Klaytn:暗号資産KLAYの韓国取引所上場に「撤回要求」一方的決定だと批判


韓国の暗号資産取引所「Coinone(コインワン)」に、Kakao(カカオ)のパブリックブロックチェーンプロジェクト「Klaytn(クレイトン)」の暗号資産(仮想通貨)である「KLAY(クレイ)」が上場したことが明らかになりました。ただし、Klaytn側は『今回の上場はCoinoneの一方的な決定である』と指摘しており、『”上場撤回”を求めている』と説明しています。

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Coinoneに上場するも「Klaytn」側は撤回要求

韓国のインターネットサービス大手「Kakao(カカオ)」は、パブリックブロックチェーンプロジェクト「Klaytn(クレイトン)」を通じてメッセージアプリ「Kakao Talk(カカオトーク)」などでも使用することができる暗号資産「KLAY(クレイ)」を発行していますが、2020年6月5日にはKLAYが韓国の暗号資産取引所「Coinone(コインワン)」に上場していることが明らかになりました。

このことは現地メディアである「Tech M」の報道を通じてその他の国でも報じられており、現在は国内メディアでも『KakaoはCoinoneにKLAYを上場させることで合意し、KLAYを上場させた』と報じられていますが、Klaytn側は公式サイトで『CoinoneのKRW市場へのKLAY上場は、Coinoneの一方的な決定である』と否定しており、”上場撤回”を要求しています。

Klaytnの公式アナウンス(画像:Klaytn公式サイト)Klaytnの公式アナウンス(画像:Klaytn公式サイト

パートナーシップも「廃止」へ

Klaytnの発表によると、「Coinone」はKlaytnのエコシステムパートナーとして「相互運用性のサポート・サービス開発・Klaytnプラットフォームで動作するプロジェクトのリスト作成」などの面で協力していたとのことです。

しかしklaytnは今回の発表の中で『CoinoneからKLAYをKRW市場に上場させる計画を通知されたため、”その計画を撤回するように”と要求したものの、Coinoneは依然としてKLAYの上場を押し進めている』と批判しており、『当社はいかなるビジネスの取り決めも終了し、Coinoneとのパートナーシップを廃止する』と説明しています。

Klaytn(クレイトン)は、
・Upbit Indonesia(アップビット・インドネシア)
・Upbit Singapore(アップビット・シンガポール)
・Liquid Global(リキッド・グローバル)
・Gate.io(ゲート)
などの暗号資産取引所にKLAYをリストしているものの、これらは”政府の方針に基づいて”リストされているものであるため、「韓国取引所への上場」に関しても現地の規制当局と緊密に連携して、関連規制などに準拠した上で上場させることを望んでいるとのことです。

当メディアで確認したところ「Coinone」では2020年6月6日時点でも”KLAY”を取り扱っていますが、Klaytn側は”上場撤回”を要求しているため、最終的には撤回される可能性が高いと考えられます。

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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