ペイパル・M0・ムーンペイ、独自ステーブルコイン開発基盤「PYUSDx」稼働開始

M0が技術基盤、ムーンペイが準備資産の保有を担当

ステーブルコイン基盤開発のエムゼロ(M0)が、米決済大手ペイパル(PayPal)および暗号資産(仮想通貨)決済企業ムーンペイ(MoonPay)と共同で展開する開発基盤「PYUSDx」の稼働開始を9月9日に発表した。

PYUSDxは、米ドル建てステーブルコイン「ペイパルUSD(PayPal USD:PYUSD)」を裏付けに、企業や開発者が独自のステーブルコインを構築できる基盤だ。M0とムーンペイは今年2月27日に同基盤を発表していた。

M0は、PYUSDxの技術基盤を構築した。ムーンペイは、ムーンペイ・デジタル・アセッツ(MoonPay Digital Assets Limited)を通じて、PYUSDxの裏付けとなるPYUSDを保有する。

開発者は、独自トークンの名称やシンボル、報酬の分配方法、アカウントの凍結などを設定できるという。また、同基盤はイーサリアム仮想マシン(EVM)互換チェーン間のブリッジに対応する。

同基盤で構築されたトークンは、オンチェーン上の流動性を利用して、PYUSDや米ドル建てステーブルコイン「USDC」と交換できるとのこと。

発表によると、9月9日時点でサターン(Saturn)、コンクリート(Concrete)、キャップ(Cap)の3プロジェクトが同基盤上で稼働している。PYUSDx上での処理額は、1億ドル(約153億円)を超えているという。

また、USD.AIとフェアブロック(Fairblock)も、年内に同基盤上で稼働する予定とのこと。

なお、裏付け資産のPYUSDは、パクソス・トラスト・カンパニー(Paxos Trust Company, N.A.)が発行する。PYUSDの準備資産は、米ドル預金や米国債などで構成される。

また、2月の発表では、PYUSDx上で発行されるトークンはペイパルの商品・サービスには該当せず、ペイパルやベンモ(Venmo)のアカウントで保有・送受信することもできないと明記されている。

なおムーンペイは、2025年11月13日に企業向けステーブルコイン発行事業の開始と、M0との統合を発表していた。ムーンペイはこの統合により、用途に応じた独自のステーブルコインを複数のブロックチェーン上で発行・管理する仕組みを企業向けに提供するとしていた。

ムーンペイは、同年に買収したアイアン(Iron)の機能も活用し、ステーブルコインの発行から資金の入出金、交換、決済までを一貫して支援するとしていた。

参考:M0
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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