西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

ユーロ/米ドルの1.08ドル台は、絶好の買い チャンスだった。豪ドル/米ドルは0.75ドル 付近を上抜ければ、0.80ドルを目指す展開へ ブログ

ユーロ/米ドルの1.08ドル台は、絶好の買い チャンスだった。豪ドル/米ドルは0.75ドル 付近を上抜ければ、0.80ドルを目指す展開へ

金融市場はウクライナ情勢により乱高下。ヘッジファンドは、ユーロ/米ドルを買うチャンスを狙っていた みなさん、こんにちは
 金融市場は引き続き、ウクライナに関するヘッドラインで乱高下する展開が続いています。
 2月24日(木)のロシアによるウクライナ侵攻により、為替市場ではユーロ/米ドル、ユーロクロス(ユーロと米ドル以外の通貨との通貨ペア)が急落。
 ただ、筆者の知り合いのいくつかのヘッジファンドのユーロに対する見方は違っていました。
 ウクライナの地政学的リスクにも関わらず、彼らのスタンスはずっとユ...
豪ドルを筆頭に、上昇基調へと回帰した 資源国通貨に注目! 米国の大幅な利上げ 予想は後退、インフレでも低金利は継続? ブログ

豪ドルを筆頭に、上昇基調へと回帰した 資源国通貨に注目! 米国の大幅な利上げ 予想は後退、インフレでも低金利は継続?

米ドル/円10円暴落で退場に…。「湾岸戦争」から得た大相場を生き残る術とは? みなさん、こんにちは。
 「セル・ザ・ルーマー、バイ・ザ・ファクト(ウワサで売って事実で買う)」という相場の格言があります。この有名な格言は、具体的には次のような意味になります。
 例えば、あるイベントに対し、マーケットが悪材料とする場合には、先んじて株式を売っておき、そのイベントが事実として明確になった場合は、売却していた株式を即座に買い戻すべしというものです。
 長きに渡ってトレードに携わってきた筆者のようなトレーダー...
豪ドル/円、ユーロ/豪ドルでの豪ドル売りが 拡大すると予想。ウクライナ関連が沈静化 しても、米国株の下げ基調は変わらない ブログ

豪ドル/円、ユーロ/豪ドルでの豪ドル売りが 拡大すると予想。ウクライナ関連が沈静化 しても、米国株の下げ基調は変わらない

ウクライナ関連が沈静化しても、米国株の下げ基調は不変。ナスダック総合指数と日経平均は戻り売りスタンス みなさん、こんにちは。
 ウクライナに関する懸念は燻り続けています。
 今週(2月21日~)はウクライナの政府機関や銀行のウェブサイトが「DDoS(分散型サービス妨害)攻撃」を受けたとの報道も。そして本日(2月24日)、ウクライナ政府は全土に非常事態宣言を発令しました。
(※2月24日、ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ東部ドンバス地方での軍事作戦決行を発表。その後、ロシア軍によるウクライナへの攻...
豪ドル/円や米ドル/円を中心に、戻り売りを 継続。米国のインフレは沈静化せず、リスク オフの「株安・米ドル高・円高」は続く! ブログ

豪ドル/円や米ドル/円を中心に、戻り売りを 継続。米国のインフレは沈静化せず、リスク オフの「株安・米ドル高・円高」は続く!

ウクライナ問題を整理。プーチン大統領の目的はウクライナ侵攻ではなく、NATO加盟阻止 今週(2月14日~)に入っても、ウクライナ情勢は混沌としています。
 2月16日(水)、ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ国境付近に集結させている部隊について、一部撤退させました。
 そして、米国およびその同盟国との間の緊張状態について、外交による解決を望んでいるとコメント。このコメントに呼応して、マーケットはいったんリスクオフの巻き戻しに入っています。
 リスクアセットの豪ドルは、対円で83円台を回復しました。...
ユーロ/米ドルは、1.1500ドルを超えると 上昇が加速しそう。ECBは、輸入インフレを 悪化させるユーロ安を望まない? ブログ

ユーロ/米ドルは、1.1500ドルを超えると 上昇が加速しそう。ECBは、輸入インフレを 悪化させるユーロ安を望まない?

1月はニュージーランドドルが最弱通貨。ニュージーランド/円の売りが最良パフォーマンスに みなさん、こんにちは
 前回のコラムのとおり、1月の為替市場の主役は、ニュージーランドドル/円でした。以下は、米ドルに対する主要通貨の1月騰落率です。
【参考記事】●ニュージーランドドル/円は、2月も下値余地が拡大! 米国株の下落は、2000年のドットコムバブルの時代と非常に似ている!?(2月3日、西原宏一)
 米国の利上げ期待を背景に、米金利は軒並み上昇。呼応して、米国株が急落する中、リスクオフの展開で対米ドル...
ニュージーランドドル/円は、2月も下値 余地が拡大! 米国株の下落は、2000年の ドットコムバブルの時代と非常に似ている!? ブログ

ニュージーランドドル/円は、2月も下値 余地が拡大! 米国株の下落は、2000年の ドットコムバブルの時代と非常に似ている!?

