【墨汁速報】イーサリアムやビットコイン165億円以上被害 KuCoinが秘密鍵流出でハッキング

【墨汁速報】ゴールドがビットコインを打ち負かす コロナショック S&P500サーキットブレイカー発動

仮想通貨取引所のKuCoin(クコイン)がハッキングされ、ビットコインやアルトコイン、イーサリアムやERC20トークンが165億円以上の盗難被害にあった。KuCoinによるとハッキング原因を調査しており、盗まれた仮想通貨はKuCoinと保険により全額返済されるという。

今月始めにはEterbaseがハッキングされており、今月ですでに2箇所が被害にあったことになる。

関連記事:【墨汁速報】イーサリアムなど5.3億円の被害 欧州仮想通貨取引所Eterbaseがハッキング

KuCoinハッキング

KuCoin公式の声明によると、2020年9月26日 日本時間午前4:05amに巨額の引出しが複数回確認され、ビットコインとERC20トークン、各種アルトコインがKucoinのホットウォレットから引き出され、別の仮想通貨取引所へ送金されたことが内部セキュリティ調査で判明したという。

ホットウォレットは顧客の引出しに即座に対応するための資産管理口座であり、インターネットから物理的にアクセスを遮断している”コールドウォレット”は被害にあっていない。

KuCoinは

「今回のKuCoinのハッキングで被害を受けたユーザーは安心してください。すべての被害額はKuCoinと保険ファンドから全額返金します。」

と述べている。

秘密鍵が盗まれる杜撰さ

同日日本時間13:30に行われたKuCoin CEO Johnny Lyu氏による質疑応答では、

「今回の被害の原因はKuCoinのホットウォレットの秘密鍵が盗まれたことが原因だ。」

とLyu氏は述べている。

またKuCoinはハッキングが判明した後、即座に残りの資産を別のウォレットに送金したとしている。ビットコインやアルトコインの被害額は現時点で不明だが、ETHとイーサリアム上のERC20トークンの被害は最低でも166億円に上ることが判明している。

仮想通貨管理は安全に

仮想通貨の管理は本来自己責任であり、銀行の個人口座のように仮想通貨ウォレットで自己管理が可能だ。今月始め、ヨーロッパの小規模取引所Eterbaseでも5.3億円の被害にあっており、個人のウォレットで管理していればこのようなハッキング被害を避けることができる。

仮想通貨取引所は国内でもコインチェックやZaif、ビットポイントやマウントゴックスなどのハッキング被害が過去にあり、2014年のマウントゴックスでは未だに被害額の返金が進んでいない。

高いリターンでイーサリアムDeFiで人気を博す仮想通貨だが、仮想通貨管理には十分に気をつけることが重要だろう。

関連記事:年利100%超えは詐欺?今イーサリアム上のDeFiで何が起こっているのか

 

墨汁速報@コインチョイス その他仮想通貨の最新時事ニュースはこちら


▼墨汁サロンではイーサリアム2.0の最新動向やステーキング検証、テクニカル分析理論、最新ファンダメンタルなどをより深く解説しています。

墨汁うまいと学ぶ仮想通貨の世界

 

公式声明:KuCoin Security Incident Update

参照元:CoinChoice

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です