陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

ユーロ/円逆張りのミセス・ワタナベに警告、 市場の本流は円安! 逆らうと踏み上げられる ブログ

ユーロ/円逆張りのミセス・ワタナベに警告、 市場の本流は円安! 逆らうと踏み上げられる

■市場の「旬の材料」はテーパリング ファンダメンタルズ上の視点から言えば、マーケットの流れを測るには材料というものがある。マーケットにはいろいろな材料があり、また、それらはお互いに影響し合うものではあるが、そのなかで支配力を持つ材料が必ずある。
 言ってみれば、材料にも「旬」というものがあり、足元の「旬の材料」と聞かれたら、間違いなく「テーパリング」を大半の市場関係者は挙げることだろう。
 テーパリング (Tapering)は、 量的金融緩和策の縮小を意味する。 一般的...
暗号資産総崩れでも有事の円高にならず。 台湾有事の可能性が悪い円安の地合いを作る ブログ

暗号資産総崩れでも有事の円高にならず。 台湾有事の可能性が悪い円安の地合いを作る

■暗号資産の暴落は“ショック”ではなく想定内 金融市場の本質は不確実性にあり、だからこそいろいろジンクスというか、「都市伝説」みたいな言い伝えがある。「有名な女優さんが結婚すると相場は暴落する」といったジンクスは、その典型だと思う。
 2021年5月19日(水)、新垣結衣さんの結婚発表で市場関係者はまた騒ぎ出した。
 昨年(2020年)10月1日(木)、石原さとみさんが結婚を発表した日に東証の取引システムがダウンした記憶も新しいだけに、今回は翌5...
円安の流れはしばらく続く公算大! 日本のワクチン接種率の低さも円売り材料!? ブログ

円安の流れはしばらく続く公算大! 日本のワクチン接種率の低さも円売り材料!?

■円安傾向が一段と強まってきた 円安傾向が一段と強まってきた。前回のコラムで指摘したとおり、主要クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)における外貨高・円安トレンドの維持、また高値更新があり、一段と高値余地の拡大につながっている。
【参考記事】
●円安トレンドは一段と加速する可能性大!ダマシのダマシこそホンモノだ!(2021年5月7日、陳満咲杜)
世界の通貨VS円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)
 この見方は、...
円安トレンドは一段と加速する可能性大! ダマシのダマシこそホンモノだ! ブログ

円安トレンドは一段と加速する可能性大! ダマシのダマシこそホンモノだ!

 米ドル全体は弱含みの推移に留まっている。ドルインデックスは4月安値90.39から反発してきたものの、モメンタムの低下も鮮明、当面保ち合い程度に留まるかと推測される。
ドルインデックス 日足(出所:TradingView)
■テーパリングと商品相場上昇でカナダドルの強さ目立つ 諸外貨のうち、カナダドルの上昇がもっとも目立つ。なにしろ、カナダドルは先月(4月)、主要外貨の中で真っ先にテーパリングを実施した。商品相場の上昇と相まって、買われる展開になったのも当然な成り行きだと思われる...
米ドル/円は2021年前半に112円達成も! GMMAに鰯(イワシ)喰いのサイン完成か!? ブログ

米ドル/円は2021年前半に112円達成も! GMMAに鰯(イワシ)喰いのサイン完成か!?

■ドルインデックスは下げ止まりの兆し 4月FOMC(米連邦公開市場委員会)は、景気認識を上方修正した。一方、インフレ率の上昇に関しては一過性と認定。景気刺激策の早期引き揚げを否定する立場を表明した。
 それを受け、米ドル全体は一段と反落。「わかりやすい」値動きを示している。
ドルインデックス 日足(出所:TradingView)
 とはいえ、4月に入ってから米ドル全体はすでに大幅な反落を果たしてきたから、FOMCの声明で続落したものの、下落幅は限定的であった。
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米ドル/円は、底割れ回避できても頭は 重いはず。高値更新には時間がかかるか ブログ

