101_ドル

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6/23に発表されたIMMポジション

以下、ポイントです。

・円
49959枚ショートと、前週比594枚減。内訳(図3)を見ると、ロング・ショート共に5千枚ほど増加しており、投機筋の間で先行き見通しが分かれている様子が窺える

・そのほか
ユーロが44852枚ロングと前週比34201枚減となったほか、メキシコペソは48985枚ロングと前週比46829枚減となったのが大きく目立つ


図1:IMMポジションとドル/円相場(下記チャートのドル/円レートは外為どっとコムを基に、IMMポジションはCFTCを基に外為どっとコム総研作成)
CFTC_YEN_170626.jpg

図2:IMMポジション(CFTCを基に外為どっとコム総研作成)

通貨枚数前週比
49959枚ショート594枚減
ユーロ44852枚ロング34201枚減
ポンド37604枚ショート1837枚減
スイスフラン2982枚ショート11478枚減
カナダドル82881枚ショート5714枚減
豪ドル15033枚ロング16544枚増
メキシコペソ48985枚ロング46829枚減
ニュージーランドドル21455枚ロング19860枚増

図3:投機筋の円ポジションの内訳(CFTCを基に外為どっとコム総研作成)
 17/06/2317/06/16
Long39,49834,160
Short89,45784,713
Net-49,959-50,553
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今日のテクニカル見通し:ドル/円

ドル/円相場は、前週金曜の足形が十字線となったのを始め、直近でも上下のヒゲが長くて実体が短い足形が連発しており、相場にやる気が感じられません。

とはいえ、それは「次の相場を待っている」事の裏返しなのかもしれません。足元の相場は、ボリンジャーバンド+2シグマがレジスタンス、20日線がサポートとなっている様子です。そうした中、75日線の傾きが下向となっていることから、どちらかといえば下方向を試しやすいと見ます。

USDJPY_170626.JPG
(上記ドル/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは6/26の10:58現在)

○下値目処について
冒頭で触れた20日線(110.652円)を下向けると、ボリンジャーバンド-2シグマ(109.291円)まで下値余地が拡大する可能性があります。その手前にある、日足の一目均衡表の基準線(110.456円)や週足の一目均衡表の雲上限(110.241円)、週足の一目均衡表の雲下限(109.511円)が機能するかにも、注目です。

○上値目処について
足元で上値を抑えている6日線(111.378円)を突破すると、ボリンジャーバンド+2シグマ(112.013円)が視野に入りそうです。バンドの上下の幅がほぼ平行となる中、もしバンド上限を押し上げる陽線が出現した時は、上昇トレンドに入る可能性があります。その際は逆張りは慎重な対応が求められるところです。


○下値目処
111.222円(75日線)
111.014円(13週線)
110.882円(200日線)
110.652円(20日線)
110.595円(1/3と3/10の高値を結ぶトレンドライン
110.456円(日足の一目均衡表の基準線)
110.286円(日足の一目均衡表の転換線)
110.241円(週足の一目均衡表の雲上限)
110.235円(5/18安値)
109.924円(月足の一目均衡表の転換線)
109.511円(週足の一目均衡表の雲下限)
109.291円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
109.116円(6/7安値)
109.232円(52週線)
108.787円(6/14安値)
108.134円(4/17安値)

○上値目処
111.378円(6日線)
111.394円(月足の一目均衡表の雲上限)
111.413円(6/16高値)
111.575円(週足の一目均衡表の転換線)
111.608円(5/17陰線実体部の1/3戻し)
111.773円(日足の一目均衡表の雲下限)
111.784円(6/20高値)
111.819円(日足の一目均衡表の雲上限)
111.977円(5/17陰線実体部の1/2戻し)
112.013円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
112.284円(26週線)
113.369円(週足の一目均衡表の基準線)
114.362円(5/11高値)
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23日のドル円相場ときょうのひとこと(6/26 月)

0626.PNG  
 
----------6/23ドル円相場概況---------------------
 
OP 111.270
HI 111.429
LO 111.153
CL 111.276
 
東京市場は、時間外取引のNY原油が底堅く、それつれて米長期金利も底堅く推移する中、ドル円も下値は堅かった。ただ、買い材料にも乏しく仲値公示後は上値が重く、111.20-40円台の狭いレンジでもみ合った。欧州市場は株安を背景に111.153円まで小緩むなど、上値は重かったが、引き続き決め手なくもみ合い継続。NY市場でも、経済指標や金融政策当局者の発言には大きく反応することなく111.10-30円台という狭いレンジ内での往来が続いた。終わってみれば、ハナから動かないと決めていたかのような頑なな膠着相場であった。
 
