ゴールドマンの約100Bドル米国債MMF、アバランチ基盤の機関向け決済網「リンク」で提供開始

Goldmanの米国債MMFがLynqで提供

米金融大手ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)の米国債MMF(マネー・マーケット・ファンド)が、機関向け決済ネットワーク「リンク(Lynq)」を通じて利用可能になった。リンクを共同開発したデジタル証券インフラ企業ティーゼロ(tZERO)が9月28日に発表した。

リンクを通じて利用可能になった米国債MMFは、「Goldman Sachs Financial Square Treasury Instruments Fund」の機関投資家向けシェアクラス(ティッカー:FTIXX)とのこと。利用資格を満たす米国の参加者がリンクを通じて利用できる。FTIXXの追加により、リンクで利用できる機関向けの資金運用・現金管理機能が拡充されるという。

なお、今回の対応は既存の米国債MMFへのアクセス経路を追加するもので、FTIXX自体をトークン化するものではない。

また、ティーゼロは傘下のティーゼロ・セキュリティーズ(tZERO Securities)を通じて、規制下のブローカーディーラー機能を提供するとのことだ。

同ファンドは米国債のみで構成されるポートフォリオを運用し、元本の保全と日々の流動性を維持しながら収益の最大化を目指す。ゴールドマン・サックスの公式資料によると、2026年8月31日時点の同ファンド全体の資産額は約1,052.7億ドル(約16.6兆円)だという。

リンクは、ティーゼロおよび、トークン化資産を手掛けるアルカラボ(Arca Labs)、決済技術を提供するタサット(Tassat)が開発し、2025年7月に稼働したネットワークだ。デジタル資産市場の機関参加者向けに、リアルタイム決済と、待機資金から利回りを得られる仕組みを組み合わせて提供している。

リンクの稼働時には、最初の取引で顧客資産の記録がアバランチ(Avalanche)上で行われ、その後リンク上で口座間決済が実行された。

タサットは今年4月29日、リンクの基盤をアバランチの技術を用いた専用の許可型L1へ移行したと発表した。

リンクは現在、B2C2、ウィンターミュート(Wintermute)、ギャラクシー(Galaxy)、ファルコンエックス(FalconX)、ファイアブロックス(Fireblocks)など、30社超の機関向けデジタル資産企業と連携している。

今回追加されたFTIXXも、アバランチの技術を用いた専用L1を基盤とするリンクを通じて提供されているとのことだ。 

参考:ティーゼロ
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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