昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/22 木)

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----------6/21ドル円相場概況---------------------
 
OP 111.426
HI 111.737
LO 111.070
CL 111.374
 
東京市場は、株価が冴えない中で上値の重い展開。5・10日の仲値前後ではやや買われる場面もあったが、午後には111.10円台へと弱含んだ。欧州市場も株安・原油安・欧米長期金利低下の逆風下で111.070円まで下落。しかし、ポンド円の切り返しなどにも支えられて111円代半ばに持ち直した。NY市場では米中古住宅販売の好結果や原油在庫の減少を受けて、一時原油高・株高に振れた事から111.737円まで上昇した。しかし、供給過剰感は根強く原油が失速すると一転して株安・米長期金利低下・ドル安の流れとなり111.20円台に押し戻された。
 
-----------6/21主な出来事----------------------------
 
15:36 黒田日銀総裁
・物価動向を引き続き注意深く点検する必要がある
・イールドカーブは市場調節方針と整合的な形で円滑に形成
・2%目標までには距離があり強力な金融緩和推進が適切
 
17:00 (南ア) 5月消費者物価指数 (前年比) +5.4%
前回+5.3% 
予想+5.4%  
 
17:30 (英) 5月財政収支 -60億GBP 
前回-96億GBP→-87億GBP
予想-70億GBP 
 
20:03 ホールデン英MPC委員
・年後半に金融刺激策の一部解除を支持
 
23:00 (米) 5月中古住宅販売件数 562万件
前回557万件→556万件
予想555万件  
 
(米) 5月中古住宅販売件数 (前月比)+1.1%
前回-2.3%→-2.5%
予想-0.4%  
 
------------6/21株式・債券・商品----------------------
 
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---------6/22きょうの注目材料-------------------------
 
<国内>
08:50    対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
10:30    岩田日銀副総裁、あいさつ
未定    6月月例経済報告
 
<海外>
15:00    5月スイス貿易収支
17:00    ECB月報
17:00    ノルウェー中銀政策金利発表
21:30    4月カナダ小売売上高
21:30    米新規失業保険申請件数
22:00    4月米住宅価格指数
23:00    6月ユーロ圏消費者信頼感指数
23:00    5月米景気先行指標総合指数
23:00    パウエルFRB理事、証言
27:00    フォーブス英MPC委員、講演
27:00    メキシコ中銀、政策金利発表
-----  EU首脳会議(ブリュッセル、23日まで)
 
--------6/22きょうのひとこと-------------------------
 
ほかに手掛りがないという事もあって、昨日の為替の相場解説にかならず出てくるのが「原油安」です。原油が下がるとガソリン価格や燃油サーチャージが下がるので我々一般消費者にとっては歓迎すべき事なのですが、金融市場的にはインフレ期待の低下→株安・長期金利低下要因として悪材料視されるケースが目立ちます。ただ以前は、ガソリン安で米消費者の可処分所得が増加するため、原油安=実質的な「減税」=(消費関連株を中心に)株高要因との見方もありました。ものは角度によって見え方が違うという好例ではないでしょうか。
 
 
本日もよろしくお願いいたします。
 
 
 

参照元:外為どっとコム総合研究所

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