-----------6/23主な出来事----------------------------
 
 
16:00
(仏) 6月製造業PMI・速報 55.0
前回53.8
予想54.0
(仏) 6月サービス業PMI・速報 55.3
前回57.2
予想57.0
 
16:30
(独) 6月製造業PMI・速報 59.3
前回59.5
予想59.0
(独) 6月サービス業PMI・速報 53.7
前回55.4
予想55.4
 
17:00
(ユーロ圏) 6月製造業PMI・速報 57.3
前回57.0
予想56.8
(ユーロ圏) 6月サービス業PMI・速報 54.7
前回56.3
予想56.1
 
21:30
(加) 5月消費者物価指数 (前月比) +0.1%
前回+0.4%
予想+0.2%
(加) 5月消費者物価指数 (前年比) +1.3%
前回+1.6%
予想+1.5%
 
23:00
(米) 5月新築住宅販売件数 61.0万件
前回56.9万件(59.3万件)
予想59.0万件
 
25:48 ブラード米セントルイス連銀総裁
・バランスシート縮小は利上げしない会合で行う可能性
・バランスシート縮小は9月開始の可能性
 
26:23 メスター米クリーブランド連銀総裁
・徐々に緩和を解除すべき時
・米経済を減速するため利上げするわけではない
・最近のインフレデータにおける見通しの変化はない
・年内のバランスシート縮小を支持
 
 
------------6/23株式・債券・商品----------------------
 
日経平均 20132.67(△22.16)
上海総合3157.87(△10.42)
 
英FT 7242.13(▼15.16)
独DAX12733.41(▼60.59)
 
NYダウ21394.76(▼2.53)
 
日10年債0.0540%(△0.0120)
豪10年債2.652% (▼0.004)
英10年債1.031% (△0.016)
独10年債0.255%(△0.003)
米2年債 1.340%(0.000)
米10年債2.142%(▼0.005)
 
NY原油 47.83(△0.50)
NY金 1224.20(△5.30)
 
---------6/26きょうの注目材料-------------------------
 
<国内>
08:50    日銀金融政策決定会合における主な意見(6月15-16日分)
 
<海外>
14:20    ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁、講演
17:00    6月独Ifo企業景況感指数
21:30    5月米耐久財受注
24:00    ドラギECB総裁、講演
26:00    米2年債入札(260億ドル)
 
 
--------6/26きょうのひとこと------------------------
 
先週のドル円の値幅は1.04円と、少なくとも今年最少を記録しました。6月末=上半期末の最終週という時期的な要因もあって、このままでは今週も小動きが続いてしまうかもしれません。米6月消費者信頼感指数(27日)や米5月PCEデフレーター(30日)などの経済指標や、イエレンFRB議長(27日)らの要人発言など、材料は決して少なくないので、こうしたイベントでどこまで動意を揺り起こせるかといったところです。
 
今週もよろしくお願いいたします。
 
 
 
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今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、手がかり材料難の中で111.20円台から111.40円台で小動きとなりました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

6/23(金)
16:30☆独6月製造業PMI・速報
16:30  独6月サービス業PMI・速報
17:00☆ユーロ圏6月製造業PMI・速報
17:00  ユーロ圏6月サービス業PMI・速報
21:30☆カナダ5月消費者物価指数
23:00☆米5月新築住宅販売件数
24:15  ブラード米セントルイス連銀総裁、講演
25:40  メスター米クリーブランド連銀総裁、講演
27:15☆パウエル米FRB理事、講演
--:--  EU首脳会議(ブリュッセル、22日~)
※☆は特に注目の材料

本日は多数の米経済イベントがありますが、いずれもやや小粒です。したがって、昨日に続き原油相場の動向を受けた米長期金利を眺めて方向感を模索する事となりそうです。

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昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/23 金)

