エルサルバドル:独自のステーブルコイン「コロン・ドル」の発行計画か=報道


エルサルバドル政府が「Colón-Dollar(コロン・ドル)」と呼ばれる独自のステーブルコイン発行を計画している可能性があることが地元メディア「El Faro」の報道で明らかになりました。このステーブルコインは2021年末までに発表される可能性があると伝えられています。

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独自のデジタル通貨「コロン・ドル」発行か

エルサルバドルは「ビットコインを国の法定通貨として認める法案を可決したこと」で注目を集めていましたが、最近の報道では「エルサルバドル政府は独自のデジタル通貨”Colón-Dollar(コロン・ドル)”を発行する可能性がある」と伝えられています。

地元メディア「El Faro」の報道によると、エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領の兄弟であるイブラヒム・ブケレ氏とユセフ・ブケレ氏は投資家向けプレゼンテーションの中で独自のステーブルコイン「Colón-Dollar(コロン・ドル)」を2021年末までに発表する可能性があると語ったと報じられています。

Colón(コロン)は2001年に撤廃されたエルサルバドルの法定通貨のことを指していますが、コロン・ドルは米ドルを裏付けとして中央銀行によって発行されるデジタル通貨で、政府が無償提供する仮想通貨ウォレット「Chivo」でも保管することができるようになる予定だと報告されています。

なお「El Faro」は記事の中で『エルサルバドル政府の報道官は”コロン・ドルの計画は破棄された”と語ったが、別の情報筋は”独自のデジタル通貨を発行する計画は今も残っている”と語った』とも報告しているため、現時点でこれらの情報は不確実なものとなっています。

また、記事の中ではプレゼンテーションの対象投資家陣の中に「カルダノ(Cardano/ADA)」や「アルゴランド(Algorand/ALGO)」の代表が含まれていたことなども報告されています。

報道によると、Cardanoは2021年6月初旬に仮想通貨取引所・ウォレット・NFTマーケットプレイス・アルゴリズム取引システムなどを提供している「WhizGrid」と共にエルサルバドル政府に対して『ステーブルコインやその他のブロックチェーンプロジェクトにコンサルティングサービスを提供すること』を提案していたとのことです。

エルサルバドルでは2021年9月7日に「ビットコイン法」が施行される予定となっていますが、今回の報道では『9月7日までにAndroid/iOSと互換線のあるウォレット、POSインフラ、コロン・ドルを開発することが望まれている』とも報告されています。

>>「El Faro」の報道はこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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