その後のETFや現物市場の動きです。

現物BTC ETFは8営業日連続で純流入

今回の上昇を検証するうえで重要なのが、米国の現物BTC ETFへの資金フローです。

SoSoValueのデータを引用した複数の報道によると、米国の現物BTC ETFは8月26日まで8営業日連続の純流入となりました。

8月25日には約3億1,437万ドル、8月26日には約2億3,200万ドルが純流入しています。

8月25日時点では、8月の月間純流入額が約30億3,000万ドルに達していました。

 

前週の動きを見ると、The Blockによれば8月17日~21日の1週間だけで現物BTC ETFには約19億ドルが純流入しています。

同期間の現物ETH ETFへの約6億9,720万ドルと合わせると、BTC・ETHの現物ETFには約26億ドルが純流入しました。

これは2025年10月以来、最も大きな週間流入でした。

 

ETFへの純流入が重要なのは、ショートの強制買い戻しとは別の経路でもBTCへの投資需要が確認できるためです。

ただし、「ETFへ30億ドル流入した=同額のBTCがその日に現物市場で新規購入された」と単純に読み替えることはできません。

ETFには設定・交換などの仕組みがあり、ETFフローと現物市場でのBTC売買を完全な1対1で考えるのは適切ではないためです。

それでも、連続したETFへの純流入は、米国の証券市場を通じたBTC投資需要を見る重要な指標の一つになります。

CEX取引高は5日間で約2倍。取引活動も回復

ETF以外でも売買活動が増えています。

The Blockによると、中央集権型暗号資産取引所の1日あたり取引高は、7日移動平均で年間最低水準からわずか5日間で約2倍となり、約370億ドルまで回復しました。

 

取引高の急回復は、BTC価格だけではなく、暗号資産市場で実際に成立する売買そのものが増えていることを示します。

ただし、「個人投資家が完全に戻ってきた」とまでは判断できません。

CEXの総取引高だけでは、個人投資家、機関投資家、マーケットメーカーなどの売買を切り分けられないためです。

また、現在の約370億ドルという水準も過去12カ月と比較すれば高くありません。

The Blockによると、過去12カ月のピークは約1,050億ドルでした。

現在はその3分の1程度です。

 

8月24日時点の8月月間取引高も約4,900億ドルで、7月全体の約6,700億ドルをまだ下回っていました。

現時点で重要なのは「過去の活況を完全に取り戻した」ということではなく、年間最低水準から売買活動が明確に反転したことです。

価格だけが飛んだ?「市場深度」も確認

今回の8万ドル突破を考えるうえで、ETFや取引高とは別に注目したい数字があります。

それが「市場深度(Market Depth)」です。

市場深度は、現在価格の近くにどれだけ売買注文が並んでいるかを見る指標です。

簡単にいえば、「注文板の厚み」を表します。

 

注文板が薄い場合、比較的小さな注文でも価格が大きく動きやすくなります。

そのような環境で価格が急騰した場合、「幅広い需要が強まったのか」「薄い市場で少数の大口注文が価格を押し上げただけなのか」を分けて考える必要があります。

 

CoinDesk Researchによると、主要現物取引所の平均0.5%市場深度は、BTCが約6万4,000ドルだった8月18日時点で約960万ドルでした。

0.5%市場深度とは、現在価格の上下0.5%以内に並んでいる買い注文と売り注文の合計規模です。

BTCが8万ドルへ到達した8月25日でも約870万ドルでした。

 

時点 BTC価格 平均0.5%市場深度
8月18日 約6万4,000ドル 約960万ドル
8月25日 約8万ドル 約870万ドル

 

8月25日の方がやや低下していますが、CoinDesk Researchは通常のスナップショット変動の範囲内であり、意味のある流動性低下は確認されなかったとしています。

1%、2%市場深度でもおおむね同様の傾向でした。

つまりBTCが約6万4,000ドルから8万ドルへ上昇する間、少なくとも主要現物取引所では注文板が極端に薄くなったことで価格だけが飛んだという状況は確認されませんでした。

CoinDesk Researchは、この動きを一定規模の需要を市場が吸収しながら上昇した状態と整合的だと分析しています。

これは今回の8万ドル突破を評価するうえで重要な材料です。

「取引高」と「市場深度」は何が違う?