 WS000689.JPG

----------6/22ドル円相場概況---------------------
 
OP 111.360
HI 111.448
LO 110.947
CL 111.318
 
東京市場は 時間外の原油相場の軟調推移や米長期金利の小幅低下を受けて一時111円台を割り込む軟調な展開。ただ、110円台を売り進めるには手がかりが薄く110.90円台で下げ渋った。欧州市場でもこの水準では下値が堅く110.947円を安値に切り返すと111.30円台へ値を戻した。NY市場では原油の反発につれて株価が上昇した序盤に111.448円まで上値を伸ばしたが、原油が失速すると111.20円台へと押し戻された。終日にわたり原油相場を眺めてもみ合った格好。
 
-----------6/22主な出来事----------------------------
 
06:00 (NZ) RBNZオフィシャル・キャッシュレートを1.75%に維持
 
17:00 (ノルウェー) ノルウェー中銀政策金利を0.50%に維持
 
21:30 (米) 新規失業保険申請件数 24.1万件
前回23.7万件→23.8万件
予想24.0万件  
 
21:30 (加) 4月小売売上高 (前月比)+0.8%
前回 +0.7%→+0.5%
予想+0.3%  
4月小売売上高 (前月比:除自動車) +1.5%
前回-0.2%→-0.1%
予想+0.7%  
 
22:00 (米) 4月住宅価格指数 (前月比) +0.7%
前回+0.6%→+0.7%
予想+0.5%  
 
23:00 (ユーロ圏) 6月消費者信頼感・速報-1.3
前回-3.3 
予想-3.0 
 
27:00 (メキシコ) メキシコ中銀政策金利を6.75%から7.00%へ
 
27:02 フォーブス英MPC委員
・以前よりも利上げは困難だろう
・政策調整は限定的で段階的であるべき
・金融政策の引き締めに一部緊急性が見られる
 
------------6/22株式・債券・商品----------------------
 
WS000688.JPG
  
---------6/23きょうの注目材料-------------------------
 
<国内>
なし
 
<海外>
15:45    仏1-3月期GDP・確定値
16:00    仏6月製造業PMI・速報値
16:00    仏6月サービス業PMI・速報値
16:30    独6月製造業PMI・速報値
16:30    独6月サービス業PMI・速報値
17:00    ユーロ圏6月製造業PMI・速報値
17:00    ユーロ圏6月サービス業PMI・速報値
21:30    カナダ5月消費者物価指数
23:00    米5月新築住宅販売件数
24:15    ブラード米セントルイス連銀総裁、講演
25:40    メスター米クリーブランド連銀総裁、講演
27:15    パウエル米FRB理事、講演
-----  EU首脳会議(ブリュッセル、最終日)
 
--------6/23きょうのひとこと-------------------------
 
米国債市場では昨日、来週の入札予定が発表されました。26日2年債260億ドル・27日5年債340億ドル・28日7年債280億ドルと総額880億ドルの入札が行われます。なぜこれが気になるかというと、来週は半期末の最終週であり、例年機関投資家を中心に取引を手控える傾向が見られる中で行われる入札だからです。つまり、他の条件が一定なら需給面から金利が上昇しやすい時期と言えそうで、他の条件とはやはり原油という事になるのでしょう。原油→米長期金利→ドル円という動き(上がるにしても下がるにしても)がきょうも続きそうです。
 
本日もよろしくお願いいたします。
 
 
 
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今夜の注目材料は?6/22

 東京市場のドル/円は、日本株や原油が弱含みで推移する中、一時111円台を割り込むなど上値が重い商状となりました。欧米市場を見通す上で、まずは注目イベントを確認しておきましょう。
 
6/22(木)
17:00  ECB月報
17:00   ノルウェー中銀政策金利発表
21:30   カナダ4月小売売上高
21:30☆ 米新規失業保険申請件数
22:00   米4月住宅価格指数
23:00   ユーロ圏6月消費者信頼感指数・速報
23:00   米5月景気先行指数
23:00☆ パウエル米FRB理事、議会証言
27:00☆ フォーブス英MPC委員、講演
27:00   メキシコ中銀、政策金利発表
----- EU首脳会議(ブリュッセル、23日まで)
※☆は特に注目の材料
 
米新規失業保険申請件数は、6月雇用統計の調査が行われた前週分のものという事で注目が集まります。また、パウエルFRB理事の議会証言も気になるところですが、その内容は銀行の自己勘定取引を制限する「ボルカールール」に関するものが中心のようで、金融政策には言及しない可能性もあります。
 
