英中銀、8対1で政策金利据え置き決定 軟調なインフレ見通し示す News

英中銀、8対1で政策金利据え置き決定 軟調なインフレ見通し示す

[ロンドン 8日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)は8日、政策金利を過去最低の0.50%に据え置くことを決定した。同時に公表された金融政策委員会の議事要旨によると、委員会は8対1で政策金利の据え置きを決定。マカファーティー委員1人が25ベーシスポイント(bp)の利上げを主張した。

コラム:遠のく米利上げで「円安延命」の皮肉=唐鎌大輔氏 News

コラム:遠のく米利上げで「円安延命」の皮肉=唐鎌大輔氏

[東京 8日] - 米国の企業マインドに変調が見られる。米9月ISM非製造業景気指数は56.9と前月の59.0から低下し市場予想も下回った。確かに同指数は2005年以来の高水準からの反転であり、まだ深刻視する段階にはないが、心配なのがISM製造業景気指数の悪化ぶりだ。

8月OECD景気先行指数、主要国の大半が鈍化 ユーロ圏横ばい News

8月OECD景気先行指数、主要国の大半が鈍化 ユーロ圏横ばい

[パリ 8日 ロイター] - 経済協力開発機構(OECD)が8日発表した8月の景気先行指数(CLI)では、世界の主要国の大半で成長が鈍化し、なかでも中国の失速ぶりが鮮明となった。一方、フランスとイタリアの経済は上向き、ユーロ圏全体では前月から横ばいを確保した。インド経済も改善を示した。

ファーストリテ、16年8月期は21%営業増益計画 海外事業けん引 News

ファーストリテ、16年8月期は21%営業増益計画 海外事業けん引

[東京 8日 ロイター] - ファーストリテイリング は8日、2016年8月期(IFRS:国際会計基準)は2ケタの増収増益を継続するとの見通しを発表した。連結営業利益は前年比21.6%増の2000億円を計画。積極的に拡大している海外ユニクロ事業がけん引し、営業最高益を更新する見込み。

米連邦債務の上限引き上げ、早いほど良い=財務長官 News

米連邦債務の上限引き上げ、早いほど良い=財務長官

[ワシントン 8日 ロイター] - ルー米財務長官は、連邦債務の法定上限(18兆ドル)引き上げのための措置を急ぐよう連邦議会に要請した。一方で、オバマ政権が期限延長の代わりに「受け入れがたい」政治公約を引き出させることはないだろうとの見方も示した。

ソニー、PS4を北米でも値下げ 年末商戦に弾み News

ソニー、PS4を北米でも値下げ 年末商戦に弾み

[東京 8日 ロイター] - ソニーのゲーム子会社、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は8日、北米市場でも据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS)4」を値下げすると発表した。日本とアジアに続き、9日から米国とカナダで価格を引き下げ、最大商戦期の年末に向けて世界での販売をさらに伸ばす構え。

追加緩和に応じない黒田総裁の本音とは? ポイントは昨年秋から急落した原油価格! ブログ

追加緩和に応じない黒田総裁の本音とは? ポイントは昨年秋から急落した原油価格!

■日銀は当面、追加緩和はやらないだろう 前回のコラムで、日銀の金融緩和の可能性は低いという話をしました。

【参考記事】

●株価低迷の背景に産油国の苦しい事情!?日銀追加緩和が実施される可能性は?(10月1日、今井雅人)

 今回は、それについて、もう少し詳しくお話してみることにします。

 黒田日銀総裁は、直近の会見で、「物価の基調は確実に改善している」という認識を示しています。

 さらにその理由として、「企業の価格設定行動は、日次価格指数や週次価格指数などを見ると、昨年と様変わりしていて、価格の引き上げが続いている」、「賃金も昨年以上のベアが決定されており、予想物価上昇率は長い目で見れば、全体として上昇しているという判断は変える必要はない」と語っています。

黒田日銀総裁に、当面、追加緩和の意志はないか?10月30日の日銀会合はどうなる!? (C)Bloomberg

 これだけを聞いていると、当面、追加金融緩和はやらないというのが普通の見方ではないかと思います。

■原油価格の下落が物価上昇を抑制している? もう1つ、黒田総裁がよく言っている話として、2014年の秋以降、原油価格が急落して、その影響で物価上昇が抑えられているということがあります。

NY原油 週足(出所:米国FXCM)

 直近の消費者物価指数を見ると、2015年8月は、前年同月比でマイナス0.1%ということになっています。

 1年前の2014年8月の原油価格は、大体90ドル台でした。現在は40ドル台です。この差が、物価を押し下げているという理屈です。

 原油価格は、2014年の9月以降、急落していったワケですから、2015年9月の消費者物価指数から、その影響が徐々に薄らいでいくということになってきます。

 それを確認したい、というのが黒田総裁の本音ではないでしょうか。

■首相官邸からは追加緩和期待が高まっているだろうが… しかし、一方で、政府からの追加金融緩和期待は、日増しに高まっているのでないかと考えられます。

 おそらく首相官邸からは、そういう要望が日銀にいっているような気がします。

 さて、黒田総裁は、そうした声にどう答えるのでしょうか?

 私は、彼がこれまで主張してきたことが崩れない限り、なかなか追加緩和には応じないのではないかと見ています。下手をすれば年内は、金融緩和しないのではないでしょうか。

 さて、米国に…