ドイツ老舗銀行:ステラ(XLM)の技術でユーロ建ステーブルコイン「EURB」発行へ


Stellar Development Foundation(ステラ開発財団)は2020年12月9日に、1754年から営業を続けているドイツの老舗銀行「Bankhaus von derHeydt」が、ブロックチェーン金融企業「Bitbond(ビットボンド)」と協力してStellar Network上でユーロ建ステーブルコイン「EURB」を発行することを明らかにしました。

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Stellar基盤のユーロ建ステーブルコイン「EURB」発行

Stellar Development Foundation(ステラ開発財団)は2020年12月9日に、ヨーロッパで最も古い銀行の1つとして知られる「Bankhaus von der Heydt(BVDH)」がデジタル資産管理技術を提供している「Bitbond(ビットボンド)」と協力して、Stellar Network上でユーロ建ステーブルコインである「EURB」を発行することを発表しました。

ステラ(Stellar/XLM)の技術を活用したステーブルコインはすでに複数発行されていましたが、銀行機関によってStellar基盤のステーブルコインが発行されるのは今回が初であると報告されています。

Stellarの開発・成長を支援する非営利団体である「ステラ開発財団」は、ユーロ建ステーブルコイン(EURB)の開発において「BVDH」と「Bitbond」の両方を支援しています。

EURBの価値は「1通貨=1ユーロ」で連動して動くように設計されており、EURB発行時には「Bankhaus von der Heydt」が規制に準拠する形で担保となるユーロを保管すると伝えられています。

また、EURBには「Bankhaus von der Heydtの顧客」だけでなく「金融アプリケーションを開発している第三者の開発者」もアクセスすることができるため、ステラネットワークのオンチェーン決済でその他のステーブルコインと共にEURBを利用することができると説明されています。

EURBは「Bitbond」が構築した証券化プラットフォームで活用される他、Stellar Networkを活用した国際送金サービスである「DTransfer」などで活用されるとのことです。「Bankhaus von derHeydt」のマネージングディレクターであるPhilipp Doppelhammer氏は公式発表の中で次のようにコメントしています。

ネットワーク上での資産発行・管理が容易であるため「Bitbond」と「Stellar」に惹かれました。

最初のユースケースとしては、ブロックチェーン決済会社でありながらStellarネットワークの初期メンバーの1社でもある「SatoshiPay」がEURBを「DTransfer」に実装する予定です。「DTransfer」は世界中の銀行システムにリンクして様々なステーブルコインを交換することによって、ビジネス顧客のグローバルな国際送金を容易にします。

「送金速度の速さ・送金手数料の安さ」などに強みを持っている「Stellar」の技術はその他のステーブルコインプロジェクトにも活用されており、有名なR&Bシンガーソングライター「AKON(エイコン)」が推進している仮想通貨「Akoin(エイコイン)」でもStellarの技術が活用されています。

>>「ステラ開発財団」の公式発表はこちら
>>「Bankhaus von der Heydt」の公式発表はこちら

2020年12月11日|ステラ(Stellar/XLM)の価格

ステラ(Stellar/XLM)の価格は先月25日に23円付近まで回復したものの、その後はやや下落しており、2020年12月11日時点では「1XLM=16.64円」で取引されています。

2020年11月11日〜2020年12月11日 XLMの価格チャート(画像:CoinGecko)2020年11月11日〜2020年12月11日 XLMの価格チャート(画像:CoinGecko)

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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