週8億人のChatGPTが仮想通貨の入口に|MoonPayが購入機能を公開

この記事の要点

  • MoonPayがChatGPTへ参入、仮想通貨購入機能を公開
  • ChatGPT上からBTC・XRPなど100種類超の購入ページへ接続可能に

ChatGPT上で仮想通貨購入が可能に

暗号資産(仮想通貨)決済インフラを手がける米MoonPay(ムーンペイ)は2026年5月22日、公式Xを通じて、OpenAIのChatGPT App Directoryへ自社アプリを公開したことを発表しました。

今回の公開により、ChatGPTのユーザーはアプリ検索から「MoonPay」を呼び出すことで、ビットコイン(BTC)エックスアールピー(XRP)を含む100種類超の仮想通貨購入ページへ直接アクセスできるようになっています。

MoonPayは「ChatGPTへ統合された初の仮想通貨オンランプになった」と説明しており、AIチャット上から仮想通貨の購入手続きを開始できる導線が実装されています。

これまで取引所アプリの開設や送金操作を要した仮想通貨の初回購入が、ChatGPTでの調べ物の流れの延長で進められるようになり、初心者にとっての導入ハードルが下がる見通しです。

MoonPayがChatGPTのApp Storeで利用可能になりました。ChatGPTに統合された仮想通貨オンランプとして初の事例となります。

1⃣ Appsで「MoonPay」を検索
2⃣ 接続
3⃣ 好きなトークンを購入

ChatGPT上で広がる仮想通貨アクセス手段

「MoonPay」呼び出しで購入リンク自動生成

MoonPayによると、ChatGPTのアプリ検索から「MoonPay」を接続した状態で「ソラナ上のUSDC」「0.1ETH」「100ドル分のビットコイン」などと入力すると、対象資産やチェーン情報を反映した専用チェックアウトリンクが自動生成される仕組みとなっています。

リンクを開くとmoonpay.comへ遷移し、本人確認(KYC)と決済方法の選択を済ませることで購入手続きを完了できるようになっており、決済手段はクレジットカードのほか、Apple Pay・Google Pay・銀行振込にも対応しています。

すでにMoonPay口座を保有しているユーザーについては追加登録なしで利用でき、購入した仮想通貨は指定ウォレットへ直接送付される設計となっており、対応銘柄もBTC・XRP・イーサリアム(ETH)ソラナ(SOL)USDコイン(USDC)を含む100種類超へ広がっています。

クラーケンやOKXも参入、購入機能はMoonPayが初

ChatGPTのアプリ機能は2025年10月にOpenAIがDevDayで発表し、2025年12月にはApp Directoryが公開され、CanvaやSpotifyなどの大手サービスがチャット内から直接利用できるようになりました。

仮想通貨分野ではKraken(クラーケン)OKXもChatGPTに自社アプリを公開していますが、いずれもブロックチェーンデータや価格照会が中心であり、購入機能まで踏み込んだのはMoonPayが初めてとされています。

MoonPayでプロジェクト責任者を務めるケビン・アリフィン氏はDecryptの取材で、すでに多くの利用者がChatGPT上で投資関連情報を調べている状況に触れ、その導線上に購入機能が存在しなかった方が不自然だったと説明しています。

同氏は、ChatGPT上で情報収集から仮想通貨購入まで完結できる導線整備が進み始めているとの認識も示しました。

週8億人のChatGPTに仮想通貨購入が接続

OpenAIによるとChatGPTの利用者は「週8億人超」に達しており、その巨大な利用基盤上で、仮想通貨購入ページへ直接接続できる導線が整備され始めています。

これまで仮想通貨に接点のなかった利用者でも、ChatGPTで情報収集を行う流れのまま購入ページへ進めるようになったことで、仮想通貨の初回購入に対する心理的ハードルが下がる可能性があります。

ただし、MoonPay公式ヘルプセンターのサービス非対応国一覧では日本が対象外として明記されており、日本居住者のChatGPTアカウントからは現時点でMoonPayアプリ自体が表示されない仕様となっています。

KYCや資金決済に関する規制もmoonpay.com側で従来通り適用されるため、利用可能な地域や購入上限は各国の規制環境に左右される設計となっています。

次の焦点はAIエージェントによる決済へ

MoonPayはAIプラットフォームとの連携を段階的に進めており、2026年2月にはAIエージェントが自律的に仮想通貨を扱える非カストディ型インフラ「MoonPay Agents」を発表しています。

今回のChatGPT App Directory公開は、人間がAIに質問しながら仮想通貨を購入する導線整備の一環とみられており、その先では、AIエージェント自身がウォレット操作や決済処理を担う環境整備も進められています。

仮想通貨をめぐる購入経路の整備は伝統金融側でも続いており、ETF(上場投資信託)を通じた資金流入も加速しています。米国市場では2026年4月にビットコイン現物ETFへ約3,094億円が流入し、2026年で最高の月間流入額を記録しました。

AIプラットフォームへの統合と機関マネーの流入が同時に進むなか、ChatGPT経由の購入動線が一般層の取引行動にどこまで浸透するのか、各国規制当局の対応も含めた今後の展開に関心が集まっています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.90 円)

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Source:MoonPay公式X
サムネイル:AIによる生成画像

参照元:仮想通貨ニュース最新一覧【毎日更新】 - 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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