トランプJrパートナーの1789キャピタル、ポリマーケットに約3億ドル追加投資へ、評価額210億ドル=報道

10億ドル規模の資金調達ラウンドを主導

米投資会社1789キャピタル(1789 Capital)が、予測市場ポリマーケット(Polymarket)に約3億ドル(約480億円)を追加投資する見通しだ。事情に詳しい関係者の話として、米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル(The Wall Street Journal:WSJ)」が8月31日に報じた。

今回の投資は、1789キャピタルが主導する10億ドル(約1,600億円)規模の資金調達ラウンドの一部となる。このラウンドでは、ポリマーケットの評価額が約210億ドル(約3.36兆円)になる見通しだ。ポリマーケットはWSJの取材に対しコメントを控えた。

ポリマーケットは、政治や経済、スポーツなど将来起こる出来事について市場を設け、その結果を予測して取引する予測市場プラットフォームだ。市場価格は参加者の取引によって変動し、それぞれの結果が発生する可能性を反映する。ポリマーケットはブロックチェーンを基盤としており、取引の決済にはポリゴン(Polygon)上のスマートコントラクトを利用する。

ポリマーケットを巡っては、評価額も上昇している。米メディア「ブルームバーグ(Bloomberg)」は8月、同社が今年4月に約150億ドル(約2.4兆円)の評価額で資金調達ラウンドを完了したと報じた。今回報じられた評価額は、これを約40%上回る水準となる。

1789キャピタルは、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア(Donald Trump Jr.)氏がパートナーを務める投資会社だ。WSJによると、同社は2024年の米大統領選挙前にポリマーケットへ初めて投資したとのこと。トランプ氏の大統領選勝利後、トランプ・ジュニア氏は1789キャピタルのパートナーに就任し、同社はその後ポリマーケットへ再び投資した。

1789キャピタルはこれまでに、ポリマーケットへ合計約2億ドル(約320億円)を投資している。今回の約3億ドルの投資が実行されれば、同社による累計投資額は約5億ドル(約800億円)となる。WSJは、1789キャピタルがポリマーケットの最大級の投資家の一つになると伝えている。

ポリマーケットには、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社インターコンチネンタル・エクスチェンジ(Intercontinental Exchange:ICE)も大型投資している。ICEは2025年10月に10億ドル(約1,600億円)、今年3月に6億ドル(約960億円)を投資した。ICEが米証券取引委員会(SEC)へ提出した資料では、6月30日時点の保有株式はポリマーケットの発行済み株式の約22%に相当する。WSJは、ICEがポリマーケットの最大の投資家だと伝えている。

トランプ・ジュニア氏は、ポリマーケットのアドバイザリーボードにも参加している。また2025年には、競合する米予測市場カルシ(Kalshi)の戦略アドバイザーに就任した。

米国では、スポーツの試合結果などを対象とするイベント契約を巡り、州当局と米商品先物取引委員会(CFTC)の間で規制権限を巡る対立が続いている。州当局は、こうした契約を州が管轄するギャンブルとして規制すべきだと主張している。一方、CFTCは、同委員会に登録された市場で取引されるイベント契約について、連邦法に基づき同委員会が一元的に規制する権限を持つと主張している。

トランプ・ジュニア氏は今年3月、共和党州司法長官協会(Republican Attorneys General Association)の会議で予測市場の利点について語った。WSJは、同氏が規制を州政府ではなく連邦政府に委ねるよう参加者に促したと伝えている。一方、多くの司法長官は州による規制を支持している。現在は十数州で、予測市場の規制権限を巡る訴訟が続いているとのこと。

参考:WSJ 
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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