
アミナバンクがMesh統合
スイスの暗号資産(仮想通貨)銀行アミナバンク(AMINA Bank:以下、アミナ)が、暗号資産決済ネットワーク「メッシュ(Mesh)」を同行のオンラインバンキングに統合したと7月16日に発表した。両社によると、メッシュを統合した規制銀行はアミナが初となる。
アミナは、スイス金融市場監督機構(FINMA)の銀行・証券ディーラー免許を取得した暗号資産銀行だ。
アミナによると、従来、顧客が暗号資産を銀行へ入金する際には、外部プラットフォームでウォレット署名を行う必要があったという。また、複数段階の手作業によるアドレス確認や、ウォレットアドレスのコピー、外部ツールの切り替えも必要だったとのこと。
今回のメッシュとの統合により、メッシュの「検証済み入金(Verified Deposits)」技術がアミナのオンラインバンキングプラットフォームに直接組み込まれる。これにより顧客は、外部ウォレットの所有権確認からステーブルコインを含む暗号資産の入金までを、一連の流れで行えるようになる。
ここでいう入金とは、顧客が外部ウォレットや暗号資産取引所で保有する資産をアミナの口座へ移動することを指す。FINMAは、送金者・受取人に関する必要情報を送受信できない外部ウォレットとの取引について、そのウォレットが監督対象機関の顧客に属することを適切な技術手段で証明するよう求めている。
メッシュは、300を超える暗号資産取引所やウォレットなどを接続する暗号資産決済ネットワークだ。今回の仕組みでは、顧客によるウォレットの所有権確認や、外部ウォレットまたは取引所アカウントとアミナとの接続を担う。
一方でメッシュは、入金される暗号資産の受け取りやカストディ(保管)には関与しない。実際の資産の受け取りとカストディはアミナが担う。また同行は、FINMAの規制下でコンプライアンス対応やオンチェーンスクリーニングを行う。
アミナの最高プロダクト責任者(CPO)であるマイルズ・ハリソン(Myles Harrison)氏は、今回の統合により、デジタル資産の入金体験を顧客が伝統金融に期待する水準へ近づけると説明した。
今回の統合機能は近日中にアミナの顧客へ提供される予定だ。またアミナは今後、メッシュとの接続を出金や外部への支払い(payouts)にも拡大する方針だ。
参考:プレスリリース
画像:PIXTA
関連ニュース
- アミナバンク、「カントンコイン(CC)」の取引・カストディ対応開始、銀行で世界初
- 米リップルの「Ripple Payments」、スイスのアミナバンクが導入
- 規制下銀行初、スイスのアミナバンクがDLT取引・決済システム「21X」の上場スポンサーに
- スイスのアミナバンク、「ポリゴン(POL)」の機関投資家向けステーキング開始、最大報酬15%
- スイスのアミナバンク、パクソスのUSDGを導入。デジタルドル基盤「GDN」へ参画へ
参照元:ニュース – あたらしい経済

コメント