2022年1月のハイライトはグロース株の急落。米国株が急落する中、選好するならオセアニア通貨(対円) みなさん、こんにちは。
 2022年に入り1月はあっという間に終了。1月のハイライトは、いよいよFRB(米連邦準備制度理事会)が利上げに向かうという流れの中、グロース株が急落したこと。
 1月の米国株パフォーマンスは、S&P500指数は5.3%のマイナス。そして、グロース株がメインのナスダック総合指数は8.9%の急落。金利上昇に敏感なナスダック総合指数は、200日移動平均線(1万4734ポイ...
NZドル/円の下値余地が、大幅に拡大中! ナスダックの調整幅がさらに広がれば、 NZドル/円は60円に向けて続落の可能性も ブログ

NZドル/円の下値余地が、大幅に拡大中! ナスダックの調整幅がさらに広がれば、 NZドル/円は60円に向けて続落の可能性も

FOMCの結果はやや「肩透かし」。もっとインフレに対して強く対処するという内容を期待したが… みなさん、こんにちは 。
 今月(1月)最大のイベントであるFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催され、日本時間本日(1月27日)未明に結果が公表されました。
 FOMCでは「インフレ率が2%を大きく上回り、労働市場に力強さが見られる状況で、FF金利(※)の誘導目標レンジ引き上げが近く、そして適切になると見込んでいる」と表明。
(※編集部注:「FF金利」とは、フェデラルファンド金利のことで、FFレートとも呼...
米ドル/円は、下値余地がさらに拡大中! 利上げに出遅れた米国では、3月のFOMCで 50bp(0.5%)の利上げが必要との見方も ブログ

米ドル/円は、下値余地がさらに拡大中! 利上げに出遅れた米国では、3月のFOMCで 50bp(0.5%)の利上げが必要との見方も

ナスダック総合指数の下落が止まらない。FRBは3月に0.50%の利上げが必要との見方も みなさん、こんにちは。
 今週(1月17日~)の金融市場の注目はナスダック総合指数!
 年初から、ナスダック総合指数の下落が続いており、19日(水)も1.1%下落し1万4340ポイントでクローズしています。
ナスダック総合指数 日足(出所:TradingView)
 この要因は、米金利の続伸。
 米10年債利回りは、19日(水)にはついに1.9006%まで上昇し、2.00%に迫るレベルに達しています。
米長期金利...
米ドル/円は116.35円が当面の天井となり、 短期的に下値余地が拡大! 米国の3月利上げ は間違いなく、資産縮小の開始時期に注目 ブログ

米ドル/円は116.35円が当面の天井となり、 短期的に下値余地が拡大! 米国の3月利上げ は間違いなく、資産縮小の開始時期に注目

米CPIは39年ぶりの高い伸びを記録。3月の利上げを止める要因は何も見当たらない みなさん、こんにちは。
 1月12日(水)に発表された昨年(2021年)12月の米CPI(消費者物価指数)は前年同月比7%上昇と、39年ぶりの高い伸びでした。
 早ければ、3月の利上げ開始を米金融当局に迫るほどのインフレ高進があらためて鮮明に。
バークレイズのマイケル・ゲーペン氏は「異常値をもたらすようなイベントが発生しない限り、3月の利上げを止める要因は何も見当たらない」と語った。
出所:Bloomberg
 この状...
豪ドル/円は、下値余地が拡大! バイデン 政権とFRBの駆け引きで、米国の金利上昇は 当面継続。米国株が崩れ、リスクオフの環境に ブログ

豪ドル/円は、下値余地が拡大! バイデン 政権とFRBの駆け引きで、米国の金利上昇は 当面継続。米国株が崩れ、リスクオフの環境に

「1月効果」によるリスクオンは長くは続かず…。米ドル/円は116円台回復 明けましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いします
 前回のコラムでご紹介させていただいたように、年末年始は1月効果(※)の影響で総じてリスクオンの展開。
(※編集部注:「1月効果」とは、1月のリターンがほかの月に比べて高い現象のことを指す)
【参考記事】●【2022年の見通し】2022年も豪ドルに注目!鉄鉱石の反発は、中国経済復活の兆しか?豪ドルは主要通貨に対し、大きく上昇しそう(2021年12月23日、西原宏一...