今日のテクニカル見通し:ドル/円

ドル/円相場は、前週金曜の足形が十字線となったのを始め、直近でも上下のヒゲが長くて実体が短い足形が連発しており、相場にやる気が感じられません。

とはいえ、それは「次の相場を待っている」事の裏返しなのかもしれません。足元の相場は、ボリンジャーバンド+2シグマがレジスタンス、20日線がサポートとなっている様子です。そうした中、75日線の傾きが下向となっていることから、どちらかといえば下方向を試しやすいと見ます。

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(上記ドル/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは6/26の10:58現在)

○下値目処について
冒頭で触れた20日線(110.652円)を下向けると、ボリンジャーバンド-2シグマ(109.291円)まで下値余地が拡大する可能性があります。その手前にある、日足の一目均衡表の基準線(110.456円)や週足の一目均衡表の雲上限(110.241円)、週足の一目均衡表の雲下限(109.511円)が機能するかにも、注目です。

○上値目処について
足元で上値を抑えている6日線(111.378円)を突破すると、ボリンジャーバンド+2シグマ(112.013円)が視野に入りそうです。バンドの上下の幅がほぼ平行となる中、もしバンド上限を押し上げる陽線が出現した時は、上昇トレンドに入る可能性があります。その際は逆張りは慎重な対応が求められるところです。


○下値目処
111.222円(75日線)
111.014円(13週線)
110.882円(200日線)
110.652円(20日線)
110.595円(1/3と3/10の高値を結ぶトレンドライン
110.456円(日足の一目均衡表の基準線)
110.286円(日足の一目均衡表の転換線)
110.241円(週足の一目均衡表の雲上限)
110.235円(5/18安値)
109.924円(月足の一目均衡表の転換線)
109.511円(週足の一目均衡表の雲下限)
109.291円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
109.116円(6/7安値)
109.232円(52週線)
108.787円(6/14安値)
108.134円(4/17安値)

○上値目処
111.378円(6日線)
111.394円(月足の一目均衡表の雲上限)
111.413円(6/16高値)
111.575円(週足の一目均衡表の転換線)
111.608円(5/17陰線実体部の1/3戻し)
111.773円(日足の一目均衡表の雲下限)
111.784円(6/20高値)
111.819円(日足の一目均衡表の雲上限)
111.977円(5/17陰線実体部の1/2戻し)
112.013円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
112.284円(26週線)
113.369円(週足の一目均衡表の基準線)
114.362円(5/11高値)

参照元:外為どっとコム総合研究所

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