Nike:NFTバーチャルスニーカーの「RTFKT」を買収|メタバース事業に期待高まる


Nike(ナイキ)は2021年12月13日に、バーチャルスニーカーやコレクターズアイテムを扱っているNFTスタートアップ「RTFKT」を買収したことを発表しました。Nikeはこれまでにも仮想通貨・ブロックチェーン関連の取り組みを続けており、今年9月には人気のゲームプラットフォーム「Roblox」で『NIKELAND』と呼ばれるメタバース(仮想空間)を開設していたため、Nikeのメタバース関連事業には期待が高まっています。

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NikeのDXを加速する新たなステップ

Nike(ナイキ)は2021年12月13日に、バーチャルスニーカーやコレクターズアイテムを扱っているNFTスタートアップ「RTFKT」を買収したことを発表しました。RTFKTも14日のツイートで『Nikeファミリーの一員に参加した』と報告しています。


「RTFKT」は2020年1月からバーチャルスニーカーなどの制作を行なっているデザイン集団であり、今年3月にはNFTアーティストであるFEWOCiOUS氏とのコラボで制作された600足のバーチャルスニーカーがわずか7分で完売となり、310万ドル(約3億5,000万円)以上の売上を記録したことなどでも大きな話題となっていました。

今回の買収の条件や金額などは公表されていないものの、Nikeの社長兼CEOであるJohn Donahoe(ジョン・ドナホー)氏は公式発表の中で『今回の買収はナイキのデジタル・トランスフォーメーションを加速する新たなステップである』とコメントした上で『私たちの計画はRTFKTブランドに投資して、革新的で創造的なコミュニティーに貢献・成長させ、ナイキのデジタルの存在と能力を広げることだ』と説明しています。

今回の買収はナイキのデジタル・トランスフォーメーションを加速する新たなステップであり、スポーツ・クリエイティビティ・ゲーム・カルチャーを融合させ、アスリートやクリエイターにサービスを提供できるようになります我々は優れた才能を持つクリエイターチームを獲得しました。我々の計画は、RTFKTブランドに投資し、革新的でクリエイティブなコミュニティに貢献・成長させ、ナイキのデジタルにおける存在と能力を拡張することです。

また「RTFKT」の共同設立者であるBenoit Pagotto氏は『Nikeはイノベーション・クリエイティビティ・コミュニティに対する私たち全員の深い情熱を共有する世界で唯一のブランドである』と述べた上で『メタバースで完全に形成された私たちのブランドをNikeとともに成長させていけることに興奮している』とコメントしています。

Nikeは2019年12月に「イーサリアムのブロックチェーン技術を用いてスニーカーをトークン化する技術」の特許を取得しており、2021年10月には「仮想世界で使用可能なバーチャルグッズ」の商標を申請、2021年9月には人気のゲームプラットフォーム「Roblox」に『NIKELAND』と呼ばれるメタバース空間を開設していたため、今後のNikeのメタバース関連事業には期待が高まっています。

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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