ビットコインの平均トランザクション手数料「約10倍」に増加|半減期で取引活発化


ビットコイン(Bitcoin/BTC)のトランザクション手数料は半減期前から徐々に上昇しており、先日14日には一時的に約5ドル(約530円)にまで増加しました。2020年4月の平均トランザクション手数料と比較すると、この時点で手数料は10倍近くまで高騰していることになります。

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BTCの平均トランザクション手数料「約530円」に

ビットコイン(BTC)のトランザクション手数料は2020年4月時点では0.5ドル(約53円)前後で推移していたものの、半減期が近づくにつれて徐々に高額になり、半減期前の5月8日時点では3.19ドル(約342円)にまで増加したことが報告されていました。

しかし半減期後もトランザクション手数料は上昇し続けており、先日14日には4月の平均手数料の約10倍となる約5ドル(約530円)にまで達したことが報告されています。

2019年11月19日〜2020年5月17日 ビットコインの平均トランザクション手数料(画像:bitinfocharts.com)2019年11月19日〜2020年5月17日 ビットコインの平均トランザクション手数料(画像:bitinfocharts.com

トランザクション手数料増加の原因は?

ビットコインのトランザクション手数料とは、BTC取引を処理するマイナー(採掘者)に対する報酬として支払われる手数料のことであり、BTCの送金者は送金を行う際に自分でトランザクション手数料を設定できるようになっています。

マイナーの人々は手数料が高いものから取引を処理しているため、ビットコイン取引が増加して、より早く送金したいユーザーが増加した場合などにはトランザクション手数料が上昇する傾向があります。

現在報告されている「トランザクション手数料の上昇」は、ビットコインが半減期を過ぎたことによってビットコインへの関心が高まり、ビットコインを売買・送金している人々の数が増加しているためだと考えられます。

最近では、半減期前後のタイミングで仮想通貨取引所を通じてビットコインを購入していた人々が「取引所ウォレット」から「外部ウォレット」へとビットコインを移動する動きが強まっていることなども報告されていたため、そのような動きによってBTCの送金が活発化し、トランザクション手数料の上昇につながった可能性もあると考えられます。

ビットコイン価格が過去最高値(約220万円)に到達した2017年末頃のトランザクション手数料は一時的に55ドル(約5,900円)付近まで上昇していたため、この時の手数料に比べると現在の手数料は比較的安価であるとも考えられますが、今後もビットコインの取引が活発化した場合には、トランザクション手数料がさらに高額になり、送金がスムーズにできなくなる可能性もあるため注意が必要です。

2020年5月18日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格

ビットコイン(BTC)の価格は今月8日頃から106万円付近の抵抗線を突破できずに停滞していたものの、現在は再びこの価格帯まで回復してきており、2020年5月18日時点では「1BTC=1,056,482円」で取引されています。

半減期後の動きに関しては”短期的な急落”を警告する意見も出ていましたが、過去数ヶ月間の動きと比べると現在は回復傾向がやや強まってきているため、現在の価格帯を突破することができれば大幅な回復が見られる可能性もあると考えられます。

前回の半減期では”半減期を過ぎた約1ヶ月後”に大幅な急落が見られていたため、今後も警戒は必要であると考えられますが、短期的にはさらなる回復が見られる可能性も高まってきているように感じられます。

2020年4月18日〜2020年5月18日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)2020年4月18日〜2020年5月18日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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