売れないNFTの買取サービス「Unsellable」とは

価値を失ったNFTを、売って損失を減らせるサービス「Unsellable」が注目を集めています。

売れなくなったNFTを買い取る

Unsellableは、価値が下がり取引の流動性が無くなったNFTを即座に買い取り、NFT投資家の損失を減少させるサービスです。2022年11月にサービスを開始しました。

このサイトで購入されるNFTの大半は、他の人気プロジェクトの派生プロジェクトとなっており、その価値はしばしば減少しています。

派生プロジェクトの例としては、Nounsの「Lost Nouns」、BAYCの「Anatomy Science Ape Club」、Goblintownの「Baby Goblinz」などがあります。

Unsellableは、主に損失を減らそうとしているNFT投資家から人気を得ています。ほとんどのNFTと暗号通貨の価格は、2020年12月〜2022年1月にドル価値のピークを迎えました。NFTの価格高騰は取引量のピークと重なり、当時購入されたNFTのほとんどが現在よりも高い価格でした。

共同創業者のSkyler Hallgren氏、David Sawyer氏、そしてZach Miller氏は、自身らが投資したNFTの価値が無くなり売れなくなったことで、節税ができなくなった経験から、Unsellableを立ち上げたといいます。

「私たちは、多額の資産を封じ込めているという現実的な問題があることに気づき、価値の無いNFTを買い取り、損失を吸収できるようにすることで、人々に多くの価値を提供できると考えました」と、Hallgren氏は述べています。

Unsellableが買い取ったNFTは、「The Unsellable Collection」としてOpenSeaに公開されています。Web3時代初期における究極の芸術を目指しているとのことです。

2023年1月25日現在、9,700ものNFTが集まるThe Unsellable Collectionにおいて最も高価なNFTは、7ETHで販売されたToken75となっています。

▼The Unsellable Collection

▼OpenSesについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください

▼【OpenSea】「クリエイターフィーについて」追加発表、ツイート全文翻訳

参考：

参照元：NFT Media