セキュリタイズとニューバーガー、トークン化債券ファンド「HINC」提供開始

ニューバーガー、トークン化ファンドのサブアドバイザーを初担当

現実資産(RWA)トークン化プラットフォームのセキュリタイズ(Securitize)が、独立系資産運用会社ニューバーガー(Neuberger)と共同で、トークン化債券ファンド「ニューバーガー・セキュリタイズ・ハイ・インカム・トークナイズド・ファンド(Neuberger Securitize High Income Tokenized Fund:HINC)」の提供開始を8月18日に発表した。

今回の取り組みは、ニューバーガーがトークン化ファンドのサブアドバイザーを務める初めての事例となる。

ニューバーガーは1939年創業の独立系資産運用会社で、債券運用プラットフォームでは約2,300億ドル超(約36.7兆円)の資産を運用している。今回の取り組みでは、同社がサブアドバイザーとして債券ポートフォリオの運用およびリサーチを担当し、長年培ってきた債券運用戦略をパブリックブロックチェーンへ展開する。

HINCは、主にハイイールド債などへ投資する運用ファンドの持分をトークン化した商品だ。ハイイールド債は、投資適格未満の信用格付けを持つ企業などが発行する債券で、信用リスクが高い分、一般に高い利回りを提供する。HINCは主にこうした債券へ投資し、魅力的なリスク調整後リターンの獲得を目指す。このほか、ローン担保証券(Collateralized Loan Obligations:CLO)やレバレッジドローンなど、利息収入が見込めるその他のクレジット商品にも投資する。なお、ファンドレベルではレバレッジを利用しないとのことだ。

セキュリタイズは、HINCを通じてニューバーガーの債券運用能力をパブリックブロックチェーンへ展開すると説明した。また同社は、債券分野はトークン化が急速に広がるユースケースの一つになりつつあるとの認識を示した。

セキュリタイズ・キャピタル(Securitize Capital)がHINCの投資顧問を務め、セキュリタイズ・マーケッツ(Securitize Markets)が適格投資家向けにファンド持分を提供する。その他のセキュリタイズ関連会社が、トークン化やファンド管理、関連する運営業務を担う。また、HINCのトークン化持分は、アバランチ(Avalanche)、イーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、スイ(Sui)の4つのパブリックブロックチェーンを通じて提供される。

対象となるのは、要件を満たす認定投資家(Accredited Investors)や適格購入者(Qualified Purchasers)だ。利用には、セキュリタイズによるオンボーディングやKYC(本人確認)・AML(マネーロンダリング対策)の審査を受け、居住地域や証券法上の適格性などの要件を満たす必要がある。

ニューバーガーは、HINCを通じて、リサーチを重視した同社のアクティブ運用戦略を、オンチェーンで債券投資へのアクセスを求める適格投資家へ提供すると説明した。

参考:公式サイトプレスリリース
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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