203_神田

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今夜から明朝の注目材料は?6/13

 東京市場のドル/円は、109円台後半で下げ渋ったものの110円台では上値が重く、小幅なレンジの中で決め手なくもみ合う展開でした。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。
 
6/13(火)
16:10   バイトマン独連銀総裁、講演
17:30☆ 英5月消費者物価指数
17:30   英5月小売物価指数
17:30   英5月生産者物価指数
18:00☆ 独6月ZEW景気期待指数
18:00   ユーロ圏6月ZEW景気期待指数
21:30☆ 米5月生産者物価指数
26:00   米30年債入札(120億ドル)
 
6/14(水)
07:45  NZ1-3月期経常収支 
11:00☆中国5月鉱工業生産  
11:00  中国5月小売売上高 
 
※☆は特に注目の材料
 
米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利発表を明日に控えて、今夜も様子見ムードが続きそうです。米国のインフレ指標のひとつである5月生産者物価指数が発表されますが、予想に反して前回から伸びが加速するなどのサプライズがなければドル/円の反応は限られそうです。
 
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12/6(金)のドル円相場と本日の注目材料

 おはようございます。6日(金)のドル円は、日足陰線が3本並んだ不吉な(下落サイン)「三羽烏」を吹き飛ばす大陽線を描画。その原動力となったのはいうまでもなく米雇用統計でした。
 
12/6ドル円4本値 OPEN:101.738 HIGH:102.959  LOW:101.626 CLOSE:102.850
 
各市場の概況と主な出来事は以下の通りです。
 
 
○東京市場
株価の堅調推移とともに102円手前まで上昇するも、買い一巡後は株価もドル円も伸び悩む。ところが、午後日入り、年金改革有識者会議伊藤座長の発言を受けて、公的年金による株式・外債への投資拡大期待が高まり再び株高・円安へ。102.20円前後まで上値を切り上げて欧州勢にバトンタッチ。
 
 
13:30 公的年金の改革を議論する有識者会議の伊藤隆敏座長
・年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は国内債52%への削減に今すぐ着手を
・GPIFは国内債を基本ポートフォリオ下限に向けて削減を
・GPIFの国内債比率について、私案では35-40%が目指すべき姿
 
日経平均 15299.86
[△122.37]
 
○欧州市場
欧州株や日経平均先物が小幅高で推移するも、円売り(ドル高)気運は高まらず。米雇用統計発表待ちの商状が色濃い。102円台前半でもみ合う展開ながらもポジション調整的な売りが入り102.00円台まで小緩む場面も見られた。
 
欧州株
FT100 6551.99
[△53.66]
DAX9172.41
[△87.46]
 
 
○NY市場
米雇用統計が驚愕の強さとなり、102.898円まで急騰。あまりの強さに早期の緩和縮小への不安からか102.40円台へ押し戻される場面も見られたが、ミシガン大大消費者信頼感指数の好結果もあって株高・債権安(金利上昇)が確認されると再び高値圏へ。ただ、株高・リスクオンの流の中でも債券(国債)売りの動きが一服し、長期金利が上げ幅を縮めたためやや伸び悩んで高値は102.959円まで。それでも高値圏をキープしたままこの週の取引を終える。
 
22:30 (米) 11月失業率 7.3% 7.2% 7.0% 
     非農業部門雇用者数 +20.3万人 (予想 +18.5万人  前回+20.4万人→+20.0万人) 
 
22:30 (米) 10月PCEデフレーター [前年比] +0.7% (予想+0.7% 前回+0.9%)  
   (米) 10月PCEコア・デフレーター [前年比] +1.1% (予想+1.1% 前回+1.2%)
  
 
23:55 (米) 12月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値  82.5  (予想 76.0 前回75.1)
 
