
この記事の要点
- 2026年4月21日、DoorDashがテンポと提携
- 40カ国以上でステーブルコイン決済インフラ構築
- 従来数日単位の入金・報酬が1秒未満で完了へ
- 加盟店売上約750億ドルの一部が新レールへ移行
DoorDash、即時払いで決済基盤を再設計
米食品配達大手DoorDash(ドアダッシュ)は2026年4月21日、決済特化型ブロックチェーンTempo(テンポ)と提携し、40カ国以上の加盟店と配達員向けのステーブルコイン決済インフラを構築すると発表しました。
これまでは数日単位だった加盟店への売上入金や配達員報酬の支払いが、1秒未満で完了する仕組みに切り替わり、加盟店の資金繰り改善や配達員の収入受け取りの早期化につながる見込みです。
ドアダッシュは2025年に世界で約750億ドル(約12兆円)の加盟店売上と200億ドル(約3.2兆円)超のダッシャー報酬を生み出しており、その決済量の一部がステーブルコインレールへ移行します。
共同創業者のアンディ・ファン氏は「ステーブルコインには金融インフラを米国だけでなく世界規模で変える可能性がある」と述べ、プラットフォームとして主導的に関わる方針を示しています。
「全公開問題」を解消へ
国内で動き始めた個人向け決済の実証
ドアダッシュの発表は、企業によるステーブルコイン活用が実証段階から本格運用へ移りつつあることを示す事例となります。
テンポは2026年4月16日、企業が取引内容を非公開のまま処理できる並列実行環境「Tempo Zones(テンポ・ゾーンズ)」も発表しており、給与支払い・資金管理・トークン化預金への本番展開を進めています。
国内でも、りそなホールディングスがJCB・デジタルガレージとの協業でJPYC・USDCを用いた個人向け決済の実証を進めるなど、ステーブルコインを活用した決済インフラ整備が進み始めています。
ドアダッシュのように加盟店や配達員への即時払いが実用化されれば、国内でもフードデリバリーやギグワーカー領域を中心に、数日単位の入金待ちを短縮する仕組みが広がる可能性があります。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.30 円)
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Source:Tempo公式発表
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用






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