［東京　９日　ロイター］ - 輸出や生産が減速しているものの、消費や雇用は堅調──。世界各国で強い内需と弱い外需が混在する経済状況が共通してみられている。内外のマクロウオッチャーが注視するのは、軟調な外需が今後、内需に悪影響をもたらすのかどうか。

［東京　９日　ロイター］ - マクロ統計では堅調な個人消費に対し、流通の現場からは先行きを懸念する声が出始めた。流通業界の首脳から、消費の実態が決して強くないとの指摘が相次いでいる。

［ウェリントン　９日　ロイター］ - ニュージーランドでは移民の流入が過去最高水準に達しており、景気が減速する中で失業率の上昇圧力になると予想される。このため準備銀行（中央銀行）が追加利下げに踏み切り、低金利をより長期間維持するとの観測が高まりつつある。

［東京　９日　ロイター］ - 午後３時のドル／円は、前日ニューヨーク市場午後５時時点に比べ、ややドル高／円安の１２０円付近だった。米国の利上げ観測後退と原油価格上昇により新興国・資源国通貨が買われ、ドルが売られる展開となった。同時にユーロと円も売られたため、ドル／円には動きが出づらかった。

［東京　９日　ロイター］ - 日銀の次世代決済システムである「新日銀ネット」が１３日に全面稼働する。１９８８年に稼働した日銀ネットの老朽化に伴い導入するもので、一部は昨年１月から稼働、１０日に残りのシステムの移行作業と稼働試験を行う。

［東京　９日　ロイター］ - 東京株式市場で日経平均は急反発した。前日の米国株高に加え、上海株などアジア市場がしっかりとした値動きとなり、市場心理が改善。ファーストリテを中心とする小売株の下げが重しとなったが、素材株などへの買い戻しが強く、高値引けとなった。

［上海／北京　９日　ロイター］ - 中国のレアメタル（希少金属）取引所が提供した「ノーリスク・２桁の高利回り」商品が引き起こしている換金不能問題は、中国の複雑な金融システムにリスクが潜んでいることを如実に示した。

［リマ　８日　ロイター］ - 麻生太郎財務相は８日、日中韓財務相会談で、足元の日本経済の状況に加え、安倍晋三首相が表明した「新３本の矢」について説明したことを明らかにした。一方、年内開催ともされる３カ国首脳会談をめぐる具体的な議論はなかったとした。

［上海／北京　９日　ロイター］ - 中国のレアメタル（希少金属）取引所が提供した「ノーリスク・２桁の高利回り」商品が引き起こしている換金不能問題は、中国の複雑な金融システムにリスクが潜んでいることを如実に示した。

［東京　９日　ロイター］ - 甘利明経済再生担当相は９日午前、閣議後会見で、景気の現状認識について回復基調に変わりはないとの認識を示した。ただ、一部に弱さがあることも認め、とりわけ企業の設備投資について、計画倒れにならないよう、月内にも発足する「官民対話」で対応を進める考えを示した。