26:10 エバンズ米シカゴ連銀総裁
・11月米雇用統計の内容を歓迎
・テーパリング開始時期について予断を持たず
・労働市場の改善が持続可能との確信が必要
・インフレの動向に神経質になっている。目標を下回っている
・12月のテーパリングにオープン
 
27:45 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁
・米雇用統計は良いサイン
・量的緩和の終了は早い方が良い
・資産買い入れの総額や終了時期を設定することを支持する
・米成長はトレンドを若干上回るだろう
 
米国株
DOW16020.20
[△198.69]
NASDAQ4062.52
[△29.36]
 
米国債利回り
2Y-N 0.305%
10Y-N 2.856%
30Y-B 3.888%
 
商品
GOLD1229.00
[▼2.90] 
OIL97.65
[△0.27] 
 
 
本日の注目材料は・・・
 
10:30    11月中国消費者物価指数
10:30    11月中国生産者物価指数
15:45    11月スイス失業率
16:00    10月独貿易収支
17:15    10月スイス小売売上高
17:15    メルシュECB専務理事、講演
20:00    10月独鉱工業生産
22:15    11月カナダ住宅着工件数
26:15    カーニーBOE総裁、講演
26:30    ラッカー米リッチモンド連銀総裁、講演
29:05    ブラード米セントルイス連銀総裁、講演
30:15    フィッシャー米ダラス連銀総裁、講演
-----     ユーロ圏財務相会合
 
 
・・・というラインナップになっています。
 
強い雇用統計に早期テーパリング観測が高まったにも関わらずNYダウは大幅高となっており、市場は「米経済はテーパリングに耐えうるほど好調」との見方を強めたものと考えられます。今週は、米国での重要指標の発表は非常に少ない週であり、NYダウが再び史上最高値の更新に向けて上昇するのか注目されます。また、雇用統計を終えた次のテーマは「テーパリング開始時期」に向かう事が確実です。FRB要人の発言に注目しておきたいところです(本日は特に「中立派」のブラート・セントルイス連銀総裁のコメントに注目)。
 
本日も一日よろしくお願いいたします。
 
 
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米11月雇用統計先行指標はほぼ完璧


WS002365.JPG


 本日発表される米11月雇用統計の先行指標が出揃いました。
ISM非製造業(米国は非製造業の規模が圧倒的に大きい)の雇用指数が悪化している点は気になりますが、それ以外は、すべて改善というほぼ完璧な内容です。

10月雇用統計が、政府機関の閉鎖の「悪影響」があってあの強さだったとすると、今回11月分は驚愕の強さに・・・という期待が持てるほどの先行指標の強さです。

結果次第では、12月FOMC(17.・18日)でのテーパリング(量的緩和縮小)開始を織り込みに動く可能性があるため、大いに注目を集める今回の雇用統計ですが、恒例のライブセミナー「米雇用統計 全員集合!」は22:00開始です。

セミナー詳細:

http://www.gaitame.com/seminar/1312/06_on_live.html

 

米雇用統計特番(動画):

http://www.gaitame.com/gaitame/tokuban/index.html

 

USTREAM 配信は21:30- ※モバイル向け

http://www.ustream.tv/channel/gaitame20131206

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ドル円主要テクニカルポイント一覧(12/6)

WS002361.JPG


昨日のドル円は、3日連続陰線を描画。酒田五法で言う「三羽烏」であり、高値圏で出現すると下落サインになると考えられています。もっとも、本日は米雇用統計が発表されるため、発表前に下攻めというのは考えにくいのかもしれません。雇用統計が弱かった場合の反応に注意といったところでしょう。
 
(上図ドル/円・日足は12/6 10:10時点)
 
○上値ポイント
110.660 2008高値
103.733 5/22高値(2013年初来高値)
103.521 ボリンジャーバンド+2シグマ
103.377 12/3高値
103.080 HBOP(ピボット・ブレイクポイント)
102.768 R3(ピボット・レジスタンス3)
102.456 R2(ピボット・レジスタンス2)
102.359 R1(ピボット・レジスタンス1)
102.285 5日移動平均
 
