米FRB、利上げに向けた準備「近く」整う=NY連銀総裁 News

米FRB、利上げに向けた準備「近く」整う=NY連銀総裁

[ヘンプステッド(米ニューヨーク州) 20日 ロイター] - 米ニューヨーク(NY)連銀のダドリー総裁は20日、連邦準備理事会(FRB)当局者の間でインフレ率が今後上昇し、雇用が安定化した状態が続くとの確信が増していることから、「近く」利上げを実施する準備が整うとの見方を示した。

EU緊急閣僚会合、国境審査強化など新対策で合意 News

EU緊急閣僚会合、国境審査強化など新対策で合意

[ブリュッセル 20日 ロイター] - 欧州連合(EU)は20日、パリ同時多発攻撃を受けブリュッセルで法相・内相緊急会合を開いた。フランスと団結していくことを打ち出し、安全保障強化に向けて監視体制や国境審査、銃規制での新たな対策で合意した。会合はカズヌーブ仏内相が開催を求めていた。

独VW、来年の投資額10億ユーロ削減 排ガス不正コストに対応 News

独VW、来年の投資額10億ユーロ削減 排ガス不正コストに対応

[ヴォルフスブルク(ドイツ) 20日 ロイター] - 独フォルクスワーゲン(VW)のミュラー最高経営責任者(CEO)は、来年の投資額を当初見通しから10億ユーロ(11億ドル)削減し120億ユーロ(128億ドル)とする方針を示した。従来計画から約8%縮小する。

マリのホテル襲撃で最低27人死亡、アルカイダ系組織が犯行声明 News

マリのホテル襲撃で最低27人死亡、アルカイダ系組織が犯行声明

[バマコ 20日 ロイター] - 西アフリカのマリの首都バマコで20日、武装集団が高級ホテルを襲撃し、170人を人質にとって立てこもった。その後、治安部隊が突入し、国連当局者によると少なくとも27人が死亡したほか、武装グループの2人が殺害された。この事件でアルカイダ系武装組織「アルムラビトゥン」が犯行声明を出した。

インフレ回復へ行動の用意、QEは調整可能=ECB総裁 News

インフレ回復へ行動の用意、QEは調整可能=ECB総裁

[フランクフルト 20日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は20日、資産買い入れプログラムと中銀預金金利の調整を利用可能なツールとして指摘し、インフレ率を押し上げるために早急に措置を講じる用意があることを示唆した。フランクフルトで開催された会合で講演した。

<i style=”font-style:normal;font-size: 97%;”>パリのテロと9.11、為替への影響はどう違う?</i> パリティ割れまでユーロ安はまだ進む! ブログ

<i style=”font-style:normal;font-size: 97%;”>パリのテロと9.11、為替への影響はどう違う?</i> パリティ割れまでユーロ安はまだ進む!

■パリで起きたテロに金融市場が冷静に反応 パリのテロでリスクオフの動きは広がらなかったが、FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が公開された後、逆に米ドル/円は反落した。相場は、「理外の理」と言われるから、今さら驚くものではなかろう。

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)

 もっとも、「フランス版9.11」と言われる今回のパリのテロに、金融市場が学習機能を働かせて、冷静に反応していること自体、納得できるところが多い。

 まず、たしかに犠牲者の人数は多かったが、9.11に匹敵するほど金融、経済にたちまち大きなダメージを与えたかというと、そうではないといった判断ができる。

 次に、もしも、テロにより景気が悪化する兆しがあれば、すでにQE拡大や、さらなる利下げの余地を表明したECB(欧州中央銀行)が早期に行動するといった可能性も浮上する。これがユーロ安に作用する上、株式市場の支えになる。

 結局、リスクオフかどうかは株式市場次第だが、こういった思惑があったのか、テロ以降、フランス株式市場をはじめ、EU(欧州連合)の株式市場は総じて堅調に推移してきた。

仏CAC40指数 1時間足(出所:CQG)

 従って、リスクオフの円買いにつながらなかったことも自然の成り行きで、ユーロ安にのみ反応したこともよく納得できる。基軸通貨ではないユーロが、ECBの政策以外で、自身の悲劇から「恩恵」を受けるとは考えにくいからだ。

■ユーロ安が続く公算が大きい理由は? こういった話は、9.11後の米ドルのパフォーマンスと比較しないとわからない。2001年の9.11当日、ドルインデックスは1.6%安を記録したが、その後反発し、2002年1月まで上昇した。

 言ってみれば、少なくとも3~4カ月間、米ドルは、真のリスク回避先とみなされ、テロを受けたにも関わらず、こういったパフォーマンスを発揮できたのだ。これは、米ドルが、他ならぬ基軸通貨だからこそ持つ力の表れだ。

 当然のように、ユーロは基軸通貨ではないから、こういった力を持たない。テロ事件やこれからのリスクを考えると、ユーロは安全資産どころか、リスク資産に転落したと言えるだろう。

 ゆえに、ユーロ安が続く公算が大きいとみる。

ユーロVS世界の通貨 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロVS世界の通貨 日足)

■ユーロ/米ドルのリバウンド余地は大きくなさそうだ 一方、FOMC議事録が発表されたあと、ユーロ/米ドルの切り返しが見られたように、目先、米ドル高のスピード調整は見られる。

 そもそも、FOMC議事録がタカ派だったのに、なぜこのような値動きになったのか? その見方は十人十色だ。

 テクニカル的なスピード調整といった見方がもっとも多い。

 米ドル高トレンドがはっきりしている場合、統計上の確率として、ユーロ/米ドルのリバウンドは2~3日の取引日しか続かず、また、値幅も150pips程度に留まることが多い。

 今回もそれが当てはまるのであれば、目先、ユーロ/米ドルのリバウンド余地は、そう大きくなかろう。ドルインデックスが100の心理的な大台に接近する中、スピード調整自体が、より大きなモメンタムにつながるといった思惑もある。

ドルインデックス 日足(出所:CQG)

 もう1つの見方は、市場焦点が…