サークル「USDC」、BaseおよびOptimismで正式ローンチ

USDCがBaseおよびOptimismで正式ローンチ

米サークル(Circle Internet Financial)発行の米ドルステーブルコイン「USD Coin(USDC)」のネイティブ版トークンが、ベース(Base)とオプティミズム(Optimism)上で正式にローンチされたことが9月5日発表された。

これまで両ネットワークではブリッジ版の「USDC」が利用されており、ネイティブ版がリリースされることでこれまで使用されていたブリッジ版に置き換わることが考えられる。

サークルは8月23日、9月中に「USDC」をベース、Cosmos via Noble(コスモスエコシステム)、ニア(NEAR)、オプティミズム(Optimism)、ポルカドット(Polkadot)に対応し、10月にPolygon PoS(ポリゴン)へ対応すると発表していた。

現在「USDC」は、イーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、アルゴランド(Algorand)、アバランチ(Avalanche)、ヘデラ(Hedera)、トロン(TRON)、ステラ(Stellar)、フロウ(Flow)、アービトラムワン(Arbitrum One)でサポートされており、今回ベース及びオプティミズムに対応したことで11のブロックチェーンでネイティブ版「USDC」が利用可能となった。

なおサークルは、「USDC」をネイティブのまま各ブロックチェーン間を転送する「クロスチェーン転送プロトコル(Cross-Chain Transfer Protocol:CCTP)」をイーサリアム・アバランチ・アービトラムの3つのブロックチェーンに対応させている。

今後残りのブロックチェーンにも「CCTP」を対応させることが、サークルより発表されている。

オプティミズム(正式名称:OP Mainnet)は、スケーリング技術「オプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollups)」を採用しているイーサリアム(Ethereum)のレイヤー(L)2ブロックチェーン。オプティミズムの開発元であるOPラボ(OP Labs)が提供するオープンソースモジュール「OPスタック(OP Stack)」により構築されている。

またベースは、米ナスダック上場の暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が独自開発したイーサリアムのL2のブロックチェーン。同チェーンはオプティミズムに続き「OPスタック」により構築されたブロックチェーンであり、8月9日にメインネットが正式ローンチした。

なお開発者は「OPスタック」を用いることで、「オプティミスティックロールアップ」を採用した独自のレイヤー2ブロックチェーンを立ち上げられる。

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参考:サークルブログ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/SiberianArt

参照元:ニュース – あたらしい経済

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