一時110円台に差し込んだドル/円相場としては、200日移動平均線(執筆時110.790円)のサポート力にも注目しておきたいところです。
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昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/22 木)

WS000675.JPG 
 
----------6/21ドル円相場概況---------------------
 
OP 111.426
HI 111.737
LO 111.070
CL 111.374
 
東京市場は、株価が冴えない中で上値の重い展開。5・10日の仲値前後ではやや買われる場面もあったが、午後には111.10円台へと弱含んだ。欧州市場も株安・原油安・欧米長期金利低下の逆風下で111.070円まで下落。しかし、ポンド円の切り返しなどにも支えられて111円代半ばに持ち直した。NY市場では米中古住宅販売の好結果や原油在庫の減少を受けて、一時原油高・株高に振れた事から111.737円まで上昇した。しかし、供給過剰感は根強く原油が失速すると一転して株安・米長期金利低下・ドル安の流れとなり111.20円台に押し戻された。
 
-----------6/21主な出来事----------------------------
 
15:36 黒田日銀総裁
・物価動向を引き続き注意深く点検する必要がある
・イールドカーブは市場調節方針と整合的な形で円滑に形成
・2%目標までには距離があり強力な金融緩和推進が適切
 
17:00 (南ア) 5月消費者物価指数 (前年比) +5.4%
前回+5.3% 
予想+5.4%  
 
17:30 (英) 5月財政収支 -60億GBP 
前回-96億GBP→-87億GBP
予想-70億GBP 
 
20:03 ホールデン英MPC委員
・年後半に金融刺激策の一部解除を支持
 
23:00 (米) 5月中古住宅販売件数 562万件
前回557万件→556万件
予想555万件  
 
(米) 5月中古住宅販売件数 (前月比)+1.1%
前回-2.3%→-2.5%
予想-0.4%  
 
------------6/21株式・債券・商品----------------------
 
WS000680.JPG
 
---------6/22きょうの注目材料-------------------------
 
<国内>
08:50    対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
10:30    岩田日銀副総裁、あいさつ
未定    6月月例経済報告
 
<海外>
15:00    5月スイス貿易収支
17:00    ECB月報
17:00    ノルウェー中銀政策金利発表
21:30    4月カナダ小売売上高
21:30    米新規失業保険申請件数
22:00    4月米住宅価格指数
23:00    6月ユーロ圏消費者信頼感指数
23:00    5月米景気先行指標総合指数
23:00    パウエルFRB理事、証言
27:00    フォーブス英MPC委員、講演
27:00    メキシコ中銀、政策金利発表
-----  EU首脳会議(ブリュッセル、23日まで)
 
--------6/22きょうのひとこと-------------------------
 
ほかに手掛りがないという事もあって、昨日の為替の相場解説にかならず出てくるのが「原油安」です。原油が下がるとガソリン価格や燃油サーチャージが下がるので我々一般消費者にとっては歓迎すべき事なのですが、金融市場的にはインフレ期待の低下→株安・長期金利低下要因として悪材料視されるケースが目立ちます。ただ以前は、ガソリン安で米消費者の可処分所得が増加するため、原油安=実質的な「減税」=(消費関連株を中心に)株高要因との見方もありました。ものは角度によって見え方が違うという好例ではないでしょうか。
 
 
本日もよろしくお願いいたします。
 
 
 
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今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、日経平均が軟調に推移する中で111.10円台までじり安となりました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

6/21(水)
17:00  5月南ア消費者物価指数
20:00  ホールデン英MPC委員、講演
23:00☆5月米中古住宅販売件数
23:30☆米EIA週間原油在庫統計
30:00☆RBNZオフィシャル・キャッシュレート
※☆は特に注目の材料

米年内利上げ打ち止め観測等を背景として、足元で上値の重いムードとなっています。本日は米中古住宅販売件数が発表されますが、米金融政策への影響度の観点からは、経済イベントとしてやや小粒です。したがって、上値の重さを払拭するのは容易ではなさそうです。

なお、NZで金融政策の発表があります。事前予想について、政策金利の据え置き(1.75%)がコンセンサスとなっています。

(欧米時間のドル/円予想レンジ:110.700-111.700円)

