
この記事の要点
- Worldが2026年7月1日にソラナ上で予測市場を正式始動
- Phantom統合で2,000万人超が即時アクセス可能に
予測市場World、ソラナ上で正式始動
予測市場プラットフォーム「World(ワールド)」は2026年7月1日、ソラナ(SOL)基盤のサービスとして正式に始動したと発表しました。
サービスはウォレットアプリPhantom(ファントム)内で提供されており、ユーザーは専用アプリを追加でインストールすることなく、数秒で予測市場の取引を始められます。
公開時点では、ビットコイン(BTC)の短期的な価格変動や2026年FIFAワールドカップの試合結果を対象とする市場が提供されています。
これらの取引はソラナのブロックチェーン上で完結し、結果の確定には分散型オラクルのChainlink(チェーンリンク)が採用されています。
予測市場が仮想通貨の入口に
ソラナ上で完結、資産は自己管理のまま取引
オンチェーン完結で中央管理を排除
ワールドは、従来の予測市場では中央集権型インフラが主流となり、利用者が運営側へ資金を預ける仕組みや不透明なシステムへの依存が課題になっているとしています。
そのため同サービスでは、市場の開設からポジションの保有、決済までをソラナ上で完結させ、資金も取引に参加するまで利用者自身のウォレットに保管される仕組みを採用しました。
利用者はカストディ(資産の預かり管理)型の口座を経由することなく、ソラナ上の流動性を相手に売買できるとしています。
CASH決済とチェーンリンクの役割
発表によれば、取引の決済には、ファントムが提供するステーブルコイン「CASH」が採用されており、的中したポジションはソラナ上で高速かつ低コストに自動償還されます。
ファントムでマネームーブメント部門のプロダクトマネージャーを務めるウィル・マコーム氏は「予測市場はほぼ即時で低コストの決済があって初めて成り立つ。CASHがワールドで可能にするのは、まさにその決済だ」と述べました。
市場の結果は、高速データ配信サービス「Chainlink Data Streams」と実行環境「CRE」を組み合わせて確定され、分散型オラクル基盤を通じてオンチェーンへ反映されます。
Chainlink Labs(チェーンリンク・ラボ)最高事業責任者のヨハン・エイド氏は「予測市場は人手に依存するオラクルから分散型基盤への移行が進んでおり、今回の採用はその流れを示す事例になる」と述べています。
2,000万人超のファントム利用者に開放
これらの仕組みはソラナで広く利用されるウォレット「Phantom(ファントム)」を通じて提供されており、2,000万人を超える利用者が追加アプリなしでアクセスできます。
ワールドは今回の統合を提携の第1弾と位置付け、7月中には従来型フィンテックと仮想通貨(暗号資産)の両分野で提携先を順次追加する計画も明らかにしました。
ソラナ財団で消費者部門の責任者を務めるペドロ・ミランダ氏は「予測市場は、高性能なブロックチェーン上に構築できる最も強力なアプリケーションの一つだ」と述べ、ワールドはリアルタイム市場やオンチェーン決済など、ソラナの性能を示すユースケースになるとの見方を示しています。
欧州9カ国が予測市場を監視
FIFAワールドカップを最初の大型イベントに
ワールドは、米国・カナダ・メキシコで6月11日から7月19日まで開催されているFIFAワールドカップを、現実の出来事を対象とする最初の大型イベントに据え、サービスを開始しました。
予測市場を巡っては、米ICE(インターコンチネンタル取引所)がPolymarket(ポリマーケット)へ最大20億ドル(約3,250億円)を投資する方針を表明するなど、伝統金融による参入も広がっています。
こうした市場環境を背景に、ワールドは今後数週間で仮想通貨・スポーツ・地政学・マクロ経済へ対象市場を拡大する計画を示しており、W杯期間中の取引動向とファントムに続く提携先の広がりに関心が集まっています。
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Source:World公式X
サムネイル:AIによる生成画像





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