 
○下値ポイント
101.623 12/5安値
101.542 S1(ピボット・サポート1)
101.446 S2(ピボット・サポート2)
101.134 S3(ピボット・サポート3)
101.097 20日移動平均
100.822 LBOP(ピボット・ブレイクポイント)
99.164  60日移動平均
98.673  ボリンジャーバンド-2シグマ
98.533 200日移動平均
97.611  11/7安値
96.557 10/8安値
95.807 8/8安値
93.787 6/13安値
92.564 4/2安値
 

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昨日(12/5)のドル円相場と本日の注目材料

 おはようございます。

12/5ドル円4本値 OPEN:102.363 HIGH:102.440 LOW:101.623 CLOSE:101.789
 
各市場の概況と主な出来事は以下の通りです。
 
○東京市場
朝方こそ102.40円台まで小高く推移したが、日経平均が下げ幅を拡大したため上値が重い。一旦は102.10円台で下げ止まるかに見えたが、日本株の取引終了後に見切売り的な動きが強まり101.850円まで軟化。もっとも、前日安値101.816円が意識されてこれ以上の深押しには至らず。
 
09:30 (豪) 10月貿易収支 -5.29億AUD (予想-2.84億AUD 前回-3.50億AUD→-2.71億AUD)   
 
日経平均 15177.49
[▼230.45]
 
○欧州市場
101円台の底堅さを確認した事で102.10円台まで買戻しが入る。BOE・ECBの政策発表を前にポンドやユーロに対してドル高に振れた事も支援材料となった。しかし、買い一巡後は再び一時102円を割り込むなど上値の重さは払拭できず。下値の底堅さと上値の重さをいずれも確認したためか、102.00-10円台で身動きができなくなってNY勢の参入待ちへ。
 
20:15 英財務省
・2013年の英成長見通しを従来の0.6%から1.4%に上方修正
・2014年も従来の1.8%から2.4%に上方修正
 
20:45 オズボーン英財務相
・海外投資家に不動産売却時のキャピタルゲイン税を課す
 
21:00 英中銀(BOE)政策金利据え置き(0.50%)、資産買取プログラムの規模(3750億ポンド)維持
 
21:45 欧州中銀(ECB)政策金利据え置き(0.25%)
 
欧州株
FT100 6498.33
[▼11.64]
DAX9084.95
[▼55.68]
 
○NY市場
新規失業保険申請件数とGDP改定値の好結果に102.305円まで上昇するが、同時進行で伝わったドラギECB総裁の会見を受けて(予想ほどハト派的でない)ユーロ高・ドル安に振れた影響を受けて101.920円まで下落するなど売買交錯。その後一旦、102円台は回復したものの、ECBの追加緩和期待後退とFRBのテーパリング観測が欧米株価を圧迫すると円買いに傾く。ここまで下値を支えた101.80円前後を下抜けるとストップロスを巻き込んで101.623円の安値を示現。NY午後は、長期金利の上昇基調が続く一方で株価の上値が重く101円台後半で底這う展開。
 
22:20 ロックハート米アトランタ連銀総裁
・量的緩和の縮小について時間的枠組みを設定することを要求
 
22:30 米新規失業保険申請件数 29.8万件 (予想32.0万件 前回31.6→32.1万件)
22:30 (米) 第3四半期GDP・改訂値 [前期比年率] +3.6% (予想 +3.1%  前回+2.8%)
 
22:30-23:30 ドラギECB総裁
・ユーロ圏は長期にわたり低インフレに直面も
・必要な限り政策は緩和的に留まる。
・政策金利は長期にわたり現行水準かそれ以下に
・ユーロ圏成長へのリスクは引き続き下方向
・今後数ヶ月間のインフレ率、現在の水準付近にとどまる見通し
・先月の利下げ以降、プラスの展開が見受けられる
・理事会はガイダンスの枠内で、行動の準備は出来ており可能
・マイナス預金金利の準備は技術的にできている
・長期にわたる低インフレの下振れリスクを十分認識
・きょうは利下げの提案はなかった
 
