ロシア大手銀行子会社:スイス規制当局から「暗号資産交換業」のライセンス取得


ロシア最大の非国有銀行である「Gazprombank(ガスプロムバンク)」は2020年10月29日に、スイスの子会社が「スイス連邦金融市場監督機構(FINMA)」から暗号資産取引サービスを提供するためのライセンスを取得したことを発表しました。

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「ビットコインの保管・取引サービス」提供へ

ロシア最大の非国有銀行でありながらロシア三大銀行のひとつに数えられる「Gazprombank(ガスプロムバンク)」は2020年10月29日に、同社のスイス子会社がスイスの規制当局である「スイス連邦金融市場監督機構(FINMA)」から”企業や機関投資家に暗号資産銀行口座を提供する許可”を受けたことを発表しました。

ガスプロムバンクのスイス子会社は企業・投資ファンド・その他機関を含む顧客に伝統的な銀行サービスを提供していましたが、今回新たに暗号資産交換業のライセンスを取得したことによって「暗号資産の保管サービス」や「暗号資産と法定通貨の取引サービス」を提供することができるようになりました。

新たに提供されるサービスには「機関レベルのストレージソリューション」と「ビットコイン(BTC)の購入・販売サービス」が含まれると説明されており、今後はその他の暗号資産やサービスを提供できるように事業を拡大していく予定だと報告されています。なお、これらのサービスは当初、限られた顧客のみに提供されるとのことです。

ガスプロムバンクのCEOであるRoman Abdulin氏は、今回のライセンス取得について次のようにコメントしています。

私たちはデジタル資産が世界経済や当社のお客様にとってますます重要なものになっていくと予想した上で継続的に金融革新に取り組んでおり、最高レベルで高品質な銀行サービスをお客様に提供できるよう努めています。

当社のブロックチェーンソリューションは妥協のないセキュリティと使いやすさを提供します。業界トップクラスのノウハウや長年培ってきた専門的知識に支えられた新しいサービスをクライアントの皆様に提供できることを非常に嬉しく思います。

スイスの規制当局であるFINMAによる承認は、ガスプロムバンクにとって非常に重要なマイルストーンです。

ここ最近では大手銀行が暗号資産関連サービスの提供に乗り出す事例が多数報告されており、シンガポール最大の商業銀行である「DBS銀行」が暗号資産取引所「DBSデジタル取引所」の設立を計画していることが明らかにされた他、モンゴルの大手銀行である「モンゴル貿易開発銀行(TDB)」が仮想通貨関連サービスの提供に向けて複数の企業と提携したことなども報告されています。

>>「ガスプロムバンク」の公式発表はこちら

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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