
セイのv6.7アップグレードが完了
レイヤー1ブロックチェーン「セイ(Sei)」のアップグレード「v6.7」がメインネットで稼働開始した。セイ公式Xアカウントより10月9日に発表された。
今回のアップグレードでは、従来の一部機能やAPIの削除、ネットワークへの問い合わせに対する制限の強化などが実施された。また、次の段階として、イーサリアム仮想マシン(Ethereum Virtual Machine:EVM)のデータ保存基盤を新たな仕組みに移行する計画も明らかにされた。
セイは、高速な取引処理を特徴とするブロックチェーンだ。当初は金融取引に特化したネットワークとして開発され、その後、EVMとの互換性を備えた。これにより、イーサリアム向けに開発されたスマートコントラクトや開発ツールを利用できるようになった。
セイの開発に携わるセイラボ(Sei Labs)は現在、次世代のアップグレード計画「ギガ(Giga)」に取り組んでいる。同社は、EVMとの互換性を維持しながら、毎秒200,000件のトランザクション処理を実現することなどを目指している。
この目標の実現に向け、セイラボは取引の合意形成を担うコンセンサス、スマートコントラクトなどを処理する実行基盤、データの保存・管理を担うストレージの3つの領域で開発を進めている。なかでもストレージは、取引の実行に伴って発生するデータの読み書きを担うため、処理能力を高めるうえで重要となる。
ストレージの刷新に向けた取り組みが「エイドス(Eidos)」だ。エイドスの初期機能は今年8月の「v6.6」で導入されており、その後も段階的に開発が進められている。今回予定されている移行では、EVMで処理するスマートコントラクトの状態などを保存する仕組みを、従来の「memIAVL」から新たな「FlatKV」に切り替える。
10月8日に公開された「v6.7.1」のGitHubリリースノートでは、移行開始予定時刻が10月9日17:00(協定世界時、日本時間10月10日2:00)頃と案内されていた。また、テストネットでは10月1日から2日にかけて移行が実施されたとのことだ。セイの公式Xアカウントは、今回の移行について、2024年1月以来の大規模なものになると説明している。なお、v6.7.1は移行に関連する不具合などを修正する更新版で、v6.7の必須アップグレードとは異なり、ネットワーク全体の停止を伴わない。
一方、今回のv6.7については、10月5日に公開されたGitHubのリリースノートで、メインネットのすべてのノード運営者とバリデーターを対象とする必須アップグレードとして案内されていた。バリデーターとは、取引の検証やブロックの生成に参加するネットワーク運営者を指す。
具体的な変更点としては、異なるブロックチェーン間の通信に利用する「IBC」や、取引手数料の代理支払いを可能にする「フィーグラント(feegrant)」などの機能が削除された。また、アプリケーションがブロックチェーンに情報を問い合わせる際などに利用する「JSON-RPC」についても、セイ独自のメソッドが一部の例外を除いて廃止された。開発者には、イーサリアム標準の「eth_*」メソッドへの移行が求められる。
さらに、サーバーと継続的にデータをやり取りする通信方式「ウェブソケット(WebSocket)」では、1回に送受信するデータの上限が標準設定で10MiBから5MiBに引き下げられた。このほか、APIを通じて大量のデータを取得する際にも制限が設けられた。
Sei v6.7 is live. Next comes a separate migration to Sei’s new EVM storage layer, the biggest migration on Sei since January 2024. One step closer to Giga, the ultimate trading blockchain. https://t.co/3SGi1Jty3x
— Sei (@SeiNetwork) October 8, 2026
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参照元:ニュース – あたらしい経済


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