ECBスタッフ予測
・2013年GDP-0.4%(前回0.4%)
・2014年GDP+1.1%(前回1.0%)
・2013年インフレ率1.4%(前回1.5%)
・2014年インフレ率1.1%(前回1.3%)
 
米国株
DOW15821.51
[▼68.26]
NASDAQ4033.16
[▼4.84]
 
米国債利回り
2Y-N 0.301%
[△0.012] 
10Y-N 2.868%
[△0.038] 
30Y-B 3.913%
[△0.019] 
 
商品
GOLD1231.90
[▼15.30] 
OIL97.38
[△0.18] 
 
 
本日の注目材料は・・・
 
16:45    10月仏貿易収支
16:45    10月仏財政収支
17:15    11月スイス消費者物価指数
18:00    ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
20:00    10月独製造業新規受注
22:20    アスムッセンECB理事講演
22:30    11月カナダ雇用統計
22:30    7-9月期カナダ労働生産性指数
22:30    11月米雇用統計
22:30    10月米個人消費支出
              PCEコアデフレータ
23:55    12月米ミシガン大消費者態度指数・速報値
24:15    プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
29:00    10月米消費者信用残高
29:00    エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
 
・・・というラインナップになっています。
 
本日の最大の見どころは米11月雇用統計です。
米雇用改善への期待が高まるにつけて、早期テーパリング観測が再浮上しており、こうした中で金融市場は、債券安(金利上昇)・株安・ドル安という反応を見せています。ドル円は金利上昇に反応(ドル高)すべきか株安に反応(円高)すべきか迷いが断ち切れない状態で、年初来高値の更新を目前にしながら、101円台へ押し戻されるという半歩後退の格好となっています。
 
テーパリング観測で金利が上昇するのがおかしいのか、株が下落するのが間違いなのか、あるいはドルの下落が勘違いなのか、現時点で判断を下すのは困難ですが、どれかが過剰反応しているような気がします。
 
金融危機後の超緩和政策に馴れきった市場が正常化に向かう中での生みの苦しみに直面していると考える事もできそうで、本日の雇用統計発表後の債券・株式・為替の各市場の動きに注目しておきたいところです。
 
本日も一日よろしくお願いいたします。
 
 
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ドル円主要テクニカルポイント一覧(12/5)

 WS002359.JPG

昨日のドル円は、2日続きで上下にヒゲを生やした陰線を描画。下値はそれなりに堅いが戻りは鈍いといった商状であり、どちらかといえば下攻めに脆そうな形に見えます。5日線をすんなり回復できないようだと、目先調整ムードが広がりかねません。昨日安値を割り込むと危険信号になりそうな気がします。
 
(上図ドル/円・日足は12/5 10:10時点)
 
 
○上値ポイント
110.660 2008高値
103.739 HBOP(ピボット・ブレイクポイント)
103.733 5/22高値(2013年初来高値)
103.592 ボリンジャーバンド+2シグマ
103.377 12/3高値
103.350 R3(ピボット・レジスタンス3)
102.960 R2(ピボット・レジスタンス2)
102.840 R1(ピボット・レジスタンス1)
102.517 5日移動平均
 
 
○下値ポイント
101.821 S1(ピボット・サポート1)
101.816 12/4安値
101.701 S2(ピボット・サポート2)
101.312 S3(ピボット・サポート3)
100.986 20日移動平均
100.922 LBOP(ピボット・ブレイクポイント)
99.132  60日移動平均
98.494 200日移動平均
98.380  ボリンジャーバンド-2シグマ
97.611  11/7安値
96.557 10/8安値
95.807 8/8安値
93.787 6/13安値
92.564 4/2安値