アーベV4、アバランチ上でローンチ。専用RWAハブ導入の計画も

Aave V4がAvalancheでローンチ

分散型金融(DeFi)プロトコル「アーベ(Aave)」の新バージョン「アーベV4(Aave V4)」が、アバランチ(Avalanche)上で稼働を開始した。アーベの公式Xで7月16日に発表された。

アーベV4では、流動性を集約するハブと、貸し借りの機能を担う複数の市場(スポーク)を分けた「ハブ・アンド・スポーク(Hub and Spoke)」と呼ばれる設計が導入されている。各市場は共通の流動性ハブを利用しながら、市場ごとに担保資産や借入対象資産、リスク条件を設定できる。これにより用途の異なる市場を設けつつ、流動性が市場ごとに分断されることを抑えられるという。

今回のアバランチ展開に伴い同ネットワーク上には、複数市場で利用される流動性を集約するアーベV4基盤「コアリクイディティハブ(Core Liquidity Hub)」が構築されたとのこと。

今回の展開では、同ハブを基盤に、一般用途のメイン(Main)、アバランチのネイティブトークン「AVAX」のリキッドステーキング戦略に特化したAVAXコリレイティッド(AVAX Correlated)、法定通貨連動型ステーブルコインを扱うフォレックス(Forex)の3市場が設けられた。

メイン市場は、複数の暗号資産(仮想通貨)やステーブルコインの借入に対応する一般用途の市場だ。利用者は「WAVAX」、「BTC.b」、「USDC」、「USDT」、「WETH.e」を担保として供給し、これらの資産に加えて「EURC」を借り入れられる。

AVAXコリレイティッド市場は、リキッドステーキングトークン(LST)「sAVAX」を担保として供給し、「WAVAX」を借り入れられる。

フォレックス市場では「USDC」、「USDT」、「EURC」を、担保資産と借入資産の双方として相互に利用できる。同市場は、法定通貨に連動するステーブルコイン間の取引やヘッジを想定している。また、「EURC」の二次市場における流動性が限られていることを考慮し、ローンチ時には保守的な上限が設定された。

今後は、専用RWA(現実資産)ハブについて、アーベDAO(Aave DAO)に別途ガバナンス提案が行われる予定だ。同DAOが承認した場合、機関向けの担保資産をコア流動性プールから分離し、独立したリスク設定で扱う同ハブが導入される計画だ。

今回のアーベV4展開は、アーベの開発を主導するアーベラボ(Aave Labs)がアーベDAOのサービスプロバイダーとして提案し、同DAOのガバナンス手続きを経て実施された。

なお、アーベV4は3月30日にイーサリアム(Ethereum)上で稼働を開始した。今回のアバランチ展開は、アーベV4がイーサリアム以外のブロックチェーンに展開された初の事例となる。

参考:アーベ
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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