［東京　５日　ロイター］ - 環太平洋連携協定（ＴＰＰ）が５日、大筋合意に達した。日本にとって関税撤廃の効果は他の加盟国よりも相対的に大きくなるが、輸出入手続きの簡素化や取引ルールの統一など非関税障壁の大幅な引き下げが、一段と日本企業にとって恩恵となりそうだ。国内総生産（ＧＤＰ）を約１２兆円引き上げるとの試算も出ている。

［東京　５日　ロイター］ - 来日しているフランスのバルス首相は、安倍晋三首相との会談し、仏原子力セクター再編に対する日本の業界の関与を提案したと述べた。

［ロンドン　５日　ロイター］ - スイスの食品大手ネスレは、アイスクリーム事業をＲ＆Ｒアイスクリームと統合することで交渉中だ。関係筋が明らかにしたもので、実現すれば３０億ユーロ規模の統合となり、ネスレは一段と中核事業に注力することになる。

［ヨハネスブルク　５日　ロイター］ - 独自動車大手フォルクスワーゲン（ＶＷ）の南アフリカ部門は５日、ＶＷの創業７８年の歴史上、最大のスキャンダルに発展した排ガス不正問題について、同国で販売するすべての車両は環境規制を順守していると明言した。

［ストックホルム　５日　ロイター］ - 今年のノーベル医学生理学賞に北里大学名誉教授の大村智氏（８０）ら３人が選ばれた。スウェーデンのカロリンスカ研究所が５日発表した。寄生虫に起因する感染症に画期的な治療法を確立したことが受賞理由という。

［東京　５日］ - 米国の金融政策正常化プロセスが滞るなど、主要国の政策に手詰まり感が強まる中、世界経済の失速を回避するためには、多少の劇薬も検討の余地があると、独立系シンクタンク・ＲＰテックの倉都康行代表は指摘する。英労働党の新党首が提案するインフラ投資事業の中銀ファイナンスはその一案だという。世界経済の行方と合わせて、今後の政策オプションについて聞いた。

［東京　５日　ロイター］ - 日銀は６─７日に開く金融政策決定会合で、年間８０兆円の国債買い入れを柱とする現状の量的、質的金融緩和政策（ＱＱＥ）の継続を決める見通しだ。

［ベルリン　４日　ロイター］ - ドイツのショイブレ財務相は４日、独ＺＤＦテレビのインタビューで、欧州が過去最大規模の難民流入への対処に苦慮していることから、「大陸への難民流入を制限する必要がある」と語った。

［東京　５日　ロイター］ - 午後３時のドル／円は、ニューヨーク市場２日午後５時時点に比べ、若干ドル高／円安の１２０円付近。明日から２日間の日程で始まる日銀金融政策決定会合での追加緩和に期待を寄せる一部の海外投機筋もあるなか、株高が好感され下値は堅い。ただ、大方の予想では金融政策据え置きが見込まれるほか、今週から本格化する米企業決算への警戒感もあり、１２０円台では上値の重さが意識された。

［東京　５日　ロイター］ - 東京株式市場で日経平均は４日続伸。終値で９月１８日以来、約半月ぶりに節目の１万８０００円を回復した。９月米雇用統計が予想を大きく下回ったことを受け、米利上げ先送りとの見方から前週末の米国株が上昇。これを受け日本株も買い優勢となり、日経平均の上げ幅は一時３５０円超となった。