米ドル/円は、底割れ回避できても頭は 重いはず。高値更新には時間がかかるか

■円売りが続いていたが、一転。円買いの可能性が浮上 2021年年初来、為替市場のメイントレンドといえば、まず、円売りの進行が挙げられるだろう。しかし、それは3月末までの話で、今月(4月)に入ってからは一転、円売りのモメンタムの低下が目立ち、今後は円買いの可能性も浮上してきた。
米ドル/円 日足(出所:TradingView)
 もっとも、円買いといえば、株の下落とか、リスクオフとかの言葉と連想しやすい。直近の日米株のパフォーマンスに照らして考えると、その可能性も完全には否定できな...
米ドル高基調は、少なくとも夏場まで続く。 ドル/円は108円台で支えられ、上昇復帰か ブログ

米ドル高基調は、少なくとも夏場まで続く。 ドル/円は108円台で支えられ、上昇復帰か

■米ドル安予想にあった“落とし穴”とは? 2021年4月5日(月)、ウォール街の強者、あのゴールドマン・サックスが為替レポートを出し、6カ月ぶりのスタンスを表明した。それはほかならぬ、米ドルショートポジションの手仕舞い推奨であった。
 しかし、その日、米ドル全体が大きく続落。まるでゴールドマン・サックスさんを嘲笑うかのように、足元までドルインデックスは軟調に推移し、3月末からの反落を継続している。
ドルインデックス 日足(出所:TradingView)
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5年半続いた保ち合いを上抜けしたドル/円。 急上昇が予想されなかった2つの理由とは? ブログ

5年半続いた保ち合いを上抜けしたドル/円。 急上昇が予想されなかった2つの理由とは?

■米ドル/円は、巷の想定以上のスピードで上昇中 米ドル/円は、上昇し続けている。
 111円の節目手前まで迫り、これからコロナショック後の高値111.72円のブレイクがあっても当然の成り行きと思われる。2021年年初来、ほぼ一本調子に進んできた円安の進行スピードは、凄まじい。
米ドル/円 日足(出所:TradingView)
 ところで、まだ第2四半期に入ったばかりなのに、昨年(2020年)年末に皆さんが想定していたより、大分円安の進行が進んでいるというか、多くの方にと...
強気継続の米ドル/円、110円の大台打診へ。 米ドルの切り返しは、新たな段階に! ブログ

強気継続の米ドル/円、110円の大台打診へ。 米ドルの切り返しは、新たな段階に!

■米ドルの切り返しは、新たな段階に! 米ドル高の傾向が、維持されている。ドルインデックスは、昨日(3月25日)92.94まで上昇し、ユーロ/米ドルは1.1761ドルまで下落、米ドル/円も109円前半を再打診した。
ドルインデックス 日足(出所:TradingView)
ユーロ/米ドル 日足(出所:TradingView)
米ドル/円 日足(出所:TradingView)
 モメンタムは、なお限定的であるものの、2021年年初来安値を起点とした米ドル全体の切り返しが、新たな段階に入...
米ドル/円は、109.86円の打診を有力視! FOMC後の値動きが米ドルの底堅さを証明 ブログ

米ドル/円は、109.86円の打診を有力視! FOMC後の値動きが米ドルの底堅さを証明

■FOMC後の米ドル売りは長く続かなかった FOMC(米連邦公開市場委員会)通過後、米ドル全体がいったん売られたものの、長くは続かなかった。昨日(3月18日)また買われ、FOMCのハト派声明を受けた下落分を、ほぼ取り戻している。
ドルインデックス 4時間足(出所:TradingView)
 米長期金利の上昇傾向が続き、足元の米10年物国債利回りは1.714%に乗せている。ナスダックや、原油など商品の下落もあって、米ドル売りの地合いではないことが明らかだ。
 とはいえ、株...