ジェミナイ、暗号資産予測市場をエイペックスの証券会社顧客に提供へ

GeminiがApexとLOI締結

ジェミナイ(Gemini)と、証券会社向けに取引・清算インフラを提供するエイペックス・フィンテック・ソリューションズ(Apex Fintech Solutions:以下、エイペックス)が、ジェミナイの暗号資産(仮想通貨)イベント契約を、エイペックスの顧客である証券会社に提供する構想について、法的拘束力のない意向表明書(LOI)を締結した。米暗号資産取引所ジェミナイが8月24日に発表した。両社は今後数週間で提携の詳細を詰めるとしている。

なお、ジェミナイは2025年12月に予測市場をローンチ済みであり、今回のLOIはエイペックスの証券会社ネットワークを通じた提供拡大に関するものだ。

両社の構想では、ジェミナイ子会社のジェミナイ・タイタン(Gemini Titan)が、エイペックスのFCMを通じて同社顧客の証券会社に提供される暗号資産イベント契約の、独占的な規制取引会場となる予定だ。同契約は、エイペックスの先物取引業者(FCM)を通じて証券会社顧客に提供され、ジェミナイタイタンは米CFTC(商品先物取引委員会)の規制下で独占的に取引を担う。

独占の対象は暗号資産イベント契約に限られるという。スポーツ、経済、金融市場などの追加カテゴリーについては、エイペックスがジェミナイと非独占的に協業できる余地が残されているとのこと。

なお、対象となる契約は、エイペックス傘下でFCMとして登録されているエイペックス・クリアリング・コーポレーション(Apex Clearing Corporation)を通じて、エイペックスの顧客である証券会社に提供される。

両社の最終契約が成立した場合、エイペックスのFCMを通じて暗号資産イベント契約を提供する証券会社は、ジェミナイのインフラを利用して取引執行と清算を行う予定だという。

具体的には、取引はCFTC指定の契約市場(DCM)であるジェミナイ・タイタンで執行され、清算はCFTC登録のデリバティブ清算機関(DCO)であるジェミナイ・オリンパス(Gemini Olympus)が担う。

なおジェミナイ・タイタンを巡っては、ニューヨーク州司法長官が4月21日、同社の予測市場は州法上の違法かつ無許可のギャンブル事業に当たり、ニューヨーク州ゲーミング委員会のライセンスを取得していないとして提訴した。ニューヨーク州司法長官の発表によると、対象にはスポーツ、娯楽、選挙などのイベント契約が含まれる。

これに対し、米政府とCFTCは4月24日、連邦規制下の取引所で取引される先物、オプション、スワップについてはCFTCが排他的な管轄権を持ち、CFTC規制下のDCMに上場するイベント契約スワップへの州ギャンブル法の適用は連邦法により排除されると主張し、ニューヨーク州などを提訴した。なおこれは現時点で、CFTC側の法的主張であり、確定した司法判断ではない。

ちなみにCFTCは4月29日、ジェミナイ・オリンパスをDCOとして登録した。DCO登録では、完全担保型の先物、先物オプション、スワップの清算が認められている。またCFTCは2025年12月10日、ジェミナイ・タイタンをDCMとして指定した。

参考:ジェミナイ
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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