 

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今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、日経平均が軟調に推移する中で111.10円台までじり安となりました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

6/21(水)
17:00  5月南ア消費者物価指数
20:00  ホールデン英MPC委員、講演
23:00☆5月米中古住宅販売件数
23:30☆米EIA週間原油在庫統計
30:00☆RBNZオフィシャル・キャッシュレート
※☆は特に注目の材料

米年内利上げ打ち止め観測等を背景として、足元で上値の重いムードとなっています。本日は米中古住宅販売件数が発表されますが、米金融政策への影響度の観点からは、経済イベントとしてやや小粒です。したがって、上値の重さを払拭するのは容易ではなさそうです。

なお、NZで金融政策の発表があります。事前予想について、政策金利の据え置き(1.75%)がコンセンサスとなっています。

(欧米時間のドル/円予想レンジ:110.700-111.700円)

 

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昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/21 水)

WS000673.JPG 
 
----------6/20ドル円相場概況---------------------
 
OP 111.513
HI 111.784
LO 111.310
CL 111.464
 
 東京市場は、前日NY市場の流れを継いで買いが先行。5・10日のドル需要に加え、日本株高にも支援されて111.70円台へと上昇した。欧州市場では序盤に111.784円の高値を付けるも、原油安・株安の流れに押されて111.40円台へと反落。NY市場ではムニューシン発言(強いドルは輸出面の障害)に反応して111.310円まで下げる場面もあったが、NYダウが寄り付き直後に史上最高値を更新すると再び111.70円台へ反発。ただ、その後は株価が反落し、長期金利が低下する中、111.40円前後まで押し戻されるなど、終日方向感が掴めないまま取引を終えた。
 
-----------6/20主な出来事----------------------------
 
08:57 エバンズ米シカゴ連銀総裁
・データ分析時間のため次回利上げを12月まで先送りする公算
 
10:30 (豪) RBA議事録
・金利の据え置きは 持続的成長・インフレ目標と合致している
・労働市場・住宅市場は改善しているが、今後も注視する必要がある
・先行指標は、雇用の拡大に対し不透明感
・家計所得の低い伸びと高水準の債務は、消費見通しにリスクとなる
・GDPの伸び率は、3%へ加速すると依然として予想
・豪ドル高は経済の調整を複雑にする 
 
15:00 (独) 5月生産者物価指数 (前年比) +2.8% 
前回+3.4% 
予想+2.9% 
 
16:31 カーニーBOE総裁
・インフレ圧力は抑制されており、利上げの時ではない
 
20:45 ムニューシン米財務長官
・超長期債の発行を非常に真剣に検討中
・FRBにとって巨大なポートフォリオからの脱却は正しいこと
・強いドルはトランプ政権への信任投票
・強いドルは輸出面では障害
 
21:30 (加) 4月卸売売上高 (前月比) +1.0% 
前回+0.9%→+1.2%
予想+0.5% 
 
21:30 (米) 1-3月期経常収支 -1168億USD 
前回-1124億USD→-1140億USD
予想-1238億USD 
 
28:33 カプラン米ダラス連銀総裁
・さらなるインフレに関する兆候をみるために忍耐強く待つ
・インフレの弱さが一時的である証拠を見たい
 
------------6/20株式・債券・商品----------------------
WS000674.JPG
 
---------6/21きょうの注目材料-------------------------
 
<国内>
08:50    日銀金融政策決定会合議事要旨(4月26-27日分)
15:36    黒田日銀総裁、あいさつ
 
<海外>
17:00    5月南ア消費者物価指数
20:00    ホールデン英MPC委員、講演
23:00    5月米中古住宅販売件数
23:30    EIA週間原油在庫統計
30:00    RBNZ政策金利発表
 
--------6/21きょうのひとこと-------------------------
 
6月末(半期末)が間近に迫っており、時期的にも取引が盛り上がりにくいという面もあるのでしょうが、ドル円の日足ローソクは6月9日以来、陽線と陰線が日替わりで出現しており、方向性がはっきりしません。下げそうで下げずに、上げそうで上げない展開が続いています。その流れに倣えばきょうは下げそうで下げない日という事になります。きょうも手掛りが少ないとあって読みづらい相場展開が続きそうです。
 
 
本日もよろしくお願いいたします。