カルダノ財団「Scantrustとのサプライチェーン管理ソリューション」を発表


Cardano Foundation(カルダノ財団)は2021年4月6日に、QRコードを用いた製品認証・サプライチェーントレーサビリティソリューションを展開しているスイスの企業「Scantrust(スキャン・トラスト)」と協力して開発された最初のサプライチェーンソリューションを発表しました。

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Scantrustとの「サプライチェーン管理製品」を発表

Cardano Foundation(カルダノ財団)は2021年4月6日に、QRコードを用いた製品認証・サプライチェーントレーサビリティソリューションを展開しているスイスの企業「Scantrust(スキャン・トラスト)」と協力して開発された最初のサプライチェーン管理・偽造防止ソリューションを発表しました。

なお、サプライチェーンとは「製品の原材料調達から製造・在庫管理・配送・販売・消費までの全体の一連の流れのこと」、トレーサビリティとは「製品の製造〜消費までの一連の流れの情報を可視化して追跡できるようにすること」であり、今回発表された製品は『製造・配送・販売・消費などといった”商品の流れ・情報”を可視化して追跡・管理するためのツール』のようなものとなっています。

商品・製品の流通過程は非常に複雑な場合が多いため『商品の流れを適切に管理・追跡するのも難しい』という問題がありましたが、ブロックチェーンやQRコードなどの技術を活用すれば、それらの情報を信頼できる形で簡単に管理することができるため、”サプライチェーン管理”はブロックチェーン技術活用が大きく期待できる分野の1つとして注目されています。

「ソリューションのテストも正常に完了」と報告

カルダノ財団は2020年12月に『Scantrustと協力して物流管理・追跡のための製品開発に着手したこと』を発表しており、ジョージア(旧:グルジア)国でブドウ園・ワイン生産を行なっている「Baia’s Wine」でこの製品のテストを進めていると報告していましたが、今回の発表では『サプライチェーンソリューションはBaia’s Wineとの概念実証で正常に使用されている』と報告されています。

Scantrust(スキャン・トラスト)は「ブランド保護」や「サプライチェーンの管理・追跡」などのためのデジタル化サービスに焦点を当てた企業であり、『世界168か国以上のフォーチュン500企業や中小企業と協力してきた実績を有している』とも報告されています。

今回新たに開発されたソリューションでは「Scantrustのセキュリティで保護されたQRコード」と「高速かつ低コストなCardanoブロックチェーン」が活用されているため、このソリューションを使用する企業は低コスト・安全・高速な環境で自社製品のサプライチェーンを管理・追跡して、偽造品などに対処することができるようになると期待されています。

カルダノ財団のCEOであるFrederik Gregaard氏は公式発表の中で次のように述べています。

全ての業界・デジタル契約で信頼性と透明性を強化することは、カルダノ財団の使命の中心となるものです。カルダノブロックチェーンのメタデータを活用した最初のソリューションを提供するために「Scantrust」と積極的に協力してきたチームを誇りに思います。私たちは「Scantrust」と協力して、ブランドと消費者を繋ぎ、サプライチェーンの透明性を高めて、偽造品と戦う活動を支援しています。

なお、今回の発表では『Cardanoのトランザクションメタデータが商用目的で展開されたのは初めてのことである』とも報告されています。

>>「カルダノ財団」の発表はこちら

2021年4月10日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格

カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は先月18日に160円付近まで上昇したものの、その後は横ばいの状態が続いており、2021年4月10日時点では「1ADA=135.07円」で取引されています。

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2021年1月10日〜2021年4月10日 ADAのチャート(引用:coingecko.com)2021年1月10日〜2021年4月10日 ADAのチャート(引用:coingecko.com)

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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