取引高と市場深度は似ていますが、見ているものが違います。

取引高は「実際にどれだけ売買が成立したか」を見る指標です。

一方、市場深度は「現在価格付近に、これから約定できる注文がどれだけ並んでいるか」を見る指標です。

 

取引高が増えていても、注文板が極端に薄ければ価格が不安定になる場合があります。

反対に注文板が厚くても、実際の売買が少なければ取引活動が活発とはいえません。

今回のBTCでは、「ETFへ資金が流入している」「CEXの取引高が回復している」「市場深度も極端には悪化していない」という異なる数字が同時に確認されています。

価格だけを見るより、6万ドル台から8万ドルまでの上昇の中身を判断しやすくなります。

それでも「8万ドル突破=強気相場確定」ではない

ここまでの数字を見ると、今回の上昇には比較的強い材料がそろっています。

しかし「だから今後もBTCは上がり続ける」という結論にはなりません。

注意したいのが、急騰後の価格位置です。

 

BTCは8月25日に一時8万1,265ドルまで上昇しましたが、この付近には50週単純移動平均線が位置していました。

CoinDeskによると、当時の50週移動平均線は約8万1,100ドルでした。

BTCはこの水準を一時上回ったものの、その後8万ドルを割り込みました。

CoinDeskが引用したGalaxy Researchによると、完了した過去の弱気相場では13回中11回、BTCが50週移動平均線を回復した時点ですでに弱気相場の安値をつけていました。

ただし、今回も同じパターンになる保証はありません。

 

また、BTCの7日間の価格変化率(ROC)は一時約25%まで上昇しました。

CoinDeskは、過去5年間でこの水準に達したケースでは、その後に上昇ペースが鈍ったり、一時的な保ち合いへ移行した例がみられたと指摘しています。

8万ドル付近で上値が重くなったことだけで上昇終了とは判断できませんが、約1週間で25%近く上昇した直後であることは無視できません。

金利も全面的な追い風ではない

もう一つの不確定要因が米国の金融環境です。

米財務省による長期国債買い戻し規模の拡大が発表された後には長期金利が低下する場面もありましたが、その後も利回りは高い水準にあります。

さらに、7月の米PCE価格指数は前年同月比3.7%上昇しました。

Reutersがまとめた市場予想の3.6%をわずかに上回っています。

この結果を受けても、FRBによる年内の追加利上げ観測は残っています。

 

一般に市場金利が高い状態では、国債などから得られる利回りが高くなるため、利息を生まないBTCなどの資産にとって相対的な逆風になる可能性があります。

一方、今回の相場では米財政やドルの価値に対する懸念から、供給量に上限があるBTCや金が意識された面もあります。

今回のBTCは、単純な「金利低下=BTC上昇」という一本の構図だけでは説明しにくい相場です。

金融政策、長期金利、ドル、米国債市場への信認といった複数の要素を見る必要があります。

【独自視点】「本物の8万ドル」とは何を意味する?

今回の「8万ドル突破は本物か?」という問いは、「BTCが今後も必ず上がるか」という意味ではありません。

この記事で検証しているのは「今回の上昇が価格だけの一時的な動きだったのか」それとも、「複数の市場で資金や取引を伴った上昇だったのか」

という点です。

 

今回確認できた数字を整理すると、次のようになります。

指標 今回確認された動き 読み取れること
BTC価格 約6.4万ドル→8万ドル超 約1週間で25%近く急反発
現物BTC ETF 8月26日まで8営業日連続純流入 ETF経由の投資需要が継続
CEX取引高 5日間で約2倍 取引活動が年間最低水準から回復
0.5%市場深度 約960万ドル→約870万ドル 急騰中も流動性が極端に悪化せず
米長期金利 依然高水準 マクロ環境は全面的な追い風ではない

 

価格上昇の初期には大規模なショート清算が発生しました。

しかし、その後もETFへの純流入が続き、CEXの取引活動も回復しています。

さらに主要現物取引所の市場深度も極端には低下していません。

少なくとも今回の8万ドル突破は、「薄い市場で少数の大口注文だけが価格を押し上げた」という説明だけでは十分ではありません。

ETFを通じた投資需要や取引活動の回復など、複数の市場指標を伴った上昇だったと考える材料があります。

 

ただし「上昇の中身に一定の裏付けがある」ことと「8万ドルからさらに価格が上昇する」ことは別です。

相場の材料が改善していることと、現在のBTC価格が割安であることも同じ意味ではありません。

ここを分けて考えることが、急騰後のBTCを見るうえで重要です。

では「仮想通貨の冬」は終わったのか?

BTCが8万ドルを突破し、取引高も回復すると「仮想通貨の冬は終わったのでは?」という見方も出てきます。

しかし、「冬明け」には公的な定義や明確な価格基準がありません。

BTC価格だけを見ると、2025年10月につけた約12万6,000ドルの過去最高値からは依然として距離があります。

CEX取引高についても、5日間で約2倍になったとはいえ、7日移動平均の約370億ドルは過去12カ月のピーク約1,050億ドルの3分の1程度です。

 

