サンフランシスコ初となるNFTを活用したレストランが誕生
サンフランシスコのとあるレストランでは、30万円のNFTを購入することにより、レストランのクラブ会員になれる取り組みを行うこととなりました。
このNFTレストランとSHOクラブを運営するチームは、クラブ会員の詳細と顧客へのサービス提供方法を発表しました。
非常に大きな期待をかけられているプロジェクト
SHO Clubは、サンフランシスコ初のNFTクラブ会員向けのレストランとクラブが併設された店舗プロジェクトとなります。
このNFTクラブ会員には3つの会員種別があり、それぞれWater(水)、 Earth(土)、 Fire(火)と分かれています。
現在の暗号通貨の市場の低迷をキャッチし、危惧している人にとっては、不安定な市場のなかでその価値をどのように担保するのか、気になっている事かと思います。
しかし、その不安を解消するために、クラブ会員になるための支払いを米ドルで受け付けるというオプションも提供しています。
米ドル支払いであっても、イーサリアムベースのブロックチェーンにNFTは記録され、所有権の証明は担保されます。
NFT導入の背景
SHOグループのCEOであるJosh Sigel氏は、今までの通貨ベースの取引のみを優先するのではなく、NFTを会員手段として採用するなど、基盤となる技術的手段の発展、チャレンジに重点を置いているということをメッセージとして強く発しています。
Sigel氏がこのプロジェクトで掲げている目標は、NFTを活用したプロジェクトでテクノロジーと食品の完璧なバランスを作り出すといったことです。
Sigel氏は、NFTおよびブロックチェーンベースのソリューションに対するセキュリティは会員の情報を保護するために理想的であると述べています。
また、NFTを採用することで物理的なカードとは異なり、トランザクションやメンバーシップでの詐欺やそのようなリスクは大幅に少なくなると考えています。
メンバーの会員制度とレストランやクラブの特典
Sigel氏は、革新的で高度なテクノロジーが会社の中心的なコアコンピタンスになっていることを理解しており、将来の成長を促進するためにも、今後のアクションの優先順位を変更したいと考えています。
Sigel氏は、これはクラブとレストランが近い将来に事業を拡大し成長させるための長期的なアプローチであると述べています。
クラブ会員の特典として、コンシェルジュサービスだけでなく、早期予約や自己玉の利用も可能となっています。
さらに、会員向けに専用ラウンジや専用メニュー、教育プログラムやオンラインイベントのチケットも提供しています。
現在は2,678のクラブ会員のNFTをMintすることが目標です。
また、この目標数値が達成された際に、その後の再募集は現在考えていないとも発表されています。
提供する料理は、シェフのShotaro Kamio氏(通称:SHO)が、一般の人々とクラブ会員それぞれに異なるコースメニューを提供します。
レストランはルーフトップバーやダイニングレストランですぐに予約できます。
メインフロアに関しては、レストランは12 × 3フィートの長さの沈められた囲炉裏ベースのチャコールグリルを使用しており、最高の調理器具を備えています。
このレストランでシェフが目指しているのは、日本の伝統的な料理をベースにした、より上質な食事を体験できる空間を提供することです。
また、シェフは熟成した肉や魚とスモーキーで風味豊かなフレーバーを組み合わせることで、より豊かでうま味のある料理を作りたいと考えています。
サンフランシスコでの新たな挑戦
カジュアルな食事に合わせて、レストランでは特別な日本酒も提供します。
このレストランのクラブ会員権であるNFTの販売は、8月からの開始を予定しています。
このNFTを採用したレストランで、ホスピタリティのレベルを高め、サンフランシスコ内のコミュニティで認知度を高めたいとSigel氏は願っています。
最後に
サンフランシスコは世界中の文化と個性が溢れる多民族が融合する都市です。
またシリコンバレーに近く、富裕層も多く集まるエリアとなっています。
このようなユニークな立地で、日本文化を提供するレストランが海外でどのような反応を得るのかが楽しみです。
元記事:https://nftnewstoday.com/2022/07/01/san-francisco-now-has-its-first-nft-based-restaurant/
参照元:NFT Media