陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

米ドル/円の120円が2021年内に実現しても サプライズなし! 5年溜まったマグマが噴出! 行けるところまで円安相場についていけ! ブログ

米ドル/円の120円が2021年内に実現しても サプライズなし! 5年溜まったマグマが噴出! 行けるところまで円安相場についていけ!

為替市場は円の独歩安、米ドル/円は114円の節目を突破 リスクオンでもリスクオフでも円安であり、円の独歩安――今週(10月11日~)に入ってからの市況は、このような表現の方が適切ではないかと思う。
 米ドル/円は114円の節目をクリアし、前回のコラムで指摘した「2021年年内115円の大台」のターゲットは、もはや短期スパンの目標と化した。
【参考記事】●岸田ショックで日経平均が3100円超暴落してもなぜ米ドル/円は1円26銭しか反落しなかった?(2021年10月8日(金)、陳満咲杜)
米ドル/円 日...
岸田ショックで日経平均が3100円超暴落しても なぜ米ドル/円は1円26銭しか反落しなかった? ブログ

岸田ショックで日経平均が3100円超暴落しても なぜ米ドル/円は1円26銭しか反落しなかった?

岸田ショックでも米ドル/円は堅調。円はリスク回避先としての役割を失った 為替市場におけるもっとも重要かつ根本的なロジックは、他ならぬ、円はすでにリスク回避先としての役割を失ったことだ。筆者が昨年(2020年)から本コラムで繰り返し指摘してきたこの理屈は、最近の市況でよく検証され、また、よい証左となった。
 周知のとおり、菅前首相の辞任を受けた日経平均の急伸は、一転して岸田新首相の「新しい資本主義」構想で急落、日経新聞さんでも「岸田ショック」と称した記事をまとめたほどだ。日経平均の連続8営業日の急落は...
ドル/円の巨大なシンメトリカル・トライアングル は上に突き破られた。その意味を考えよ! 2021年中に115円の打診も! ブログ

ドル/円の巨大なシンメトリカル・トライアングル は上に突き破られた。その意味を考えよ! 2021年中に115円の打診も!

米ドル高は新たな段階に! 主要外貨は軒並み安値を更新 米ドル高は新たな段階に入ってきた。ドルインデックスを見ればわかるように、2020年9月以来の高値を更新し、昨年(2020年)コロナショック直後の安値水準の94.62に接近してきた。
ドルインデックス 日足(出所:TradingView)
 当然のように、ユーロ、円や英ポンドなど主要外貨は軒並み安値を更新。そのうち、円の下落がもっとも著しい。
米ドルVS世界の通貨 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 ...
米ドルを買うなら、今は米ドル/円がイチオシ! 保ち合い長く、まだ初動! 2020年高値112. 20円へロックオンも ブログ

米ドルを買うなら、今は米ドル/円がイチオシ! 保ち合い長く、まだ初動! 2020年高値112. 20円へロックオンも

9月FOMC以降、市況は一進一退 9月FOMC(米連邦公開市場委員会)通過後、一進一退の市況となっている。
 FOMC自体、大したサプライズはなかったと思うが、マーケットはまず米ドル買い優勢の展開となり、ドルインデックスは一時93半ばをトライした。しかし、昨日(9月23日)大きく反落、FOMC通過後の上昇幅をほぼ帳消しとし、行って来いの状況を示している。
ドルインデックス 日足(出所:TradingView)
 今回のFOMCのポイントは、以下の3つにまとめられるかと思...
米ドル全体が上昇しても米ドル/円はまたも 蚊帳の外!? ブレイクを待つのが賢明か ブログ

米ドル全体が上昇しても米ドル/円はまたも 蚊帳の外!? ブレイクを待つのが賢明か

ドルインデックスは底堅く、クロス円は軟調に推移 前回のコラムでは、米ドル全体の底堅さを指摘させていただき、クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)全般の弱含みも推測していた。目先までの市況、基本的にそのとおりの展開となっているのではないかと思う。
【参考記事】
●米雇用統計の結果が悪かったにもかかわらず米ドル全体はなぜ反騰?ドルインデックスは「ソーサーボトム」を形成中(2021年9月10日、陳満咲杜)
ドルインデックス 日足(出所:TradingView)
世界の通貨VS円 日足(リア...
米雇用統計の結果が悪かったにもかかわらず 米ドル全体はなぜ反騰? ドルインデックスは「ソーサーボトム」を形成中 ブログ

