“ARTISTS OF SPORTS” をモットーに、アスリート特化型NFTマーケットプレイスを提供する「META ALL-STARS」を立ち上げた経緯から今後の展望まで
2022年3月より、アスリート特化型NFTマーケットプレイスの提供を開始し、現在はスポーツ領域で活躍するアスリートたちの NFT 商品企画・プロデュース・販売を中心にサービス展開を行う株式会社META ALL-STARS 代表取締役社長 大村春洋氏にインタビューを実施。
META ALL-STARSについて、会社立ち上げの経緯から、プロジェクトに対する思い、今後の展望などを熱く語っていただきました。
▼NFTの説明についてはこちらをご覧ください。
META ALL-STARSを創った想い、なぜ創ったのか
Q META ALL-STARSがどのような会社なのかについて教えてください。
大村氏：META ALL-STARS は、“ARTISTS OF SPORTS” をモットーに、心が躍る新たなスポーツ・エンタテインメントを提供するNFTマーケットプレイスです。2022年3月22日にサービスがローンチされ、現在はスポーツ領域で活躍する ALL- STAR たちの NFT 商品の企画・プロデュース・販売を中心にサービスを展開しています。
NFT事業をされている他の会社と我々との違いといたしまして、META ALL-STARS は、完全独立系総合広告代理店 株式会社CIRCUS（サーカス）の事業会社であるという点です。
株式会社CIRCUS（サーカス）は、創業19年目になる完全独立系総合広告代理店で、クリスティアーノ・ロナウド選手、ネイマール選手、大谷翔平選手に代表される、著名アスリートとの仕事を一つの強みとしています。
Q META ALL-STARSを立ち上げた背景、想いなどにについて教えてください
大村氏：2020年から新型コロナウイルスの感染が拡大していくと共に、企業の広告予算も削られていき、感染拡大防止という観点から対面での活動が制限されていくというタイミングで、株式会社CIRCUSとしての新しい道を模索しており、我々はNFTやメタバースに注目していました。
また、スポーツも同様にコロナウイルスにより全てが中止や延期になっていく中で、アスリートのために何かできないかという事を考え始め、自分たちができることを通して、世の中にアスリートの価値を伝えていきたいという想いから、株式会社META ALL-STARSを立ち上げました。
これまでは、リアルイベントや広告でアスリートの価値を伝えていましたが、今後はNFTを活用することにより、リアルだけでなくデジタルの新しいエンタテイメントとして、お客様に楽しんでもらえるのではないかと考えています。
これまでの取り組み
【新庄剛志✕META ALL-STARS】
2022年3月22日、META ALL-STARSサービスロンチ記者会見に、最初のALL-STARとしてBIGBOSS就任直後の新庄剛志監督が出演。
さらに世界的フォトグラファーのレスリー・キー氏もゲストに招き、記者会見のステージ上で公開ライブ撮影をし、その場でセレクトした写真をそのままNFTにするという世界初の企画を実施しました。
1番目に選んだ写真は1枚1000万円、2番目と3番目に選んだ写真はそれぞれ100万円からのオークション販売となり、ありがたいことにこれらはすべて落札されました。
収益の一部は「BIGBOSS基金」として未来のアスリートの育成に活用されます。
【浅田真央✕META ALL-STARS】
現役引退後の2018年から3年間に渡って日本全国を回ってきた「浅田真央サンクスツアー」の写真NFTシリーズです。
浅田さんご本人の思いを踏まえ、応援してくださった沢山の方々への感謝の想いを、NFTという新たな表現方法を通じて、全国に、世界に届けていくというコンセプトで企画しました
また、このNFTを購入したファンの想いの結晶とも言える収益の一部は、日本におけるフィギュアスケートのさらなる発展に向けた活動にも活用していく予定です。
【Paris Saint-Germain JAPAN TOUR 2022✕META ALL-STARS】
1000万円や100万円のNFTチケットを販売し、日本のみならず世界で話題になったParis Saint-Germain。
選手と間近で触れ合える様々なアクティビティへの参加権という超VIPな”体験”をNFTというカタチで販売しました。その他ツアーを記念するGraphic NFTなど様々な商品を展開しましたが、実はこのNFTマーケットプレイスの運営をしていたのも、META ALL-STARSでした。
そして、ジャパンツアー全体をプロデュースしたのが、META ALL-STARSを運営する広告代理店CIRCUSです。母体である広告代理店とNFT事業会社の連携がうまく機能した事例だったと感じます。
