ロビンフッド・チェーン、DEX取引高が約5.8億ドルを記録。ミームコイン取引活発化が背景か

ミームコイン取引の活発化がDEX取引高を押し上げか

ロビンフッド(Robinhood)が展開するレイヤー2ブロックチェーン「ロビンフッド・チェーン(Robinhood Chain)」の分散型取引所(DEX)取引高が7月8日に約5億8,110万ドル(約940.5億円)を記録した。

DEX取引高は、ブロックチェーン上で成立した暗号資産(仮想通貨)の売買額を示す指標で、ネットワーク上の取引の活発さを測る目安の一つとされる。今回のデータは、オンチェーン分析プラットフォーム「デューン(Dune)」で公開されているコミュニティダッシュボード「ザ・ロビンフッド・トレンチズ(The Robinhood Trenches)」から確認できる。なお、同ダッシュボードはオンチェーン分析を行うアダム・テック(Adam Tehc)氏が作成したものだ。

テック氏が公開したダッシュボードによると、7月8日のDEX取引高約5億8,110万ドル(約940.6億円)の大半はユニスワップ(Uniswap)経由だった。内訳は、ユニスワップV3(Uniswap V3)が約4億6,310万ドル(約749.6億円)、ユニスワップV2(Uniswap V2)が約7,090万ドル(約114.8億円)、ユニスワップV4(Uniswap V4)が約4,710万ドル(約76.2億円)となっている。

一方、同ダッシュボードにおける7月7日のDEX取引高は約3,998万ドル(約64.7億円)だった。そのため、7月8日の取引高は前日比で約14.5倍に急増したことになる。この背景として注目されているのが、ミームコイン取引の活発化だ。ミームコインは短期間に売買が集中しやすく、DEX取引高を大きく押し上げる傾向がある。

ロビンフッド共同創業者兼CEOのウラジミール・テネフ(Vlad Tenev)氏は7月8日、自身のXアカウントで、「ロビンフッド・チェーンをRWAに最適なチェーンとして構築している一方、ミームにも非常に適している」と投稿した。

テック氏によると、このテネフ氏の投稿以降、ロビンフッド・チェーン向けトークンローンチパッド「ノクサ(NOXA)」では2,600以上のミームコインが作成されたという。また、16,000以上のアクティブウォレットも確認されたとのことだ。これらのデータについては、同氏が公開するダッシュボードでも確認できる。

テック氏は、こうしたミームコイン取引の活発化がロビンフッド・チェーンのDEX取引高を押し上げたとの見方を示している。

Robinhood Chainの利用拡大はArbitrumにも恩恵

ロビンフッド・チェーンは、株式や暗号資産の取引サービスを提供するロビンフッドが7月1日にメインネットを公開したイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ブロックチェーンだ。同チェーンはレイヤー2スケーリングソリューション「アービトラム(Arbitrum)」の「アービトラム・プラットフォーム(Arbitrum Platform)」を用いて構築されている。

オフチェーン・ラボ(Offchain Labs)共同創業者のスティーブン・ゴールドフェダー(Steven Goldfeder)氏は7月9日、自身のXアカウントで、企業によるアービトラム・プラットフォームの採用がアービトラムエコシステムの収益につながる仕組みについて投稿した。

同氏は、企業によるアービトラム・プラットフォームの採用が進めば、アービトラムエコシステムも収益面で恩恵を受けられるとの考えを示した。

ロビンフッド・チェーンを含むアービトラムの対象チェーンでは、プロトコルの純収益の10%がアービトラムエコシステムへ還元される。還元先の内訳は、8%がアービトラムDAO(Arbitrum DAO)のトレジャリー、2%が開発資金に充てられるとのことだ。

一方、アービトラム・ワン(Arbitrum One)で発生したプロトコルの純収益は、100%がアービトラムDAOのトレジャリーへ還元されるとのことだ。

この仕組みにより、今後ロビンフッド・チェーンの利用拡大に伴ってプロトコルの純収益が増加すれば、アービトラムエコシステムも経済的な恩恵を受ける可能性がある。

参考:Duneテック氏投稿1テック氏投稿2アービトラムドキュメント
画像:iStocks/Peach_iStock

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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