コインチェック:イーサリアムの「The Merge・ETHW」対応方針を発表
暗号資産取引所「Coincheck(コインチェック)」は2022年8月31日に、イーサリアム(Ethereum/ETH)の大型アップグレード「The Merge(マージ)」と、それによって誕生する可能性のある「Ethereum PoW(ETHW)」への対応方針を発表しました。
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ETHWの取扱い・現物の付与は現時点で未定
Coincheck(コインチェック)は2022年8月31日に、イーサリアム(Ethereum/ETH)の大型アップグレード「The Merge(マージ)」と、それによって誕生する可能性のある「Ethereum PoW(ETHPoW)」への対応方針を発表しました。
The Merge(マージ)は、イーサリアムで採用されているコンセンサスアルゴリズム(取引承認・合意形成の仕組み)を「プルーフ・オブ・ワーク(Proof of Work/PoW)」から「プルーフ・オブ・ステーク(Proof of Stake/PoS)」へと移行する大型アップグレードであり、最新の報告では2022年9月15頃にアップデートが実施される予定だと報告されています。
今回のアップグレードによって、現在のイーサリアムは「PoS採用のイーサリアム」へと移行することになりますが、現在は『イーサリアムのハードフォークを行なってチェーン分岐後もPoWを使い続ける』という意見が出ているため、この意見が採用された場合には「Ethereum PoS(ETHS)」と「Ethereum PoW(ETHW)」という2つのイーサリアムに分裂する可能性があると言われています。
今回の発表では、この「The Merge」と「ETHW」に関する同社の対応方針が発表されており、具体的には以下のような説明が行われています。
- コインチェックは「The Merge」に対応する
- マージ後のティッカー「ETH」はEthereum PoSを参照する
- ETHWの取扱い・現物の付与は現時点で未定
- ETHWの価値・安全性・流動性などを総合的に判断した上で、取扱い・現物付与を検討
- ETHWを取扱う場合は日本暗号資産取引業協会(JVCEA)等の審査プロセスを経る必要がある
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