
トークン化資産の取引を中央銀行マネーで決済可能に
欧州中央銀行(ECB)とユーロ圏各国の中央銀行で構成されるユーロシステム(Eurosystem)が、トークン化資産のホールセール取引を中央銀行マネーで決済できるソリューション「ポンテス(Pontes)」を9月21日に運用開始した。ECBが同日発表した。
ECBは同日、自己資金の一部をトークン化証券に投資するための準備作業を始めたと発表した。購入取引は、ポンテスを通じて中央銀行マネーで決済する予定だ。
当初の投資対象として、ユーロ圏の中央政府や地方政府、政府機関、欧州の超国家的機関が発行するユーロ建てのトークン化証券が想定されている。準備作業の完了後、ECBの役員会が具体的な運用方法や投資開始時期を決定するという。
ポンテスは、市場側のDLT(分散型台帳技術)プラットフォームとユーロシステムの決済サービス群「ターゲットサービシーズ(TARGET Services)」を接続する仕組みだ。ユーロシステムが2024年に実施した、DLT上の取引を中央銀行マネーで決済する実証の成果を基に構築された。同実証では9つの法域で50件の試行が行われ、参加者による取引額は約16億ユーロ(約2,883億円)に達した。
ポンテスの初期参加者には、独大手銀行のドイツ銀行(Deutsche Bank)、スペインのサンタンデール銀行(Banco Santander)、フランスの銀行ソシエテ・ジェネラル(Société Générale)、欧州投資銀行(EIB)などが含まれる。ECBによると、初期参加者とDLT基盤の運営者は利用開始に必要な手続きを完了しており、ポンテスをすぐに利用できる状態にあるという。
ユーロシステムは当初、ポンテスの基本的なサービスを提供する。今後は市場の需要や技術の進展に応じて機能を拡充し、稼働時間も段階的に延長する予定だ。全面的な実装は2028年までに行う見込みとしている。
参考:ECB
画像:PIXTA
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参照元:ニュース – あたらしい経済


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