【キャプテン翼✕META ALL-STARS】
Paris Saint-Germain JAPAN TOUR 2022のアクティビティの一つ、選手たちの来日を歓迎するウェルカムレセプションのゲストとして、作家の高橋陽一先生をお招きし、PSG選手全員が見守る中ステージ上でライブドローイングパフォーマンスを披露していただきました。
中でも、特にキャプテン翼のファンとしても有名なメッシ選手とネイマール選手は、キャラクターが生み出される筆の動きに釘付けになっていたのが印象的でした。
そのイラストも原画付きのNFTとして100万円からのオークション形式で販売し、落札されました。
【伊東純也✕META ALL-STARS】
ジェネラティブNFTである、サポーターIDステッカー“#1409junya ID Sticker”を販売しました。ホルダー限定のオンラインイベントやコミュニティを確立し、伊東選手とつながりたいファンの気持ちに応えることを目指した企画です。
またプロジェクトの収益の一部は、国境なき子どもたち（KnK）（https://knk.or.jp/）とともに、世界中の恵まれない子どもたちのために活用される予定です。
今後META ALL-STARSは、本取り組みをアップデートした形のプロジェクトに挑戦していきます。
サービスローンチの苦労について
Q サービスを開始する上で苦労した事を教えてください。
大村氏：他のサービスとの差別化や、どのような企画がアスリートのファンに刺さるのか、ということを考え、決断するのにかなり苦労しました。
また、NFTやメタバースは、トレンドが素早く変化していく中で、その時流に乗りながら新しいものを出していくのは非常に難しいとも感じました。
後は、広告代理店に似た大変さになってしまいますが、コンテンツを出すうえで旬なタイミングというものがあります。
例えば、伊東純也選手のNFTは、FIFAワールドカップカタール2022に絡めたタイミングにリリース時期を持っていくなど、コンテンツをリリースする旬なタイミングを大事にしています。
そのような中で、META ALL-STARSでは、NFT 商品の企画・プロデュース・販売・自社開発を行っているため、企画が同時期に被る場合などは、非常にタイトなスケジュールとの戦いになり、とても苦労しました。
心境の変化
Q 事業を継続していく中での心境の変化などを教えてください。
大村氏：我々がサービスを開始した段階では、写真をそのままNFTにするというものが市場で多く出回っていました。
そのような中で、META ALL-STARSでは、その場で撮って、その場でNFTにする、という企画などに挑戦しましたが、市場が飽和していくのを感じていました。
また、多くの人に知ってもらうだけでなく、ニッチに深くどのようにサービス提供できるかを前提としてやっていかないと、色々なサービスや商品がある中で、ファンの人に振り向いてもらえないという事も感じていました。
このタイミングで、どのような企画を打てばアスリートの価値を世の中に届けられるのか、ファンの方々に新しいエンタテイメントとして楽しんでもらえるのか、について改めてMETA ALL-STARS社内で大きな議論になりました。
その結果、一つ形になったものがID Stickerを中心とした伊東純也選手のファンクラブ型NFTです。
これまでの経験を経て、アスリートやコンテンツのファンに対してフォーカスしてやらないと存続していけないと感じ、会社として大きく舵を切り、現在の事業に至っています。
今後の展望
Q 今後の展望について教えてください。
大村氏：NFTだけでなく、関連の部分（メタバース）を取り入れていきたいと考えています。
また、今後も引き続きいろいろな分野のアスリートを包括的に増やしていき、「アスリート達の価値を新しいエンタテイメントとして届け続ける」ということを最新の情報とかけ合わせながらやっていきたいと思います。
最後に
Q 読者の方にメッセージをお願いします。
大村氏：「企画は自由だ」をテーマに日々仕事に取り組んでいます。
このテーマにあやかって、私達が取り組んでいる事業に興味関心を持って下さる方、日々META ALL-STARSをご愛顧いただいている方々と何か新しい可能性を作っていきたいと考えておりますので、お気軽にお声がけ下さい！
〈関連URL〉
▼META ALL-STARS公式サイト
https://www.facebook.com/MetaAllStars
https://www.instagram.com/meta_allstars/
▼Youtube
https://www.youtube.com/@metaall-stars8677
参照元：NFT Media
- NFT Media 編集部
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