米雇用統計の結果が悪かったにもかかわらず 米ドル全体はなぜ反騰? ドルインデックスは「ソーサーボトム」を形成中

想定より悪い米雇用統計結果でドルインデックスが反騰してきた理由とは? 前回の本コラムでは、米雇用統計の数字を問わず、米ドル全体の反落が一服する可能性を指摘していたが、結果的に予想どおりの展開となった。米雇用統計の数字自体は想定より悪かったが、米ドル全体が一段と下落する展開にはならず、むしろ反騰してきた。
【参考記事】
●米雇用統計のサプライズは予測数値との差より市場センチメントとの差の方が重要! 目先の市場センチメントは?(2021年9月3日、陳満咲杜)
ドルインデックス 4時間足 (出所...
米雇用統計のサプライズは予測数値との差 より市場センチメントとの差の方が重要! 目先の市場センチメントは? ブログ

米雇用統計のサプライズは予測数値との差 より市場センチメントとの差の方が重要! 目先の市場センチメントは?

菅首相退陣報道でも円売りは限定的、米雇用統計待ちか 菅首相の退陣が伝わり、日経平均は急騰したものの、円売りの勢いは執筆中の現時点まででは限定的とみられる。やはり米雇用統計待ちというところだろうか。
日経平均 1時間足(出所:TradingView)
米ドル/円 1時間足(出所:TradingView)
 もっとも、先月(2021年8月)発表された米雇用統計は予想より良かった。予想より良かったという感触の大半は、実は先月(8月)発表の米ADP雇用統計がかなり悪かったので、それとのギ...
ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の 発言内容がどうであっても米ドル高トレンドは 変わらず! ブログ

ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の 発言内容がどうであっても米ドル高トレンドは 変わらず!

注目されるジャクソンホールでのパウエルFRB議長講演、事前の予測はすべて憶測! 主要国の中央銀行首脳らが参加する経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が本日(8月27日)開催され、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長の講演が注目される。
 テーパリングの開始時期、すなわち金融政策正常化のスケジュールが議長さんの口から示されると期待され、相場の行方を占う上で重要なポイントであることは言うまでもない。
【参考記事】
●ジャクソンホール会議が行われる建物はジャクソンホール? ...
米ドル高は本物。市場関係者の想像を はるかに超えるスケールで、雄大なトレンドに!? ブログ

米ドル高は本物。市場関係者の想像を はるかに超えるスケールで、雄大なトレンドに!?

ユーロ/円の安値割り込みで、鮮明になった2つのポイント 前回のコラムでは、ユーロ/円の安値再更新を警戒すべきだと指摘した。その指摘どおり、ユーロ/円は7月安値を割り込み、続落の勢いが増している。
【参考記事】
●ユーロ/円の7月安値割れを警戒! なぜ、ユーロ/円の動向が一番重要なのか?(2021年8月13日、陳満咲杜)
ユーロ/円 日足(出所:TradingView)
 ユーロ/円の動向は重要であることも繰り返し指摘してきたとおりで、ユーロ/円の安値割り込みにより、以下の2つのポ...
ユーロ/円の7月安値割れを警戒! なぜ、ユーロ/円の動向が一番重要なのか? ブログ

ユーロ/円の7月安値割れを警戒! なぜ、ユーロ/円の動向が一番重要なのか?

ユーロ/米ドルは三尊天井が成立した可能性大。これから1.11ドルをめざす息の長い下落トレンドに 前回のコラムでは「米雇用統計の予測は無視し、相場の内部構造に専念すべきである」ことを再度説き、ユーロ/米ドルのベア(下落)トレンドの継続を有力視していた。
【参考記事】
●米ドル/円は米雇用統計後にどう動く?米雇用統計の予測に限ってはエコノミストも小学生も大差なし!?(2021年8月6日、陳満咲杜)
 その後の市況は想定どおりの展開で、ユーロ/米ドルが1.17ドルの節目へ接近したことも...