一方、ETFへの連続した資金流入、取引高の反転、ETHやXRPなど他の暗号資産への上昇波及といった変化も起きています。

現時点では「仮想通貨の冬が完全に終わった」と断定するより、「冬明けを判断する材料が増えてきた」と見る方が適切でしょう。

今後、この回復が数週間から数カ月続くのかが重要になります。

来週のBTCで確認したい3つのポイント

今後BTCが上昇するか下落するかを正確に予測することはできません。

一方、今回の上昇が持続しているかを確認する材料はあります。

8万ドルと50週移動平均線を維持できるか

まず価格です。

BTCは8万1,000ドル台まで上昇した後、8万ドルを割り込みました。

8万ドル前後や50週移動平均線付近を再び上回って維持できるのか、それとも7万ドル台で調整が続くのかが注目されます。

ETFへの純流入が続くか

今回の上昇では、8月26日まで8営業日連続のETF純流入が確認されています。

8万ドル付近までBTC価格が上昇した後も、ETFを通じた資金流入が続くのかが重要です。

反対に大幅な純流出へ転じれば、これまで確認されていた需要の一つが弱まった可能性があります。

取引高とデリバティブが過熱していないか

CEX取引高の回復は市場活性化を示す材料ですが、デリバティブ市場でレバレッジが急速に積み上がれば別のリスクが生じます。

現物取引高だけでなく、先物の未決済建玉や清算額なども合わせて確認する必要があります。

「BTCが上がっているか」だけではなく、「どの市場のどのような取引によって価格が動いているか」を確認することが重要です。

BTCを購入するなら急騰だけを理由に判断しない

今回のBTC上昇を見て、購入を検討する人もいるでしょう。

国内の暗号資産交換業者では、BTCを日本円で購入できます。

ただし、BTCは約1週間で25%近く動いた直後です。

短期間で大きく上昇した後には、利益確定やポジション整理などによって大きく反落する可能性もあります。

直近の上昇だけで判断せず、価格変動リスクや利用する取引所の売買方法、手数料、スプレッドなどを確認しておきましょう。

 

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日本国内でも複数の暗号資産交換業者がBTCを取り扱っています。

取引所によって販売所・取引所の対応状況、最低注文金額、売買手数料やスプレッドなどが異なるため、購入前に比較しておきましょう。

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SBI VCトレードではBTCの現物取引を取り扱っており、販売所と取引所の両方を利用できます。

 

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CoincheckでもBTCを取り扱っています。

販売所に加えてBTC/JPYの取引所取引にも対応しているため、売買方法やコストの違いを確認したうえで利用しましょう。

 

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bitbank

bitbankでもBTC/JPYの現物取引に対応しています。

板取引を利用する場合は、注文方法や手数料だけでなく、相場急変時の注文板や流動性も確認しておきましょう。

 

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bitFlyerでは、販売所、かんたん取引所、bitFlyer LightningでBTCの現物取引に対応しています。

利用する売買方法によって注文方法やコストが異なるため、事前に確認しておきましょう。

 

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BTCを購入する場合も、取引所によって売買方法、最低注文金額、取扱サービスなどが異なります。

BTC以外のETHやXRPなども含めて、自分の利用方法に合った取引所を比較してみましょう。

 

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まとめ:8万ドル突破より重要なのは「上昇の中身」

BTCは8月中旬の約6万4,000ドルから急反発し、8月25日には一時8万1,265ドルまで上昇しました。

約1週間で25%近い上昇です。

しかし、今回の相場で注目したいのは8万ドルという価格そのものではありません。

上昇初期には約27億ドル規模のショート清算が発生しました。

その後も米国の現物BTC ETFでは8営業日連続の純流入が確認されています。

CEXの取引高も年間最低水準から5日間で約2倍へ回復しました。

さらに、BTCが約6万4,000ドルから8万ドルまで上昇する間も、主要現物取引所の市場深度は極端には悪化していませんでした。

 

今回の8万ドル突破は、ショート清算だけではなく、ETFを通じた投資需要や現物市場での取引活動も伴っていたと考える材料が複数あります。

少なくとも、「薄い市場で少数の大口注文だけが価格を押し上げた」とする説明だけでは今回の上昇を十分に説明できません。

一方、すべてが強気材料というわけでもありません。

米国ではインフレが依然として高く、年内の追加利上げ観測も残っています。

BTCも8万1,000ドル台まで上昇した後は7万8,000ドル台へ戻り、50週移動平均線付近では上値の重さも確認されました。

 

今回の8万ドル突破が持続的な相場転換だったかどうかは、一度8万ドルを超えたことではなく、ETFへの資金流入、取引高、市場流動性などが今後も維持されるかによって少しずつ見えてきます。

来週以降はBTC価格だけではなく、ETFフロー、現物取引高、先物の未決済建玉、米金利などを合わせて確認すると、相場の中身をより理解しやすくなるでしょう。

 

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出典・参考

 

※本記事は、BTCその他の暗号資産の購入・売却を推奨するものではありません。

※暗号資産は価格変動が大きく、短期間で価格が急騰・急落する場合があります。

※ETFへの資金流入、取引高、市場深度などの増加・維持は、将来のBTC価格上昇を保証するものではありません。

※金利や為替、金融政策とBTC価格の関係は一定ではなく、同じ経済指標でも市場環境によって異なる反応となる場合があります。

※記事内の価格、ETF資金フロー、取引高、市場深度などは特定時点のデータであり、その後変化している可能性があります。

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