コインベース、イーサリアム担保ローンを提供開始|最大100万ドルのUSDCが借入可能に

ETH担保でUSDC借入、年4.1%利回りも

米大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)は2025年11月20日、イーサリアム(ETH)担保ローンの提供を開始したと発表しました。

同社によると、今回の新サービスにより、ユーザーはイーサリアムを売却することなく、米ドル連動型ステーブルコイン「USDコイン(USDC)」を最大100万ドル(約1億5,700万円)相当まで借り入れることができます。

さらに、USDCはコインベースで保有することで年4.1%の利息を得られ、必要に応じて米ドルに交換することも可能です。

このサービスは、オンチェーン融資プロトコル「Morpho」を活用し、イーサリアムネットワーク「Base」上で運用されています。

コインベースは、ユーザーが借り入れたUSDCは同社の口座に預けられ、担保に出されたイーサリアムはMorphoで管理されると説明しています。

Morphosの変動金利のみ負担でETH借入

発表によれば、イーサリアム担保の融資サービスは、毎月の返済額や期限が定められておらず、ユーザーはいつでも全額または一部を返済できます。

さらに金利は最低5%で、他の仮想通貨担保ローンの半分に設定されています。

また、利用手数料も無料になっており、ユーザーはMorphoのレンディング市場における変動金利のみを負担します。

コインベースは、借入額が担保価値の86%に達すると、担保のイーサリアムが強制清算され、ローン残高や違約金の支払いに充てられると説明しています。

未払いのローン残高には利息が加算され続け、清算のリスクが生じることから、同社は定期的に借入状況を確認するようユーザーに呼びかけています。

ローンサービスのグローバル展開も視野

コインベースは2025年1月にビットコイン(BTC)担保ローンの提供を開始しており、今回の発表でイーサリアムを担保資産に追加しています。

同社は今後も担保ローンの対象となる仮想通貨を拡大していく方針です。

ローンサービスは現在、ニューヨーク州を除く米国内で利用可能ですが、コインベースは将来的に他国での提供も目指しています。

また、現在は公式アプリのみで利用可能ですが、将来的にはWebブラウザでもサービスを展開する予定としています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.12 円)

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Source:Coinbase公式X
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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