韓国ウリィ銀行:コインプラグと協力して「暗号資産カストディ市場」に参入


韓国の大手銀行である「ウリィ銀行」がブロックチェーン関連製品の開発を手掛けているフィンテック企業「Coinplug(コインプラグ)」と協力して暗号資産のカストディ(保管・管理)事業に参入することが「THE KOREA ECONOMIC DAILY」の報道で明らかになりました。韓国で大手銀行が仮想通貨カストディ市場に参入するのはウリィ銀行が3行目となります。

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暗号資産カストディの合弁会社「D-Custody」設立

韓国の大手銀行である「ウリィ銀行」がブロックチェーン関連製品の開発を手掛けている「Coinplug(コインプラグ)」と協力して、暗号資産のカストディ(保管・管理)事業に参入することが「THE KOREA ECONOMIC DAILY」の報道で明らかになりました。

ウリィ銀行とコインプラグは「D-Custody」という名称の合弁会社を立ち上げるとのことで、「D-Custody」の筆頭株主はコインプラグ、それに続く株主がウリィ銀行になると報告されています。なお、「D-Custody」はまもなく法人化される予定だと報じられています。

カストディサービスは様々な企業・顧客が保有している暗号資産を安全に保管・管理するサービスであり、仮想通貨を保有する企業が増えている中でカストディサービスの需要も高まってきています。

韓国国内の法人は暗号資産取引所が提供するサービスを利用することができないため、暗号資産をUSBなどといった独自のデバイスで保管する必要があり、盗難・紛失のリスクが高まっていましたが、暗号資産カストディを専門とする企業にデジタル資産を管理を任せれば、より安全に仮想通貨を保管・管理することができるため、韓国国内でも暗号資産カストディサービスの需要は高まっていました。

ただし、韓国の法律では「銀行が仮想通貨カストディ市場に直接参入すること」が禁止されているため、ウリィ銀行は”コインプラグとの合弁会社を立ち上げる”という方法をとることによってカストディ市場に参入しています。

なお、韓国では「KB国民銀行」や「新韓銀行」などの大手銀行が暗号資産カストディ市場に参入していたため、「ウリィ銀行」は韓国で仮想通貨カストディ市場に参入した3番目の大手銀行となっています。

KB国民銀行は2020年11月に「Haechi Labs」や「Hashed」と協力して仮想通貨カストディを手がける合弁会社「KoreaDigital Asset Co.(KODA)」を立ち上げており、新韓銀行は2021年初頭に暗号資産取引所「Korbit」が設立した「Korea Digital Asset Custody Co.(KDAC)」に投資することによってカストディ市場に参入しています。

>>「THE KOREA ECONOMIC DAILY」の報道はこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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