NFT特化のレイヤー2「Frame」がトークンエアドロップ実施へ、配布は1月31日

イーサL2「Frame」がトークンエアドロップ実施へ

NFT(非代替性トークン)に特化したイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ブロックチェーン「フレーム(Frame)」が、1月31日に予定しているメインネットローンチに際し、ガバナンストークン「FRAME」のエアドロップを実施する。「フレーム」の公式X(旧ツイッター)アカウントから12月20日発表された。

エアドロップの対象者は過去2年間のうちにイーサリアム上でNFTの取引を行ったユーザーだ。公式サイトのガバナンスページから割り当ての確認が可能となっている。

トークンの配布はメインネットのローンチと同時に行われ、しばらくの間送金をロックされるとのことだ。なお「FRAME」は、同ネットワークのガバナンストークンとして利用されるという。

「フレーム」はNFTのクリエイターとコレクターからの利用に視点をおいたL2ブロックチェーン。イーサリアムをはじめとした既存のブロックチェーンでは、NFTの取引を行う際にロイヤリティをクリエイターに支払うかどうかの決定権は2次販売者やマーケットプレイスにあった。

大手NFTマーケットプレイスの「オープンシー(OpenSea)」では、2次販売者がロイヤリティの支払いをするかどうかを決定できることから、クリエイターが手数料収入を得られない取引が行われている。この方針に対してBored Ape Yacht Club(BAYC)などの発行元であるユガラボ(YugaLabs)が反対意見を示し、同マーケットプレイスでの取引を停止する意向を示している。

「フレーム」ではこういった問題を解決するため、NFTの取引時にロイヤリティ支払いをネットワークレベルで強制する「パレット(Palette)」と名付けられた独自のプロトコルを搭載しているとのことだ。

また同チェーンは、プロトコルにイーサリアムのL2ブロックチェーン「アービトラム(Arbitrum)」のテクノロジースタック「アービトラムニトロ(Arbitrum Nitro)」を搭載したL2ブロックチェーンとなる。そのためメタマスク(MetaMask)やハードハット(Hardhat)などのEVM系のブロックチェーンで使用されるツールをそのまま利用できるとのことだ。

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参考:フレーム公式サイト
images:iStocks/BSVIT・metamorworks

参照元:NFT – あたらしい経済

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