独大手銀行デカバンク「機関投資家向けの暗号資産商品」提供へ|MEACO社の技術を採用


3,600億ユーロ(約51兆円)の運用資産を持つドイツの大手金融サービス機関であるDekaBank(デカバンク)が、機関投資家向けに暗号資産・デジタル資産関連の商品を提供する予定であることが明らかになりました。デカバンクはデジタル資産関連サービスの提供に向けて、スイスの仮想通貨カストディ企業MEACO(メタコ)のデジタル資産統合システムである「Harmonize」を採用したと報告されています。

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Harmonize用いてデジタル資産の保管・管理業務を処理

スイスの仮想通貨カストディ企業MEACO(メタコ)は2023年1月31日に、同社が提供するデジタル資産統合システム「Harmonize」が、貯蓄銀行金融グループの中央資産管理組織でありドイツの大手金融サービス機関のひとつであるDekaBank(デカバンク)の機関投資家向けデジタル資産サービスで採用されたことを発表しました。

「Harmonize」はMEACO社が提供するデジタル資産のカストディ・統合プラットフォームであり、暗号資産の保管や取引・トークン化・ステーキング・スマートコントラクト管理などといった分散型金融(DeFi)関連の各種機能を金融機関にもたらすことができるプラットフォームとなっています。

DekaBank(デカバンク)は厳格な選定プロセスと概念実証を経て、同社のデジタル資産運用に「Harmonize」を採用することを決定したとのことで、Harmonizeを採用することによってDekaBankは機関レベルのセキュリティとコンプライアンス基準に支えられた環境で暗号資産やデジタル証券の保管・管理業務を処理することができるようになると報告されています。

デカバンクは3,600億ユーロ(約51兆円)の運用資産を持つドイツの主要証券サービスプロバイダーであり、カストディ・資産管理・資本市場ソリューションなどの幅広いサービスをドイツ貯蓄銀行金融グループに提供していますが、今後は最高水準のセキュリティを備えたデジタル資産保管サービスが提供されることになるとのことです。

ドイツはデジタル資産関連サービスに厳しい規制を定めているため、デジタル資産サービスプロバイダーはドイツ連邦金融監督庁(BaFin)にライセンス申請を行う必要があるとのことですが、MEACO社のソリューションは既に規制対象の金融機関でも使用されていると説明されています。

DekaBankのデジタル資産カストディプロダクトオーナーであるAndreas Sack氏は、今回の提携について次のようにコメントしています。

デジタル資産は、通貨から不動産に至るまでのあらゆる資産を表現するための根本的な新しい方法であり、未来において重要な役割を担っています。本日私たちは、機関投資家やドイツの何百万人もの人々がこの変革の機会にアクセスできるようにするための基盤作りに向けて、また重要な一歩を踏み出しました。MEACO社は、安全でコンプライアンスが高く、将来性のある新しいサービスを生み出すデカバンクにふさわしいパートナーです。

>>「MEACO」の公式発表はこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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